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パリでオープニングNo1を記録し大ヒットした話題作
日本でも先月のフランス映画祭で高評を得た。
タラの「イングロリアス・バスターズ」に主演していたメラニー・ロラン出演。
音楽もの(クラッシックも)好きなので、たまたま劇場で観た予告編で知って気になってた作品。
数日前に観たんだけど、既に日本でも観た方達が大絶賛のよう。
ロシアのボリショイ交響楽団で劇場清掃員として働く中年男。
30年前は天才指揮者だったが、当時のブレジネフ政権にたて突いて解雇の憂き目に。
それでもチャンスが到来し、かつての楽団仲間をかき集めてニセのオーケストラを結成し、夢のパリ公演へと出発する。
ドタバタ喜劇の前半、大盛り上りで魅せるラスト12分!
6/10(60点)
モーツァルト、チャイコフスキー、シューマン、ロッシーニ、バッハ、ドビュッシー、メンデルスゾーン、、、、、
劇中使用されてる数々のクラッシック音楽はもう一つの本作の主役!
ラストのその待ちに待った演奏シーンは、想像はついてたけれどそこに向かうまでの想いが描かれているので
単に演奏シーンで感動!というだけの話ではなかった。
共産主義時代にあってユダヤ主義者と人民の敵という、ユダヤ系演家達の全員排除拒否で解雇された、嘗て名声あった指揮者アンドレイ。
あるFAXを目にしたときに名案を思いつく。
蚤の市業者、ポルノ映画効果音の仕事、タクシー運転手、、、
全然違う仕事をしているかつての仲間のもとを訪れ、何とか説得しニセ楽団をつくってボリショイ代表でコンサート出場を企む。
この辺り、「少林サッカー」で今や落ちぶれた嘗ての兄弟子を説得しに行くのを思い出しちゃった(笑)
とにかく前半(いやもっとかな?)はバタバタで、笑わせどころも多く、こってこてのコメディ。
わたしはその笑い、わざとらしいウケ狙いのように感じちゃってどうも全く笑えず。。。
劇場で、ちょっとしたシーンでもガハガハと凄い声で笑ってる男性が一人いたこともますますわたしを冷めさせた要因かも。
でも笑いの相性ってあるから仕方ない。
どうも笑えなかったのが前半楽しめなかった~。
それと、会話で怒鳴ったり言い合ったりするシーンが多くて、おまけにそれがフランス語(
ロシア語?)で早口だから
よけいに騒々しく感じちゃって
それがストーリー的に面白くなって来たのは後半でやっとメラニー・ロランが登場してから。
品の良さと知性を兼ね備えたルックスが魅力。
演奏曲はチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲、
ソリストは若手スター、アンヌ=マリー・ジャケを客演として呼ぼうと説得。
そして、究極のハーモニーに到達できたはずのレアというヴァイオリニストの悲しい運命を語り始める。
アンドレイのもとにアンヌのマネージャー、ミュウ=ミュウ演じるギレーヌが現れ、
アンヌ=マリーに余計なことを言うな関わってほしくないと告げる。
実はこのソリスト、アンヌが楽団メンバーたちに深い関係があって、、、
そしてそれは当の本人も知らない...
言葉ではなく、視線で、奏でるハーモニーでそれが伝わるラストと、圧巻の演奏が素晴らしい!
感動!っていうほどわたしは感情移入は出来なかったけど
音楽を愛する思いを忘れない。この楽団員たちが愛すべき存在に思えたならハマるはず
少しでも興味のある方は 圧巻のオーケストラを是非劇場で
公式サイト
Le Concert 2009年 フランス 124min
4月17日より、公開中~
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