なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

4回目の新型コロナワクチン

2022年06月15日 | Weblog

 先週の土曜日に4回目の新型コロナワクチンを受けた。4回目は医療従事者は対象ではないので、大規模接種会場で受けてきた。

 3回目は昨年12月に受けている。年齢的に接種対象なので、市役所から接種券が送られてきていた。インターネットで希望日・希望時刻を入れて、簡単に予約できた。

 1回目の時は、注射部位の腫脹・疼痛だけで、全身の症状はほとんど気にならなかった。

 2回目の時は、翌日の午後に倦怠感に気づき、発熱もあった(37.6℃)。その次に日にはそれほど気にならなかった。副反応としてはましな方だと思った。仕事が忙しく、体調不良を気にしている場合ではなかっただけかもしれない。注射部位は結構痛くて、3~4日はそこを下にして寝られなかった。

 3回目の時は、忽那先生の記事(Yahoo news)で副反応は2回目と同じと記載されていたので、そういうものかと思って受けた。翌日の発熱と倦怠感は同じだった。

 ただ、翌日に医師会の講演会の座長を頼まれていた。夕方になっても37℃台の発熱があり、製薬メーカーの設定したweb配信会場(貸し会議室で、メーカーの社員2名と当方だけ)の入り口で引っかかると困ると思って、アセトアミノフェンを飲んでから出かけた。少しぼーっとしているので、原稿を読んで対応したが、ふだんより噛んでいた。

 

 4回目は土曜日に受けて、翌日の日曜日は副反応対策で何も予定を入れていなかった。接種は午後4時だったが、その日は注射部位が多少痛くなったくらいだった。翌日曜日は朝から倦怠感と発熱があった。

 その日は1日殆ど何もできず、自宅内で横になって休んでいた。夜になってやっと倦怠感と発熱が治まってきた。自宅にいたので、よけいに副反応を強く感じたのかもしれない。仕事をしていれば、気が張っているのでそこまで感じないかもしれない。

 月曜日に若干の倦怠感くらいにで、普通に仕事をしていた。注射部位の腫脹・疼痛はわずかで、これまでのように続かなかった。注射部位の反応は軽く、全身の副反応はこれまでより強かったかも、ということになる。

 

 忽那先生の記事によれば、「4回目ワクチンの有効性は、感染予防効果は接種後2週間でピークに達し、その後速やかに低下して、9週間後には22%まで低下する」そうだ(イスラエルのデータ)。また「別の研究でも、4回目接種はオミクロンに対する中和抗体は十分に増加せず、感染予防効果はほとんど期待できない」という結果だという。

 しかし、「重症化予防効果は、感染予防効果とは異なり、接種から9週間後も86.5%と保たれていた」。「重症化リスクの高い高齢者や基礎疾患のある人にとっては4回目のワクチンを接種する意義はある」、ということだった。

 

 病院では、新型コロナの最前線にいるので副反応があっても受けた。直接コロナの患者さんを診ている医師としては、最高齢の方に属するのかもしれない。内科の別の先生は、副反応の発熱で2日寝込んだので4回目は受けないといっていた。

 

 

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1 コメント

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私は (シロート)
2022-06-15 09:35:26
3回とも注射部位の腫脹だけで、他は何もありませんでした。副反応が出ないのは反応が悪いということなんですかね?B型肝炎ワクチンでも抗体できてないし・・・
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