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ヴィオレッタ/MY LITTLE PRINCESS

2014-05-19 17:00:42 | 劇場&試写★6以上

 

 

 

 幼い頃から写真家である母親のモデルを務め、

1977年に発表されたスキャンダラスなヌード写真集が世界的センセーションを巻き起こしたロリータ、

エヴァ・イオネスコが自ら 監督・脚本を務めた監督デビュー作

こちら実際の写真集より↓

         

現在のエヴァ・イリオネスコ(本作の監督&脚本)

 

父の仕事の関係上、イリナ・イオネスコの作品は少しは知ってたから

いったいどんな風に娘を撮っていたのかちょっと興味があった。

 エヴァ 写真集

 

当時の実体験をもとに、実際の娘エヴァ(ヴィオレッタ)が脚本しているのだから

本作を観た母親イリナはどう思ったんだろう?という疑問が。

 

娘と母の葛藤を描いた禁断の問題作。ということで、上映にあたっては日本だけでなく

各国で問題になった。

 映画ではそこまでの詳細は描いていなかったけど

まだ幼かった自分の裸体を撮る事で、児童ポルノを作った。とエヴァが母親を訴えていたという事実。

2012年には、エヴァは少女時代の撮影と出版に対して母親を相手取り20万ユーロ(約2800万円)の損害賠償と写真の返却を求める訴訟を起こしエヴァは勝訴し、1万ユーロ(約140万円)の損害賠償と写真・ネガの引き渡しを命じる判決が出ている

 

ヌードモデルを少女時代に強要した母親への怒り。

普通の子供でいさえてもらえなかった少女の苦悩と母親との確執。

 

お姫様扱いされながら、子供の頃こそ可愛らしく積極的に楽しげに撮影に応じている感じなのが徐々に変化してくる。

成長するに従って「自分は母親のおもちゃじゃない」「これは児童ポルノだ」

「虐待にも通じる」と感じていったのは明らかだったらしく

同時に、母親が抱きしめてもくれない。自分の出世のために利用されてる。

可愛いと、大事にすらされていないと感じていたのが明確にわかる。

 

母親は母親で、もちろんエヴァを愛していたし、虐待などしていないのだけど

本人がイヤだと言ってるのに無理矢理モデルをやらせようとしていたのは確かで

実際映画として、事実をもとにこんな映画がつくられてしまった。

 

アートといってしまえばそれまでで、表現というのは幅の広い解釈が出来るものだから

子供がヌードでポーズをとって、それがエロさを感じずに美しく華やかに撮られたものだとしたら。

「これはアートだ。」と主張すればそうなのかもしれないけど

見方によっては「虐待だ。」ととることもできる。

表現方法って色々あるから、それまで誰もしたことのない、みたことない表現法で

何かを創りだせば、それは独創的なアートとして受け入れられることも多くて

当時は少女=ロリータの可愛らしいヌード、それも、母親が撮影ということでは

衝撃的でセンセーショナルだったことだろう。

もちろん才能もセンスもあってこそだと思う。実際、イリナはその独創的で退廃的な美を演出する事で

誰も観た事のなかった世界観を生み出す事に成功している。

 

娘のエヴァ=ヴィオレッタ演じるのはルーマニア出身の新人アナマリア・ヴァルトロメイ。

新人とは思えない演技と輝きで観るものを魅了。

大人顔負けのエロキュートな仕草で大人の男性をも虜にしそうな美少女。

この子の存在感に尽きる!映画ではある。

※ちなみにこの作品の中で下着姿にはなるけどヌードにはなってはいない。

 

写真家、イリナ・イオネスコ役=母親にイザベル・ユペール。

普段は地味な印象の人だけど、あれれ衣装とつけまつげでゴージャスで

独創的なアーティストに

 

友人で恋人役に「ポンヌフの恋人」などのドニ・ラヴァン。

基本、変わってないね。

 

エヴァの世話係で母親役でもあったおばあちゃんの存在がまた面白い。

母親(イリナ)を悪魔に取り憑かれたとか邪悪な者からヴィオレッタを救いたまえと

日々お祈りしている。

 

  

