なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

調剤薬局からの疑義照会

2015年05月11日 | Weblog

 先月外科系の先生方から、調剤薬局からの疑義照会が手術中や処置中に来るので煩わしい、何とかならないかという話が出た。平均して1日10件から15件の照会がある。内科でも来るが、診療中ならば患者さんの処方を画面で確認して返答するが、午後に病棟で処置をしている時や廊下を歩いている時にきても、すぐには画面を確認できない。ただ、内容は薬剤の個数の調整や、湿布の枚数をもっと多くもらいたかった、前から時々もらっている睡眠薬をもらうのを忘れたなど、単純なものがほとんどだった。

 何とかならないかという先生方の希望は、まとめて院内の薬剤師が対応できないかというものだったが、薬局長の話では実際は難しいらしい。専任の薬剤師を置くのはマンパワーが足りないという。地域の基幹病院でも同じ問題があり、そこは薬剤師の数が当院の2倍いて、薬剤師が対応しているという。当然処方した医師に確認しなければならないケースは処方医に直接聞くことにはなる。

 自分の外来にも、毎回残薬があり個数を調整してほしいという患者さんがいて、処方箋に個数は調整可能とコメントを入れている。薬局長の話ではそれは、認められるという。そこで、調剤薬局からの疑義照会の大部分を占める薬剤の個数や湿布の枚数に関しては、「個数・枚数は調整可能」の記載(とりあえずハンコをつくる)で対応することになった。それ以外の疑義照会は、内容をまとめてさらに対応策を考えることになった。

 昨日入院した消化器科で診ていたGIST術後・多発性肝転移の88歳男性は、外来主治医が担当になってくれた。たぶん診てくれると思って消化器科での入院にしていたが。脳出血の87歳女性は今のところバイタルに変わりはない。BPPVの65歳男性はvertigoが消失して(少しduzzinessはある)午後退院した。肺癌・癌性胸膜炎の86歳男性は、意識が低下してきて、鎮痛も鎮静もしないで経過をみている。

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