Chang! Blog

福岡のハングル検定準2級建築士、そして一児の父の[ちゃん]のブログです

福岡市内観光地周遊バス「ぐりーん」に乗ってみた

2008年09月28日 |  □福岡発おでかけ日記
 今日行われた「九州観光マスター試験」。思いの他はやく終わり、その後に見ようと思っていた映画の時間まで2時間ほど空くことに。そこでこの9月22日にデビューしたばかりの福岡市内観光地周遊バス「ぐりーん」に試乗してみました。


 この「ぐりーん」は、これまでありそうでなかった、福岡市内の観光地を巡る周遊バス。博多駅を起点に、ぐりーんと80分で市内を巡ります。
 これまで福岡のバス観光といえば、市内を巡る観光バスか、市民でも分かりにくいバスを駆使するしかありませんでしたが、「ぐりーん」ならばマイペースで効率よく巡ることができます。以前、韓国人の知り合いに福岡市内のバス観光コースを作ってみたことがあるのですが、意外と苦心しました。これからは、この「ぐりーん」を薦めれば解決しそうです。
 バスはJR九州の列車を多く手がけていることでも知られている、水戸岡鋭治氏のデザイン。さわやかな緑色の外観、ナチュラルな木目テイストの内装と、他のバスとは異なる独創的なテイストです。車内モニタでの案内や放送は英語・韓国語でも行われ、訪日外国人観光客へも配慮されています。台湾や中国本土向けの対応はなく、今後の課題かも。


 まずは福岡商工会議所最寄りの「櫛田神社・博多町屋ふるさと館前」から乗車。この界隈へのバスは初めてで、ふるさと館へ更なる集客も期待できそう。リバレイン裏から天神を抜け、都市高速で一気にタワーへと抜けます。
 都市高速から見る造船所、志賀島、ドームなどは、このバスの車窓ハイライト。女性の運転士は適宜、案内放送を入れてくれます。運行開始から間もないためか、案内の暗唱はややぎこちなくもありましたが、慣れればバスガイドばりのスラスラした案内が聞けるようになるでしょう。
 ただ外国人観光客のことを考えると、外国語の案内放送にはかぶらないよう注意した方がいいかも。


 福岡タワーで乗務員交代のため小休止。その他のバス停でも停車時間は長めで、遅れへの備えかな?
 方向転換して、ドームから西公園・大濠公園を経て、大名・天神エリアへと抜けます。デビューから間もないこともあり、沿道や他のバスからの注目度は抜群。視線が集まります。
 一方で、「普通」のバスに乗りたい乗客が戸惑う姿も。もちろん観光客でなくとも乗ることはできますが、250円と少し高めの上に、バスカードやnimocaも使えないので、たいていの人は乗らずに次のバスを待っていました。前乗り・後降りの前払い方式も福岡では馴染みが薄く、少々混乱気味。両替機も後払い対応型のため、投入口が車内を向いていて使いにくそうです。これは前払い方式の機械に変えた方がよさそう。
 日曜のためひっそりした柳橋連合市場から、工事真っ盛りの博多駅を横切り交通センターへ。ここでは専門の係員が出て案内に当たりつつ、運転士への運行状況の確認に余念がない模様。概ね早着で来ているようで、早晩ダイヤの見直しがあるかもしれません。
 硬い木の背もたれにそろそろ背中も痛くなってきたころ、80分の旅を終え櫛田神社前に戻ってきました。区間によっては満席近くなる盛況で、一度試しに…といった市民の利用が多かったようです。外国人観光客の姿はありませんでしたが、海外向けの宣伝が浸透すれば、「SUN Q パス」を手にした外国人で埋まることになるでしょう。
 今度乗るときは、誰かを案内がてら、福岡の街を再発見してみたいと思います。

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (流浦玲人)
2008-09-28 22:26:10
ラッピングバスはよくあるけど、こういう飾り方は珍しいね。

内装は面白いけど、窓や背面の葉っぱはゴミが付いてるようにしか見えない(笑)
景色が見にくいってのはどうなのよ。実際乗ってみたらそう邪魔にも感じないのかな?
返信する
Unknown (ちゃん(管理人))
2008-09-30 22:19:45
普通のバスのように後ろギリギリまで座席がついているわけじゃないので、後ろの葉っぱが「濃い」部分には座席がなく、そんなには気にならなかったよ。むしろ車内の木製パーテションが前への視界をふさいでいて、席によっては圧迫感があって、見通しが効かないのが残念だったな。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。