自らの名声を求めるあまり、娘の気持ちを汲み取れずに身勝手になる母親。

理解してもらえないという心の闇。反抗的、退廃的になってゆくエヴァ。

そんな母親の欲望の犠牲になっていく少女の苦悩。

 

 7/10(75点)

 

実際に経験した本人が自分のことを描いた作品なのでそれだけでも興味深いけど

映画としても、初監督作としてはなかなかだった。

イリナ・イオネスコファンはもちろん必見であるし、

アートとはなんぞや、ということを考えさせられる。かな。

自分の娘だからといってヌードを撮影していいというわけではないけど

社会的には少女にいい影響を与えないとしてモデルにする事を禁止させられる。

結局はモデルとなった本人は「母親の自分の名声のためにやらされていた」ととりながらも

母親なりに娘を愛してたということもきちんと劇中では描かれる。

ラストでは母親のお人形になることを否定するかのごとく、

髪をばっさり短くし、探して迎えに現れた母親から逃れるように森へ消えていく。

 

70'代の衣装が素敵で、少女なのに大人の表情を併せ持ち、

実物のエヴァなんかよりも何倍も美少女のアナマリアちゃん(当時11歳)の存在感が素晴らしい

これが光ってない魅力がない子だったらもうこの映画はおしまい。

アナマリアという最高の新人を起用した事で、その美しさをみるだけ、

それだけでも見る価値あり!の作品。

ロリータ好き、写真集に興味ある方は必見

 

12歳の少女ヴィオレッタの母アンナは自分勝手で、娘の面倒をほとんど曾祖母に任せっきり。そんなアンナが、突然ヴィオレッタを被写体に写真を撮り始め る。最初はきれいなドレスを着て、芸術的なセットを背景にポーズを取ることを楽しんでいたヴィオレッタだったが、次第にアンナの要求はエスカレートしてい く。やがてその写真は評判を呼びアンナは新進アーティストとしてもてはやされる一方、普通の女の子に戻りたいと願うヴィオレッタはそんな母親に反発を強めていくが…。

今後のアナマリアちゃんの成長と活躍も楽しみ。

と思ったら今回の日本での公開で監督のエヴァ本人とともに来日してた

現在は15歳。モデルとして活躍中らしい。

あー、でも普通に美女になっちゃって撮影時のエロ可愛いロリな感じが既にないな、、、、残念。

左の日本の子はいらないだろ(たぶん女優)

 

My Little Princess (2011) - Snuff

 

 公式サイト

MY LITTLE PRINCESS          2011年        フランス  105min              

5月10日より、公開中~

 

ずいぶんと原題普通だな。

 

 

 

 

 


Comments (4)   この記事についてブログを書く
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4 Comments

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こんばんは (ノラネコ)
2014-05-21 22:37:50
実際写真集「エヴァ」はアート表現としてみると独特の魅力のある作品なのも事実なんですよね。
この作品がセンセーションを巻き起こした事で、世界的に少女ヌードがブームになって、当時日本でもずいぶん出版されました。
映画を観て、あの子達はその後幸せな人生を歩めたのかなあと、ちょっと切なくなりました。
ノラネコさん☆ (mig)
2014-05-22 22:39:57
こんばんは。
そうですよねー。
女性ならではの視点もあるからエロエロしくないというか、可愛い、耽美さもある。
映画では随分、美少女を見つけて来てそれが成功になったかと思います
そっか・・・ (マリー)
2014-05-22 22:41:04
こんばんは~~
もしかして、ロリータって言葉はここからきたの?←無知

芸術って難しいよね。
これは芸術です。と言えばなんでも芸術になってしまうし・・・ただの日常の風景も、これは芸術なんです。といえば、立派なアートになってしまう(笑)
特に、ヌードとかはエロとセクシーとの境目はあいまいすぎるものね。

でも、この少女アナマリアちゃんは妖艶だ~今、普通のかわいこちゃんだけど。
マリーさん☆ (mig)
2014-05-22 22:45:43
わー、忙しい前日に
こんなマリーさんが観なさそうな映画にわざわざありがとね 笑
イケメンは出てないけど、美少女も目の保養になるよすごくセクシーだったよ
ロリータ可愛い

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