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Straphangers’ Room2022

旧Straphangers' Eyeや習志野原の掲示板の管理人の書きなぐりです

男系維持、傍系継承容認のはずだが

2025-01-03 00:29:35 | 歴史
年末になってダメを押そうとしたか、焦ったのか、例の神道研究家が両陛下、上皇両陛下、秋篠宮両殿下も女系天皇を前提にしておられる、と忖度どころではない不敬記事を垂れ流しています。
女系といっても愛子内親王殿下の話であり、決して佳子内親王殿下ではないという前提がお里が知れるというか「馬の骨」の走狗という馬脚を顕しています。「廃太子」という反逆を行うことを前提としない限り、秋篠宮殿下、悠仁親王殿下による継承を経て、「神武朝」の男系男子による継承が途絶えたのであれば、男系女子による継承を経て、「新王朝」を容認するかどうかの話になります。

ただし「神武朝」の男系である旧皇族(しかも明治天皇か昭和天皇の女系子孫)を差し置いて「新王朝」を起こすのかどうか。南北朝どころか「簒奪」ですからね。特権階級を認めない日本国憲法への抵触もまた議論されないといけないでしょう。憲法制定時に厳として存在していた「神武朝」の維持ではなく、あらたに「馬の骨」朝を興すのですから。
そして「廃太子」でなければ、悠仁内親王殿下の「次代」は、現在は姉である佳子内親王殿下であり、愛子内親王殿下はその次です。また悠仁親王殿下に内親王殿下が生まれれば、その方が第一順位となり、その後佳子内親王殿下と続くことになります。

女系継承をするのであれば、それしかないわけで、あからさまな愛子内親王殿下の待望論を振りかざす連中は、正統の継承者2名を「廃して」継承順位を変えようとしています。既に「皇嗣」として事実上の立太子をしている以上、あとから高順位の継承者が誕生しないのに「廃嫡」はあり得ません。それは臣下であれば「クーデター」ですし、皇位であれば「簒奪」です。それを公然と口している神道研究家やそれを重用する経済誌などの勢力は、我が国の伝統、いや、「国体」を破壊する存在として厳しく指弾、排除すべき存在でしょう。

いや、本当に皇室がそうお考え、という工作員が湧いてくるでしょうが、両陛下以外の皇族方は、正統な継承を前提に行動されています。上皇陛下が退位の意向を示された際、侍従に光格天皇の事例を研究させたのはそれを明確に示しています。
光格天皇は約200年前、最後の生前退位(譲位)の先例であると同時に、傍系への継承となった最後の事例です。直系の断絶で閑院宮家から即位したわけで、直系相続が不可能になれば、原則通りに傍系に移行する、その時のために伏見宮家や閑院宮家といった世襲親王家が存在していたのですから。

秋篠宮家はいわずもがな。小泉政権が皇室典範を改正して女系相続という皇位簒奪を実現させる寸前まで持ってきましたが、秋篠宮両殿下が悠仁親王殿下を設けられて小泉政権の皇位簒奪計画を白紙に追い込みました。高齢出産のリスクを冒し、いわゆる「恥かきっ子」ともいえるくらいの年の差をものかわとして親王殿下を設けられたのも、皇位継承への危機感です。同時期に三笠宮家の寛仁親王殿下が月刊誌で皇室典範改正に反対の陣を張って、朝日新聞から社説で「黙れ」と言われましたが(もちろん「もう発言を控えられては」という表現ですが、意図は「黙れ」であることは言うまでもない)、殿下は「三笠宮一族の総意」と言い切っており、女性宮家を創設するのであれば対象となり得る三笠宮家と高円宮家の女王殿下もまた皇位簒奪に反対ということでしょう。

そうした先例を知っていながらよくぞまあ皇族の意向を騙れるものです。皇族方が自分たちの家系の話でありながらこれに関して明確な意思表示を立場上できないことをいいことに、「意向」まででっちあげるのですから、いよいよこの国の簒奪計画が大詰めを迎えたということなのかもしれません。



