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我想一個人映画美的blog

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ずっとあなたを愛してる /IL Y A LONGTEMPS QUE JE T'AIME

2009-12-29 23:58:58 | 劇場&試写★6以上
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2009年最後の劇場鑑賞はこちら。
と思ったけど最後にマイケル「THIS Is IT」(3度目)で締めにしちゃった

数々の賞を受賞しているので、期待が大き過ぎたかも。
初めから最後まで淡々としていてストーリーはゆっくりと丁寧に、、、。

息子を殺した罪で15年の刑期を終えた母。

このタイトルからもサスペンスではないって分かる感じだけど、
静かで重い、人間ドラマだったのでした。



6/10

賞をたくさん受賞orノミニーされてるだけあっていい作品だとは思うけど

息子を殺してしまったということには理由があり、
折り合いのつかない母子関係も複雑で、実の妹に自分という姉の存在を知らされてもいなくて
刑期中に唯一来てくれたのがその妹であり、出所してから住まわしてくれるのも妹。
やっぱり血の繋がりって重要。
長く会っていなかった姉妹の絆を少しづつ描いていく。

兄弟でも何でも話す関係もあれば、そうじゃない関係もあるけど
話すことで分かり合える、癒されるってこともあると思うから。
殻に閉じこまらず話せる関係でありたいと、わたしは思う。

何も理由も聞かず、家族もいるのに迎えてくれる優しい妹。
たとえ息子を殺したというのに非難せずに。


感情をぶつけ合う激しいやりとりが1シーンだけある。

その姉は、息子が重病であるため 苦しみから救いたい一心で
悩んだ末に手助けをする。
そう、安楽死...

アレハンドロ・アメナーバル監督、ハビエル・バルデム主演の「海を飛ぶ夢」でも
尊厳死について深く考えさせられたけれど、
子どもを救う唯一の方法が、母親自らが、我が子を手にかけるという手段だった。
ほかに方法はなかったのか、たとえ本人が苦しんでいても、
自分で殺めるという行為はやっぱり許されないと思う。
たとえそれが愛でも、、、。6歳という幼い子どもだから、余計にそう感じてしまう。
でも実際自分の立場になれば、その気持ちも分かるのかもしれない。


その母親ジュリエットを演じたのは、クリスティン・スコットトーマス。
いつも<化ける>女優さんだけど今回も素晴らしかった。




監督脚本は世界中で出版されている「灰色の魂」、「リンさんの小さな子」の著者
フィリップ・クローデル。
妹のベトナムの娘(養女)実際の監督の養女が起用されている。


公式サイト
IL Y A LONGTEMPS QUE JE T'AIME  2008年   フランス=ドイツ  117min
12月26日より、公開中~

時間がないのでコメント欄閉じてます、ゴメンナサイ。


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