Chang! Blog
福岡のハングル検定準2級建築士、そして一児の父の[ちゃん]のブログです




 春の新酒シーズンに合わせ、西鉄と甘木線沿線の4蔵がタイアップして行われる恒例企画「くらの細道」が、今年も開催されました。
 酒好きの仲間7人とともに、春満開の甘木線に向かって出発です。


 「くらの細道きっぷ」のお値段は、各駅から大堰駅までの往復運賃相当。これで酒蔵最寄り駅の北野・大城で乗り降り自由になり、200円で各蔵2杯まで試飲ができる「おちょこ購入補助券」がついています。
 福岡天神発で、1,460円。参加してみて分かる、お得感の大きさです。


 せっかくのお出かけなので、二日市までは太宰府観光列車「旅人」に乗車。ラッピングと簡単な改装にとどまる程度の観光列車とはいえ、乗客の半分以上は太宰府方面への観光客が占めていました。
 この車内で同行者から、西鉄8000形電車が順次廃車されるとのニュースを始めて聞き、ショック…。バブル時代の電車は、次第に数を減らしつつあります。


 宮ノ陣駅で、2両編成ののどかな甘木線の電車に乗り換え。ワンマン運行に加え、駅の無人化が年々進む甘木線ですが、「くらの細道」期間中は、案内役の乗務員が乗り込みます。
 花めぐりも楽しめる、春まっさかりの甘木線沿線。線路の土手は、さっそく菜の花に彩られていました。


 ワイワイ話していれば、あっという間に北野駅着。電車との距離の近さも、甘木線の見どころです。


 まずは北野天満宮に参拝。境内には、町内の蔵の酒樽も奉納されていました。


 桜の花もチラホラ。


 秋にはコスモス街道として賑わう土手には、一面の菜の花が。久留米のシンボルともいえる筑後川土手の菜の花が、防災上の要請から姿を消しつつある昨今、春は「北野菜の花街道」として売り出してもいいかも。
 その土手沿いにあるのが、1蔵目「千年乃松酒造」です。


 1蔵目のここで、試飲用おちょこを200円で購入。物販も含め、nimocaでの支払いができるようになっていました。


 試飲は指定銘柄をおちょこで2杯までですが、これが終わるとミニカップでどの銘柄も何杯でも試飲させてくれます(笑)。特に、自然発酵炭酸のスパークリング日本酒がうまかった! 瓶もおしゃれで、グループで2本お買い上げです。
 おでんも売っているので、お昼に訪ねれば腹ごしらえもできます。


 2蔵目は、千年乃松から3分もかからない場所にある山口酒造場。「庭のうぐいす」でお馴染みです。歴史ある建築物の雰囲気も合わせて楽しみたい蔵です。


 試飲カウンターは、どこかバーのような雰囲気。


 軽いおつまみまで付いてきて、なんだか申し訳ないほどです。


 …というわけで、500円なりの飲み比べセットまで楽しんでしまいました(笑)。


 30分に1本の電車を掴まえ、お隣の大城駅へ移動します。


 大城駅前すぐの山の壽酒造も、雰囲気満点。4月4日・5日の本蔵開きには、フレンチの店とのコラボ企画なんてのもあります。
 おしゃれなパッケージも特徴の蔵元ですが、それが先入観を与えないように、試飲はラベルなしの瓶で供されます。


 日本酒で満たされつつある腹(と脳?)を休めるべく、八女茶の紅茶で一休み。お菓子付き100円はお値打ちで、これも「試飲価格」なのでした。
 昨年もこたつでゆっくりさせてもらっており、マスターは顔を覚えてくれていて嬉しかったです。


 大堰駅で下車。路地裏を電車がゴトゴト走り抜けて行きます。


 蔵までは徒歩15分ほどかかりますが、春の陽気に恵まれれば、気持ちのいい散歩道。電気屋さんのガーデニング?には、毎度癒されます。




 土手の菜の花は、こちらも見事。


 井上合名会社に到着。昨年はちょうどお休みの日にあたっており、2年越しでかなった訪問でした。代わりに、昨年は開いていたお隣の博多焼酎研醸は隔年開催とのことで、今年はお休みでした。


 こちらも試飲の2杯が終われば、指定銘柄以外もミニ杯での試飲が楽しめます。にごりがうまくて、ついつい手が伸びてしまい…


 帰りの電車では、かばんが酒瓶でずっしり重くなっていました。


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