「主上ご謀反」というしかないのか

2024-12-15 12:20:19 | 歴史
秋篠宮殿下がメディアやネットに蔓延る「バッシング」に苦言を呈された問題で、「国民を敵視」とかさらにメディアが煽っています。まあそうしたメディアの大半が「馬の骨」派に重なるわけで、受け流せばいい、とか言うもっともらしい意見も、現実は秋篠宮殿下と一家をバッシングして貶めることが目的ですから、「目的達成」までは決してやまないでしょう。その「目的」を考えると、反撃しないといけない、という悲しい現実というか、そこまで我が国の皇統が追い込まれているのです。いつも言っているように、じわじわと権威をはぎ取って簒奪したエチオピア革命との相似性がある一連の動き、ついに皇統簒奪のなりふり構わない動きが顕在化しているんでしょう。

「馬の骨」派はあと一押しとみて正体を露骨に表しつつありますが、過去の「皇統」を巡る問題と違うのは、系統の問題ではなく簒奪になることです。そしてはっきり言いましょう、当代がそれを望んでいるとしか思えないことが事態を重大な以降に向かわせているのです。「天壌無窮の神勅」を仰ぐはずの存在が、血縁はあるが原理に反する「新王朝」への意向を明らかに考えています。「女性宮家」の設置にしても、秋篠宮家、三笠宮家、高円宮家に女性皇族がいるのですから等しく考えるべきところ、事実上愛子内親王殿下のみを念頭に置いている格好です。当然簒奪が現実のものになれば「女性宮家」はなかったものになり、女系新王朝が誕生しますから。

正統が危うくなった時に通常であれば「家長」は正統を守るべく発言、行動します。
徳川将軍家で2代将軍夫妻が長男ののちの3代将軍ではなく弟の駿河大納言を将軍位に就けようという意欲を隠さなかったことを春日局が大御所に報告し、大御所が江戸に出向いて誰が後継者かを示しやエピソードは有名です。
また昭和天皇が当初内親王しか産まれず側室を置けばと進言された際に、弟である秩父宮、高松宮、三笠宮の三直宮がいるからと拒んだのもそうでしょう。正統がいるのだから正統に受け継げばいいという当たり前の対応です。

あるいは正統を枉げる動きはそれが「天皇」であっても否定されるのが歴史的事実です。歴史は曲ったことであれば最高権威であっても厳しく批判、否定しますからね。本来「朕は国家なり」のはずなのに「主上ご謀反」という言葉があることはその典型です。
弓削道鏡に皇位を譲ろうとした称徳天皇はどう評価されているか。天壌無窮の神勅を守るべしとした宇佐神宮の神勅を伝えた和気清麻呂は称徳帝にこそ位を奪われ汚い名前に改称させられるようなハラスメントを受けましたが、歴史は「皇統を守った英雄」として長く称賛されていますよね。皇居前の大手町にも銅像が立っています。

正統が2つの系統に分かれた南北朝と違い、このままであれば正統を廃止して「馬の骨」王朝が誕生するのです。
なぜそれを皇統を守るべき最大の存在が否定しないのか。そして「臣下」も「馬の骨」まで仰ぐのか。憲法は帰属などの存在を明示的に認めていません。憲法制定時の例外である「神武朝」以外を特権階級として仰ぐことはできません。

しかし現実は「国を挙げての」簒奪を進めているような状態です。それに加担していることが歴史の審判に耐えうるのか。
いよいよ本性を現した時に、そして取り返しがつかない結果が確定した時に、どこぞの県知事選じゃないですが「そんなはずじゃ」「そんなのしらなかった」とは言えませんからね。



くやしいのう

2024-12-13 20:54:47 | 歴史
被団協がノーベル平和賞を受賞したことで歯ぎしりしている勢力が、国家賠償を拒む政府批判を予定外でスピーチに挿入したことで、それっ、とばかりに批判していますね。香ばしく「政府批判はケシカラン」と言い放ったり、お約束の世界です。

平和運動をいかにネガティブに語るかがお作法のネトウヨ界隈にとってはまさかの受賞だったんでしょうね。政府も受賞を肯定的に評価しているからはしごを外された格好だっただけに、ようやく生色を取り戻したという感じですが、戦災に対する国家賠償の問題はネトウヨが騒ぐような単純な話ではなく、逆に無い袖は振れないし認めると国家が破綻しかねないから司法もグルで強引に否定してきたという「寝た子」を起こす話になります。

