別所沼スマイルRC(ランニングクラブ)

経歴は問いません。マラソンに興味ある方、別所沼の楠田昭徳へコメント下さい。
smile8404@gmail.com

昨日の続き

2008-02-02 23:21:53 | Weblog
 動物が長い長い年月をかけて環境に合わせ、又必要に合わせて進化を遂げてきたわけだが、人間もまた住んだ場所や環境の違い、そして日々食べてゆくために何が求められたのか、どんな行動が必要だったのかによって身体の動かし方も違ったのだろう。 ケニヤのマサイ族と農耕の民、日本人では自ずと動きも違い、誰が考えてもマサイ族のほうが動物を追いかける(走る)能力が磨かれるチャンスは多かったと思う。
 それが現在のマラソンの能力差になっているのではないだろうか。 確かに日本人も世界で通用してはいるが、日本人ほど国民の全てにスポーツをする機会を与えられている国はないと思うし(チャレンジャーが多い)、日本人ほど高度の、そして多くのトレーニングを積んでいる国民も他に類を見ないのではないか。
 ケニヤ人は動物として我々とは種類が違うのではないかと思うことがある。
 犬にも色々な種類があり、能力にも差があるように人間もいろいろと能力に差があるのは当たり前だと思うのだが。
 それでも近年、日本の若者の体格に変化が見られ、身長が伸びた事もそうだが身長の割りに手足が長くなったと言うデーターを見たことがある。 食糧事情の向上もさることながら生活様式の変化、強いては意識の変化までもが体格の変化に寄与しているような気がする。
 ガラパゴス諸島のイグアナには海に住む海イグアナと陸にすむ陸イグアナが居るそうだが、最近エルニーニョ現象が頻発し海イグアナの身長が小さくなったと言う報道があった。 餌になる海草が減ってしまったために少ない食べ物でも生きてゆけるように自ら身体を小さくしてしまうという恐るべき事実である。
 何かの目的を以ってそこに意識を集中すると身体にも変化をもたらす事が出来るという事だ。 スポーツが遊びの域を超えた現在、三代から四代代を重ねてゆくと、闘う身体をも作る事が可能なのだと思う。
 走ると言う事で考えてみたとき、馬や犬猫のような四足動物は人間の足の裏に当たる部分は全く地面に接する事が無く、つま先だけが強く地をけっているのが解かる。
 ゲブレセラシェが言うつま先でのランニングは当にあの動物達の身体使いによる走りに近いのだろう。 
 人間はまだまだ進化する。 長生きして行く末を見てみたい。