拠点間を結ぶ交通機関は必ずしも最短距離を結ぶわけではなく、一件不可解に見えるコースを取ることもあります。しかしそれは理由を聞けば納得するわけで、そのコース選択に合理性があるからです。
よくあるケースとしては、需要を拾うため、というもの。ローカルバスで幹線道路を走らずに裏道、旧道に点在する集落を縫って走るのはその典型で、時短効果よりもバスへのアクセスが悪くなって乗らなくなることの方が問題という当たり前の認識です。
また鉄道のように勾配による影響が少ないことから(自動車が通れる水準であれば極端な差はつかない)、バスが通るのがやっとというような道路に分け入ることもあります。これは迂回というよりも短絡目的の事が多く、あわせて需要を拾うために無理なく無駄なくコースを引いている時に発生するようです。
高速バスにおいてもそういうケースはあるわけで、松江道の全通で消えましたが、広島&ト子の高速バスはその典型でした。
つまり、高速道路だけで行ける両都市ですが、中国道から米子道だと岡山県に大きく入った落合JCT経由となり三角形の二辺を迂回するため、広島発だと中国道を庄原ICで降りてしまい、R183などを経由して一般道だけで米子に向かっていました。(しかも当初は落合JCT~米子道経由の設定があったのに止めた)
大都市近郊だと神姫バスの西脇急行でしょうか。三木から第二神明玉津ICに出て、第二神明、阪神高速経由で三ノ宮に向かう系統がありましたが、これもショートカットになる県道を使った御坂経由で箕谷に出て、新神戸TNを経由するようになっていますが、衝原ダム湖畔の曲がりくねった道を通るほうが近くて信頼性があるという判断です。
一方でちょっとでも高速道路を使えば速い、という判断であれば高速を使います。神姫バスの恵比須快速は神鉄粟生線沿線から箕谷に向かうルートで、藍那*・谷の1区間だけ阪高北神戸線を通りますが(新神戸TNの阪高編入まではなんとも贅沢な利用法でした)、藍那ランプから西鈴蘭台まで出て4車線道路でひよどり台や箕谷に出るよりも、同エリアで集客はしていないので、わずか1区間に高速料金を払ってでも時短効果が高い、という判断でした。
(ちなみに恵比須快速は西神道の神戸西ICの真ん前を通りますが、藍那までの間で布施畑IC・JCT経由にしないのは、県道経由がショートカットだからです)
このようにバス会社は合理的理由を持って経路を選択しており、そこに何の不思議もありません。まあ強いて言えば誰もが不思議に思うケースがあるとすれば、それは路線権が絡むケースであり、確かに理不尽なコース設定になる事が多いですが、それは一目瞭然という事が大半です。
よくあるケースとしては、需要を拾うため、というもの。ローカルバスで幹線道路を走らずに裏道、旧道に点在する集落を縫って走るのはその典型で、時短効果よりもバスへのアクセスが悪くなって乗らなくなることの方が問題という当たり前の認識です。
また鉄道のように勾配による影響が少ないことから(自動車が通れる水準であれば極端な差はつかない)、バスが通るのがやっとというような道路に分け入ることもあります。これは迂回というよりも短絡目的の事が多く、あわせて需要を拾うために無理なく無駄なくコースを引いている時に発生するようです。
高速バスにおいてもそういうケースはあるわけで、松江道の全通で消えましたが、広島&ト子の高速バスはその典型でした。
つまり、高速道路だけで行ける両都市ですが、中国道から米子道だと岡山県に大きく入った落合JCT経由となり三角形の二辺を迂回するため、広島発だと中国道を庄原ICで降りてしまい、R183などを経由して一般道だけで米子に向かっていました。(しかも当初は落合JCT~米子道経由の設定があったのに止めた)
大都市近郊だと神姫バスの西脇急行でしょうか。三木から第二神明玉津ICに出て、第二神明、阪神高速経由で三ノ宮に向かう系統がありましたが、これもショートカットになる県道を使った御坂経由で箕谷に出て、新神戸TNを経由するようになっていますが、衝原ダム湖畔の曲がりくねった道を通るほうが近くて信頼性があるという判断です。
一方でちょっとでも高速道路を使えば速い、という判断であれば高速を使います。神姫バスの恵比須快速は神鉄粟生線沿線から箕谷に向かうルートで、藍那*・谷の1区間だけ阪高北神戸線を通りますが(新神戸TNの阪高編入まではなんとも贅沢な利用法でした)、藍那ランプから西鈴蘭台まで出て4車線道路でひよどり台や箕谷に出るよりも、同エリアで集客はしていないので、わずか1区間に高速料金を払ってでも時短効果が高い、という判断でした。
(ちなみに恵比須快速は西神道の神戸西ICの真ん前を通りますが、藍那までの間で布施畑IC・JCT経由にしないのは、県道経由がショートカットだからです)
このようにバス会社は合理的理由を持って経路を選択しており、そこに何の不思議もありません。まあ強いて言えば誰もが不思議に思うケースがあるとすれば、それは路線権が絡むケースであり、確かに理不尽なコース設定になる事が多いですが、それは一目瞭然という事が大半です。