被団協の価値は、まがいなりにも政治団体化した原水協や原水禁から独立した存在ということにあります。
「不思議なことに」東西冷戦期には反核の平和団体というと被団協ではなく原水禁、原水協が大きく扱われてきましたが、政治性を批判することが可能になった冷戦終了後は政治団体と距離を置いた被団協が代表的な存在となっています。
でも反政府ガー、という出来の悪い人が湧いてきますが、じゃあ被団協は被爆者に泣き寝入りを促す団体なのか。そうした主張もしない物分かりのいい団体だったらかえって薄気味悪いですよ。

今回のスピーチを批判するネトウヨ連中は、もともと国家賠償を求め続けてきたことも知らないんでしょうね。そこまで踏まえての平和賞という評価であり、政府だって馬鹿じゃないですから、受け容れられなくてもその主張は理解して、そして評価しているのです。脊髄反射的なネトウヨだけが騒いでいるのです。

マジレスすると、戦争で民間が蹂躙されるというのは第二次大戦からであり、それまでは蹂躙されることはあっても賠償すべき政府が滅亡していますからどうしようもなかったわけです。
第二次大戦以降でも民間に大きな被害が出た戦争は総じてその国家が滅亡あるいは政府が崩壊しており、賠償主体となるべき存在がいなかったわけで、過去に例がないではなく過去に事実上事例がなかっただけです。

結局勇ましいことを言っても「平和路線」の恩恵を受けているわけで、それを忘れているさまは何とも滑稽です。




目指すは廃太子という歴史的異常事態

2024-12-03 22:29:27 | 歴史
「馬の骨」派がまたぞろ蠢動しています。
その意味では三笠宮妃の薨去をきっかけに三笠宮家の「内紛」をあげつらうメディアが目に付きますが、「女性宮家」となると三笠宮家の女王お2人と高円宮家の女王お1人も対象となるので、「ライバルの芽を摘む」動きでしょう。特に三笠宮家の女王殿下は彬子女王が著書などで注目を集めているだけに、「危機感」を抱いているんでしょう。父君である寛仁親王がメディアで女系継承反対論をぶち上げるなど男系継承を強く意識していたことは周知の事実であり、その際に「三笠宮一族の総意」とまで言い切っていますから、女性宮家の創設となり女王も含めるとなったら旧皇族との婚姻とか思い切った手に出る可能性を感じ取ってるのでしょうね、「馬の骨」派は。

「馬の骨」派が女性天皇、女系天皇を認めないのは憲法違反とか騒いでいますが、そもそも天皇をはじめとする皇族の存在が「憲法違反」ですからね。特権階級を認めないと明記している憲法の規定になぜ反する存在が許されているのか。制度としての天皇であれば、特権階級を認めない国家が特権階級を選出するという矛盾が生じます。当然これは「天皇」だからであり、「天皇」の定義が重要な要件です。というか、天皇の定義を変えてはいけないのです。もちろん「神武朝」として少なくとも約1500年間継続してきた王朝であり、その歴史的事実を踏まえて憲法の例外として設置しているにすぎません。

天壌無窮の神勅を持ち出すまでもなく、少なくとも継体天皇以降の天皇が男系で継承されてきたことは疑いのない事実です。時折怪しい継承がなかったとは言えませんが、怪しい継承は概ね何代か経つ間に確実に正当な継承に戻っているわけで、それをもってしても「正当な継承」すなわち「男系継承」を代々の天皇として強く意識していたといえますね。
いわんや継体天皇など「王朝交代」が強く疑われる事例でも、「神武朝」を男系継承したというストーリーを維持しており、それこそが「天皇の定義」ということに他なりません。

じゃあ「天皇」でない存在を「天皇」とできるのか。憲法制定時と異なる定義に基づく「天皇」はどう扱われるべきなのか。冒頭に戻りますが、「馬の骨朝」という特権階級を認めうるのかという憲法判断がその即位には不可欠です。
まあ「馬の骨」派のご都合主義は既に露見しているわけで、秋篠宮家の長女の内親王の臣籍降下ですら「あの一家が皇族の縁者となるのは」とあれだけの批判を繰り広げるのであれば、「馬の骨」が入り婿となるのはもっと反発しないとおかしいのですが、それは認めるどころか推進するというご都合主義です。

