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イン・ハー・シューズ / IN HER SHOES

2005-09-20 19:55:13 | 劇場&試写★6以上

監督は『L.A.コンフィデンシャル』『8Mile』の、カーティスハンソン
脚本家に、『エリンブロコビッチ』のスザンナグラント、
製作・リドリースコット/製作総指揮にトニースコットと聞くだけで秀逸作の匂いがするのに加えて、
こないだトロント映画祭で一足先に観てきたyueの「良かった、泣けるよ~」というコメント。それにワタシにはふたりの妹。がキーになるアイテム、おまけにキャメロンファンただでさえ、興味深いはずのこの作品。
11月12日の公開に先駆けてFOXの試写へ行ってきた。(今回はちょっとだけネタバレ)

        
姉・ローズ   
11年前に『ミュリエルの結婚』で体重を増やした経験を持つ、
トニコレットが再び13キロ増量して挑んだ、太り気味の体型を気にする、弁護士。落ち込んだ時には靴を買って自分を慰める。
ドレスは入らなくて似合わなかったりするけど、靴はいつでもピッタリだから。
クローゼットには、一度も履いたことのない、ジミーチュウやマノロブラニク、シャネル、クリスチャンラクロワ、コールハーン、スチュアートワイツマンなんかの、美しい靴たちが出番を待って並んでる。
本当は、小説のような情熱的な恋に憧れてるけど、自分に自信が持てずに臆病になっている。

妹・マギー   男にも生活もだらしなくて、収入も資格もゼロ。そもそも仕事もしていない。
その上、お金を盗むクセあり、30を目前にして、生活が不安定でフラフラしている。ただ自慢のナイスバディと美貌で乗り切っているようなテキトーな性格。そして、実は難読症の為に自分に自信がない・・・。

共通点はといえば、小さい頃に母親を亡くした悲しい思い出と、靴のサイズ。
性格は正反対のふたり。
酔っぱらって帰宅。折りの合わない義理の母にとうとう追い出されたマギーは、行くところもなく、姉のマンションへ転がり込む。
やりたい放題、迷惑を被ってばかりのローズはついにキレてマギーを追い出す。
そのうち、義理の母の家で自分の祖母の存在を知ったマギーは会いに行くことを決心・・・。
そこでは、自分の知らなかった世界があった。


この"難読症"っていうのは知能、感覚、記憶などの能力に異常がないのに、言語活動に置いて、読書するとき・文字を書く時などに特定の文字が理解できないと言う不自由さを指す事で、
欧米で特に症例が多く、あのトムクルーズや、オーランドブルーム、キアヌリーブスなどの
有名俳優が克服している例も数多い、らしい。
キャメロンの魅力全開!と言いたいところだったけど、キャメロンの、魅力堪能!というカンジ
今までさんざん、gossipなどで見せてる、キャメロンの素に近いんだろうな~と思わせるキャラ。
こんなにハチャメチャじゃないけど、気取らなくてあっけらかんとしてる。
でも自分のハンディ、難読症を持つキャラを見事演じた

見栄えだけが取り柄と言うコトで、これでもかってくらい、胸の見えそうな服ばっかり


そして、トニコレットは本当に対照的なお堅くてマジメな姉。この対比はすごくいい。
シャーリーマクレーンがおばあちゃん役!ってちょっとびっくりだけど当然の年齢かぁ前回の魔女役に続き、いい味出してる☆

衣装には、『キューティブロンド』で、リースウィザースプーンが演じるエルウッズを、バービー人形が発売されるほどのキャラクターに作り上げた、ソフィーデラコフが担当してるからファッションはキュートでシーンにマッチするようにウマイけど、マギーのキャラ自体、お金のない設定だからあんまりイイ服着てるのはおかしいんだよね。せいぜい、ジューシークチュールのパイルパーカーとか。
けど、思ったほど全体的に洗練された映画ってほどではなかったなぁ。。。
靴好きなキャラと聞いて、観る前はキャメロンが靴オタクかと思って、それも楽しみの一つだったんだけど(まるで『セックスアンドザシティ』の主人公、キャリーみたいだと)実際の靴好きは、姉の方。
しかも、この姉、お化粧にも気を使わないオシャレに無関心っぽい人なのに、靴だけは「わかる」という設定なのがちょっとリアリティないなぁと思ってしまった。
だって、靴のトップブランド一同をクローゼットにしまい込んでるんだよ・・・
キャメロンが無断で履いたりしたことに対して怒るシーン。「靴は履いてあげないと可愛そう」ってキャメロンの言葉には同感
いくら良い物を持ってても、使わないと意味がないと思うんだよね~。
靴フェチと言われる人は沢山いて、「買って、見てるだけで満足」とか「もったいなくて履けない」って人も結構いるみたいだけど。。。
この映画での「靴」は幸せになぞらえてあって、ピッタリした靴を見つけること=幸せをつかむこと。に表現されてる。
ファッションに重きを置いた作品じゃなく、姉妹の心の繋がりを描いた作品だから靴の役割はこの程度なのかー。
厳しく言うと、ちょっと期待しすぎたかな、というのが正直なところ。
オープニングからノリのいい曲に、テンポ良く短いシーンにふたりの対比がされてて「キタ!」と思ったんだけど、グイグイ引き込まれるという感じではなくて"淡々と"進んでいった為に中盤やや中だるみ、そしてやっぱり2時間超えはちと長い~と感じさせたくらい。
(キャメロンはめちゃかわいいんだけど・・・)難読症のキャメロンが、教授のおじいさんと出逢って克服するというくだりも、克服早いなーって思ってしまった。
そもそも、よくよく考えたら、これっていわゆる「自分探し」がテーマ。
そこがいまいちワタシに響かないところだったか・・・
姉に贈るキャメロンの朗読、(あえてここには書かないけど)
~EEカミングスの詩
はやっぱりうるうるっときたし、幸せそうな姉を見るあの顔はぐっとくるものが
友情は切れたらそれまでだけど、血の繋がった"姉妹”の絆は簡単には切れないものなんだよね。
キャメロン作品で言えば、『姉のいた夏、いない夏』を観たあとの感じに似てるかも。



6(10段階
ハンカチ用意して気合い入ってた(笑 ケド 涙は流れず
ふたりのキャラを身近に、等身大に感じられればOK!
単館扱いもわかる気がする。でも、良い作品。


    

英題: IN HER SHOES
製作年: 2005年
日本公開: 2005年11月12日 131min (有楽座系)

CAST
キャメロンディアス/トニコレット
シャーリーマクレーン/マークフォアスタイン/
ブルックスミス/ノーマンロイド

Staff
監督: カーティス・ハンソン
製作: リサ・エルジー / キャロル・フェネロン/ カーティス・ハンソン
/ リドリー・スコット
製作総指揮: トニー・スコット
原作: ジェニファー・ウェイナー
脚本: スザンナ・グラント 
撮影: テリー・ステイシー 
編集: リサ・ゼノ・チャージン / クレイグ・キットソン
音楽: マーク・アイシャム

イン・ハー・シューズ 公式サイト

 原作 amazon イン・ハー・シューズ


詳細はまだ未定だけど新作はロマコメHoliday

2007年にはシュレック3(まだやるの?!)で恋人のジャスティンティンバーレイクと声の共演。

明日、シュレック2のPRから1年2ヶ月ぶりでキャメロン来日!!
明後日はトニコレット共に、都内ホテルで記者会見
生キャメロンのPR、聞いたらまた観たくなるかも




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