教育史研究と邦楽作曲の生活

一人の教育学者(日本教育史専門)が日々の動向と思索をつづる、個人的 な表現の場

ダイナミックと評価された内容

2006年10月04日 19時19分31秒 | 教育研究メモ
 今日は突然、起床大成功。昨晩22時頃寝たのがよかったのか、たまたまうまく睡眠がとれたのかわからないですが、午前5時すぎに目が覚めました。頭も体も調子は良好。洗濯物を干して6時少し前に登校。
 今日はひたすら永原慶二『20世紀日本の歴史学』を読書。午前中、石母田正(いしもだ しょう)の歴史学史上の位置づけの部分を読んだとたん、自分の研究のアイデアが湧き出てきました。その部分は、石母田正の『中世的世界の形成』(1946年)が日本における「古代から中世へ」という社会構成体の転換・移行の過程を主題とし、その「客観的な構造分析の手法とともに、歴史的諸主体としての人間のなまなましい行動を歴史叙述としてダイナミックに描き出すという方法」を指摘した部分でした。うまく説明することはまだできませんが、要するに、従来私は「ダイナミック」な歴史叙述というのがよくわからなかったのですが、この部分を読んで、石母田の場合の「ダイナミック」とされる方向性が具体的にわかった、という点にアイデアがわき出す理由があったようです。何が「ダイナミック」なのか具体的に知るには、もちろん石母田の著作をちゃんと読まないといけないですけども。
 今日中に読み切るつもりでしたが、無理はしすぎると後に続かないのでよくない。残り50ページほどを残して、今日は切り上げる。
 また明日も気持ちよく起きられると良いのですがねぇ…
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