また女系相続へ道を開くにしても、秋篠宮殿下、また成年皇族である悠仁親王殿下を「廃太子」とするのか。
継承法を男子から長子に改めたスウェーデンでも、順位変更は当歳の男子から2歳の女子へという移行でした。成年の順位交代はその時点での継承ルールに基づく上位者の誕生のほかは見当たりませんし、成年の順位交代は何らかのトラブルが発生するか、「お家騒動」や君主をしのぐ権勢による横やりしかありません。そしてそれは当然歴史にその事実を刻むわけです。おりしも大河ドラマが描いている平安朝の全盛期における敦明親王も、「道長の圧力で廃太子」と歴史に名を残しています。ちなみにそれ以降では南北朝関係で皇位が移動した際を中心に数例が認められるだけであり、それ以前は反逆などに巻き込まれたケースでの廃太子しか出てこないので、歴史的に見ても異常な事態になります。



国連の許されざる干渉

2024-11-13 22:15:47 | 歴史
国連が我が国皇室典範に難癖をつけたようです。それに呼応するように「馬の骨」派が沸き上がっていますね。
だから愛子内親王殿下の即位を、とか、皇室典範を改正しないからこうなるとか、世論が支持するから「馬の骨」朝の皇位簒奪を容認するどころか、国連が言うから皇位簒奪を認めましょうとは恐れ入りますね。外国のお眼鏡に叶う「名家」を仰ぐとでも言ったらどうでしょう。結局これは1500年以上続く皇統という権威を何とかして破壊しようという動きの一環でしょう。

その意味では「馬の骨」派も一枚嚙んでいることが強く疑われるわけで、外国勢力の手まで借りて我が国の伝統を破壊しようとしている勢力はいったい何なのか。いよいよ本性を現したというか、最終段階になったといえます。
この手の勢力は地道に、何代もかけてでも目的を果たそうとするのです。A級戦犯の処刑が当時の皇太子(上皇陛下)誕生日だったのも単なる偶然説もありますが、将来の「天長節」を汚そう、釘を刺そうとする仕込みだったという説は説得力があります。半世紀近く経って実現しましたが、そういう発想が確実にあります。

我が国は「馬の骨」朝への皇位簒奪を容認するくらいであれば共和制とすべきでしょう。
そもそも日本国憲法は特権階級の存在を認めていませんから、「神武」朝以外の馬の骨を特権階級として認めることはできないと知るべきです。

今回許されざる干渉を行った欧米でも、「馬の骨」派も持て囃す英国王室ですら、女系相続をした時点で「ハノーヴァー」から「ザクセン=コーブルク=ゴータ」、「ウインザー」から「マウントバッテン=ウインザー」と姓が変わっています。家名はウインザーと政府は定義づけていますが、姓は変わっているし、家名と定義する人も少なくないという厳然たる事実ですからね。

もっとも、我が国が干渉を受け入れたとしても、皇嗣たる秋篠宮殿下、さらにその男系男子である悠仁親王殿下をどう扱うのか。皇位継承順位を変更して事実上の「廃太子」を断行するのか。そうなるといよいよ「簒奪」の色彩が強くなるわけで、外国勢力の力を借りて皇位簒奪を図るという一種の「外患誘致」に等しい所業といえます。
まさかその日のために「立太子」をしなかったのか。そうであれば、政府も宮内庁も皇位を破壊すべく活動していた反逆者、謀反人といえます。

どうしても干渉を受け入れるしかないのであれば、悠仁親王殿下、最悪でも「立皇嗣の礼」を実施した秋篠宮殿下を基準に女性を含めた継承にすべきでしょう。秋篠宮殿下は皇室典範特例法第5条で皇太子と同格とされていますから、皇位継承順位変更となると「廃太子」です。そして悠仁親王殿下は「皇太子の男系男子」と見做されることになりますが(秋篠宮殿下の薨去後は皇室典範第8条により「皇太孫」になり、摂政の就任順位など他の皇族とは違う存在になります)、これも「廃太孫」になります。

男女平等までは受け入れても、廃太子、廃太孫となると話は全然違いますから。
各国の王位継承でも、現行ルールの継承順位をひっくり返した事例は1980年のスウェーデンくらいであり、女性元首、女系継承は多々あれど、「廃太子」は異例中の異例といえますから、参考とすべき事例とは到底言えません。

ちなみに今回の総選挙で大きく躍進したネトウヨ政党ですが、この卑劣極まる干渉に対して何のコメントも出していません。天皇を中心にとか、国体と伝統文化を守るとか言ってますが、この一大事に何も言わないというのは馬の骨による簒奪上等というしかないわけです。結局右味を出したらネトウヨがホイホイと釣れる、というレベルのエセ保守にすぎません。