Something-New

710は私の好きな数字。
西海岸をDATSUN710で走った記憶・・・
その道は今も続いている。

一滴 (ひとしずく)

2011-05-12 | Say it with Flowers


お米を育てているのです。
種もみに水を含ませ小さな芽を出させて今度はそれを土に蒔いて苗を作る・・・
そこまでにもたくさんの手間がありました。
今朝は雨の滴が 小さな芽の先にちょこんとついて それは美しいこと。

今日は職場で【故郷 ふるさと】をピアノ伴奏で歌う機会がありました。
本当に美しい言葉とその旋律。
それぞれの人にそれぞれの故郷があるのに この曲に触れるとみんなが故郷を思い描くことができる。

故郷の土を耕すことを禁じられることは その土が土でなくなることを命じられることです。
いつかも書きましたが 人はヒトの時代から土につつまれて命を繋げてきました。
木の実や草を土の恵とし 枝は燃料。
ある土はこねて壷や甕を焼いて食物を貯蔵しました。
そしてヒトが命を終えて土に還る時、ヒトはやはり土に育てられた花を手向けて
死者への弔をしました。 

それなのに「その土 剥がせ」。
剥がした土の悲しみは いつか人間に返ってくる・・・

剥がされた土の悲しみを忘れないように
今年は お米を育てます。 私なりに。

コメント
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