70歳、毒舌で威勢のいいバアちゃん、突然、20歳になる
韓国で880万人以上を動員、日本でも沖縄映画祭で海人賞グランプリ受賞作。
試写にて鑑賞。
2003年「猟奇的な彼女」、2007年「カンナさん、大成功です!」に続いて楽しんだ韓国のコメディ!
期待以上、笑って笑ってホロリと涙して。
今年のベスト入り確定映画の登場
二十歳の姿のままで中身は70歳のオ・ドゥリを演じたのは、「サニー 永遠の仲間たち」のシム・ウンギョン。
頑固で毒舌な70歳のオ・マルスンは、青春写真館で遺影写真を綺麗に残そうと撮ってもらった時から
突然、見た目20歳の姿に若返っちゃう
これまで女手ひとつで育児と生活に追われ、自由な生き方ができずに苦労して生きてきた。
オードリー・ヘップバーンに密かに憧れてたばあちゃん、名前をオ・ドゥリと決め、新たな人生をスタート。
「ローマの休日」の縛られた王女が解き放たれるように自由に生きてみたいという、内に秘めてた憧れを
実現するかのごとく
若い頃に戻ったキュートな見た目、類まれな歌唱力、中身はバアちゃんのままなので歯に衣着せない物言いで、
今の若者にはない不思議な魅力で周りを虜にしていく
この子、美人すぎずフツウっぽいとこがまたいい!
素顔のイモトに似てるという声もあるようだけど(確かに似てる)
毒舌ばあちゃんのお気に入りの孫でバンドのリーダー、パン・ジハに、K-popの人気グループ 「B1A4」のジニョン。
バアちゃんの時の役、主にドラマで活躍してるおばあちゃん、ナ・ムニ。
歌に惚れスカウトしてくる音楽プロデューサーにイ・ジヌク。
息子の嫁、その娘、奉公してくれてた爺ちゃんの娘。
ネタバレなし
9/10(94点)
もしかして今年観た中でいまのとこ1番かも
とにかくちょいちょい笑って、最後のほうにはホロリじんわり涙
ママと娘が入れ替わるとか、若い子に替わるとか、男女が入れ替わるとかこれまでも数多くドラマや映画であったけど
バアさんがいきなり20歳に!っていうのがまず面白く、
脚本、演出、主演がとくに素晴らしい
これはとにかく主演のシム・ウンギョンの演技力にかかってる。
本人もインタビューで語ってるのをみたけど、本当にこの子がうまいかどうか、
ちゃんとバアちゃんにみえるかどうかで作品の出来が左右される。
それだけに、ちゃんとイキのいい口悪いバアちゃんのキャラをきちんと最初に
たっぷり見せておかないと、後で出てくる20歳の子にちゃんとかぶってこないと思うんだけど
そこはしっかりキャラを濃くちゃんとみせておくことで
20歳のシムちゃんの姿に、しっかりナ・ムニのバアちゃん姿がかぶって見えてた
何が笑えるって、言動がもろ70歳のまんまだから
しかも大人しいおばあさんではなく、かなり威勢のいい毒舌さもったバアさまなので
ウケる
孫に一目惚れされてても、プロデューサーに告白されても、
フツウの20歳の女の子のリアクションじゃないとこが ウマくて超笑えた!
今思い出してもまた観たい。笑。
その笑いプラス、 後半ではそれまで女手ひとつで育ててきた大事な一人息子との泣かせるシーンや、
息子の嫁とのちょっとしたシーン、孫とのシーンなど じんわりポイントあり。
そして、本当は吹き替でやろうと監督が言うのを、自ら練習して
自分の歌で挑んだ劇中で歌のシーン。
劇中で歌われた3曲はすべて韓国で70年代、80年代に流行ったオールディーズで、エンディングの曲のみ書き下ろしの曲。
その名曲を感情たっぷりに歌い上げる姿が最高~。ほんとに聴かせてくれる。
サントラ聴きたくなっちゃう。
OST
くるくる変わる表情が魅力的なシムちゃん、ピュアナチュラルでとぼけた魅力が120%活かされ、
オ・ドゥリはこの子以外には考えられないほど。
「B1A4」のジニョンも、わたしは知らなかったけど、
日本でもファンが多いみたい、出番は多いから十分楽しめるはず☆
キッスっぽいゴス&ヘヴィメイク、似合わなくて笑える。
はじめはダサダサ~って思って観てたけど(いい意味で)
そのうち虜になる、愛すべき作品
どの世代の人でもイケるけど、50代60代のお母さん世代にもおすすめ♪
いっぱい笑わせてもらったけど一番笑ったのは、わたしはいいとこで子守唄歌うシーンかな。
それぞれツボは違うだろうけど、随所で爆笑間違いなし。
最後まで笑えるオチで締めてくれるけど
エンドロール後にちょっとしたオマケがあるので席を立たないで最後まで観てね
ちなみに、「太陽を抱く月」のキム・スヒョンがカメオで出演してるのでファンはお見逃しなきよう!
韓国映画「怪しい彼女」予告編
主演、シム・ウンギョンやファン・ドンヒョク監督らが語る。映画『怪しい彼女』スペシャルメイキング映像(2014年7月11日公開)
このチラシ、ぜっんぜん興味湧かなくて、80年代のどっかのアナウンサーみたいな
古くさい写真だなー失敗だよって思ってたら、本家もこの写真使ってたのね。
本人もっとピュアでナチュラルだからその素材が全くいかされてなく別人に見えてソン。
ということで別のほうのチラシをトップにしました♪
수상한 그녀/英題:Miss Granny 2014年 韓国 125min
7月11日(金)より、ロードショー
シムちゃん、来日も果たしてます。
80年代アイドル、そして母として苦労してるってことで堀ちえみ?
3月22日(土)、沖縄コンベンションセンターにて。
COWCOWと。
あたりまえ体操~ちゃんちゃん。