庵KM

技術屋OBの環境問題独り言

経済問題。交通問題。健康問題。そして、日本の国創り問題。快適社会問題。

何もわかっていない政治家にどのように説明するか?

2019-09-27 | 環境問題・プラスチック汚染

日本は先の大阪サミットで、議長国としての存在感を誇示するために、「海洋プラスチックごみ汚染問題」に対して、主導的役割を果たした。

日本がプラスチックのリサイクル問題では、世界の中でも優れた制度をいち早く採用して、模範となれる実績があると宣言した。

その後の改造内閣では、この課題の主幹官庁の環境大臣には、次期総理の期待度ナンバーワンの小泉進次郎氏が就任した。

しかし、環境大臣とはいえ、今までに政治活動では、環境問題に精通した時期もなく、世界での活動も一切ないようで、新米政治家である。

環境省の官僚たちは、新大臣にレクチャーするだろうが、環境省の実績として「良い事ばかりを重点的に説明」するだろう。

本当に必要なのは、新大臣にとって、日本のやるべき方向性の戦略の継続と、それを前進させるために最重要な課題を強調すべきだ。

しかし、プラスチック汚染問題では、実際のデータを都合よく解釈する説明をすると、国別でのプラスチック海洋流出量は、中国が最大だ。

最大推定量350万トン、インドネシア187万トン、以下東南アジア諸国が続いて、アメリカ20位11万トン、そして、日本は30位6万トン。

この数字をレクチャーされると、日本は優良国と言えるが、課題は?

側近の官僚たちは、新大臣に聞こえの良い話を吹き込んで、東南アジア諸国の模範的なプラスチックリサイクル主導国を目指すとおだてる。

気候変動対策では、世界から批判される悲惨な状況にあることは・・?


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