19日の金曜夕刻に発生した新幹線姫路駅での人身事故で、週末の東海道・山陽新幹線は本来の終発時刻付近まで運転を見合わせ、終日ダイヤが混乱しました。出張帰りに単身者を中心とした帰宅ラッシュが重なる金曜夕刻ですから影響は大きく、一番あってはならない時間帯の事故といえます。
しかしこの事故、対応はどうでしょうか。自殺者とみられる人身事故だからJRの責任じゃない、と予防線を張る人も少なくないようですが、例によってその後の対応が混乱を拡大したわけで、その意味ではJRの対応がここまでの「事故」にしたとしか言えません。
常識的発想として、姫路の事故と聞いて、新大阪から東京に帰る、あるいはその逆の人にとって、新幹線が21時過ぎまで止まるとは夢にも思わないわけです。「勝手運休」だって山陽と東海道の運休時期は連動しておらず、山陽が止まったから東海道も全線ということに納得するお人よしはいません。
人の手配ガー、車両の手配ガー、と頼まれもしないのに理由をつける人もいますが、山陽から上がってこないかわりに山陽に行けない編成がいますよね。乗務員は新大阪でそもそも交替してますよね。そして500系などカスタム編成の東海道乗り入れを否定する際に金科玉条のように唱えていた、16両編成1323名の定員を厳守することで異常時に折り返しなどの対応を容易にしていたんじゃないんですか。
東海道区間では300㎞運転の必要もなく、加減速の問題があるとはいえノーマル700系でもそこまで遅れませんよ。指定券対応ガー?どうせ全額払い戻しでしょ。一定の時刻から区間運休扱いの正常ダイヤにできるでしょ。あるいは死文化した遅れ承知での対応でしょ。特に遅れ承知を使わないのは半額でも収入を確保しない会社に対する損害行為でしょうに。
数年前にあった正月の有楽町での火災での対応もそうでしたが、事故発生時の対応が全く準備されていないんでしょう。異常時対応ガー、と言われる数々の仕組みが全く生きていない。仏作って魂入れずの典型ですが、そこは社会派諸氏は華麗にスルーしていますね。
駅で駅員に罵声を浴びせる人がいたことに対しては、口を極めて批判する社会派、事業者無謬の面々ですが、プロが全く異常時対応をできていない、しかも一番リカバリーを迅速に打たなければならない金曜夕刻に漫然と全線運休を続けるという、プロとしてあるまじき、素人目に見てもおかしい事態に直面したら、「何をやってんだ」と怒鳴るのはともかく、嫌みの一つでも言わないと、という気になるのは人間として当然の感情でしょう。
きっかけは人身事故という責任外の出来事であっても、その後の推移、経緯は事業者のボーンヘッドに過ぎません。それで貴重な時間を空費する、秋の行楽シーズンですから、家に帰って土曜日は家族でお出かけとか、運動会などのイベントに参加、という人も少なくないでしょうに、その計画がめちゃくちゃにされた。感情論で言えば、「怒鳴られて当然」の不細工な対応をしていたという自覚がないんでしょうね。いや、当事者はそれでもプロですから下手打ったという自覚と矜持があるでしょうが、ネットで事業者無謬の言動を繰り返す人は、恐ろしいまでの無神経というか鈍感と言わざるを得ません。
しかしこの事故、対応はどうでしょうか。自殺者とみられる人身事故だからJRの責任じゃない、と予防線を張る人も少なくないようですが、例によってその後の対応が混乱を拡大したわけで、その意味ではJRの対応がここまでの「事故」にしたとしか言えません。
常識的発想として、姫路の事故と聞いて、新大阪から東京に帰る、あるいはその逆の人にとって、新幹線が21時過ぎまで止まるとは夢にも思わないわけです。「勝手運休」だって山陽と東海道の運休時期は連動しておらず、山陽が止まったから東海道も全線ということに納得するお人よしはいません。
人の手配ガー、車両の手配ガー、と頼まれもしないのに理由をつける人もいますが、山陽から上がってこないかわりに山陽に行けない編成がいますよね。乗務員は新大阪でそもそも交替してますよね。そして500系などカスタム編成の東海道乗り入れを否定する際に金科玉条のように唱えていた、16両編成1323名の定員を厳守することで異常時に折り返しなどの対応を容易にしていたんじゃないんですか。
東海道区間では300㎞運転の必要もなく、加減速の問題があるとはいえノーマル700系でもそこまで遅れませんよ。指定券対応ガー?どうせ全額払い戻しでしょ。一定の時刻から区間運休扱いの正常ダイヤにできるでしょ。あるいは死文化した遅れ承知での対応でしょ。特に遅れ承知を使わないのは半額でも収入を確保しない会社に対する損害行為でしょうに。
数年前にあった正月の有楽町での火災での対応もそうでしたが、事故発生時の対応が全く準備されていないんでしょう。異常時対応ガー、と言われる数々の仕組みが全く生きていない。仏作って魂入れずの典型ですが、そこは社会派諸氏は華麗にスルーしていますね。
駅で駅員に罵声を浴びせる人がいたことに対しては、口を極めて批判する社会派、事業者無謬の面々ですが、プロが全く異常時対応をできていない、しかも一番リカバリーを迅速に打たなければならない金曜夕刻に漫然と全線運休を続けるという、プロとしてあるまじき、素人目に見てもおかしい事態に直面したら、「何をやってんだ」と怒鳴るのはともかく、嫌みの一つでも言わないと、という気になるのは人間として当然の感情でしょう。
きっかけは人身事故という責任外の出来事であっても、その後の推移、経緯は事業者のボーンヘッドに過ぎません。それで貴重な時間を空費する、秋の行楽シーズンですから、家に帰って土曜日は家族でお出かけとか、運動会などのイベントに参加、という人も少なくないでしょうに、その計画がめちゃくちゃにされた。感情論で言えば、「怒鳴られて当然」の不細工な対応をしていたという自覚がないんでしょうね。いや、当事者はそれでもプロですから下手打ったという自覚と矜持があるでしょうが、ネットで事業者無謬の言動を繰り返す人は、恐ろしいまでの無神経というか鈍感と言わざるを得ません。