バックドラフト

クロニクル第７回公開。

うーんこれはどういえばいいのやら。
特殊能力を持っているユニットを死亡させるカードです。
常動以外の特殊能力を持っていること、
と言いますけどその範囲はとても広い上に
また優先的に採用される実績があるために
実はデックのほとんどのユニットが対象になります。
全くなんの特殊能力ももっていないユニットが
主力になっているというデックなんて、
ほとんど存在しないんじゃないですか？
ただし味方を強化する常動能力もちのユニットは
種族系デックを中心にかなりの数がいるので
これをフォローしていないのは大変に残念ですね。

問題はスペル枠の火火火or火水です。
火水枠の強化を表すんでしょうか。
仮にこのスペルが出たところで、
火と水だけでは対応できない状況が多すぎるので
更に枠を満たせるユニットの追加があるにしても
火水デックが作れるようになるとは思えないわけですが、
火水に何か使いやすいスペルを追加するとしたら
この当たりが落としどころだったのかもしれません。
土風のラプソディは対象問わずオールマイティに２Ｄなんですから
それと比較すると常動能力も対象に取れてよかったと思いますけど。
ダメージは１Ｄ点分高いだけですからね。

具体的な使い手を探すとするなら、
火３枠を捻出できるミンクやファイアドラゴンなど、
あるいは火＊又は水＊の枠を持つユニットでしょうね。
ただ＊枠があるならプラズマインパクトも使えるわけですから
こちらを優先するケースはすくないかも知れません。
火枠はわりと余りやすいのでデックによるでしょうが。

需要がありそうなのは火枠だけが大量にあるようなデックで、
すでにアイテム対策が万全の火属性スペルに
この重さとはいえ特殊能力対策が追加されたのは
安くないでしょう。
火枠スペラーばかりを並べても
スペル枠はリミット８では５つくらいが限界になってくるので
不知火が案外役に立つかもしれませんね。

かなり捻ったデザインのカードですね。
戦闘スペルのデザインは基本的な効果は
すでに出尽くしている感があるので
コストが高い代わりに
本来の担当ではない効果に対応できるものや
既存のカードの効果を変形させたような
異質なものしかだせなくなっているのかも。