日本はプラスチック海洋汚染問題に対して、世界で最先端の目標を掲げて、『海洋プラごみゼロ』を達成目標にすると宣言しました。
これは、日本の公約であり、大量にプラスチック材料を消費する「つかう責任」を果たす現世代の役割です。
今のままの「野放図なプラスチック利用」では。確実に海洋に蓄積してしまう【プラスチックごみ】は、海水中のどこかに溜まり続ける。
これが、将来の世代にとって、豊かで多様性のある海中の生態系を損なうことは明らかです。
生態系といっても漠然としているならば、豊富な海産物の資源が減少して、【栄養豊かな海産物を食料として利用できなくなる】ことです。
日本の環境省は、日本の取組みを積極的に進める「プラスチック資源循環戦略」として、2018年10月18日に公表しました。
その基本は、要約すると「2040年までに全てのプラスチックを熱回収含めて100%有効利用する」ということに集約されます。
使用量の削減をすることや、廃棄した製品を出来るだけリサイクル利用することは、当然、優先される課題ですが、最後は廃棄されます。
そのプラスチックごみを自然界の土中に戻しても、微生物が処理できないので、土中に永久的に保存されるので、これを良しとしない。
つまり最終的には、熱回収という手段で大気中に炭酸ガスと水として、自然界に戻すことを目標とする「日本の考え方」です。(続)