老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

梅雨時期のベランダの花

2016年06月16日 20時42分55秒 | 自宅の様子(ベランダ/室内園芸)
 最近ベランダに仲間入りした、新しい仲間を紹介がてら、梅雨期のベランダの花の様子をお知らせします。(まさ)

ギヌラ パープル・パッション(キク科)ユーラシア大陸/アフリカ大陸原産です

同上 紫色の柔らかい毛が特徴で、非常に目立ちます

同上 花はそれ程目立たない小さな黄色の花です

ガウラ 花の縁がピンク色の可愛らしい花を見つけたので購入しました。
ガウラの和名はハクチョウソウ(白蝶草)ですが、最近は赤い花も多くなり、少し違和感を感じますね

同上 花のアップです

寄せ植え コロキア・コトネアステル/ジニア/カスミソウ
コロキア・コトネアステルはニュージーランド原産のミズキ科植物ですが、針金状の枝に、小さな葉を付けて、寄せ植えなどに使い易い素材です

カスミソウのアップ写真 小型で寄せ植えに使い易い品種です

ジャカランダ 葉が茂り、夏の日陰作りに最適です

同上 今年は花が付かないと諦めていたのですが、どうやら枝の先端にツボミが付いているようです。楽しみが増えました

ノウゼンカズラも開花

同上 蜜が多いのか、蕾にアリが寄っています

梅雨時期の淀川河川敷と城北公園

2016年06月15日 21時41分36秒 | 散歩中に見かけた風景
 今日は上手いこと梅雨の合間の晴れ間となり、久しぶりに淀川河川敷へ・・・
前回に行ったときとはすっかり花の様子が変わって、すっかり夏の様相でした。
特に、帰化植物のセイヨウヒキヨモギ/三尺バーベナ(アレチハナガサ)/ヒメジョオンなどがすっかり定着しているのには改めてビックリです。

 その後、城北公園まで足を伸ばして、明後日まで公開中のショウブ園に行きましたが、すでに最盛期を過ぎていて、少し寂しい感じでした。(まさ)

アカツメグサはそろそろ終わりかけですが、セイヨウヒキヨモギはまだ暫く楽しめそうです

セイヨウヒキヨモギのアップ写真

ヤブガラシの花です

もう、クサフジは終わってしまい、今は三尺バーベナ(アレチハナガサ)が一番目立ちます

初めて見ました。ニワゼキショウの花に似ていますが、花弁が5弁です。
図鑑で色々と調べてみましたが、どうやらベニバナセンブリ(外来種)に似ているようです。


堤防ではヒメジョオンが最盛期です

ヒメジョオンのアップ写真

城北公園で見にした彫刻

城北公園のショウブ園

時期的にショウブよりアジサイが見頃でした

植物とのふれあいの中で ⑤   ~イタドリ~

2016年06月14日 20時16分08秒 | 園芸福祉・植物とのつながり
 今回は、皆さんご存知のイタドリです。
植物学的には、東アジア原産のタデ科の多年生植物で、和名はイタドリ(虎杖、痛取)、学名はFallopia japonicaです。
国内至る所で、身近にあり、別名は、スカンポ、イタンポ、ドングイ、スッポン、ゴンパチ、エッタン、ダンジ、サシボなど様々です。

 昔から、薬草としても使用されており、根茎を天日乾燥させたものを虎杖根(こじょうこん)といい、緩下作用、利尿作用があるとして民間薬に使われていますし、カンゾウといっしょに煎じて咳を鎮めるためにも利用されています。
更に、若葉を揉んで擦り傷などで出血した個所に当てると多少ながら止血作用があり、痛みも和らぐとされる。これが「イタドリ」という和名の由来でもあるようです。

 私も、子どもの頃に親しんだ植物で、若くて少し太いものを狙ってポキッと音を立てて折り採って、皮を剥いてそのままおやつ代わりに食べましたが、食べ物が少ない時だったかも知れませんが、少し酸っぱくて結構美味しかった記憶があり、今でも時々そのまま口にすることがあります。
但し、“食べ過ぎると体に悪い”と言われていて、食べる量はそんなに多くなかったように思います。

 また、私が育った兵庫県(主に少年期に親しんだ播州では、エッタンまたはダンジと呼んでいました)ではそれ程料理には使われていなかったように思うのですが、先日旅行した高知県では立派な料理材料のようで、道の駅でも少し加工したものが販売されていました。
また、PCで“イタドリ 料理”で検索すると、60種類以上ものレシピが掲載されていますし、各地の伝統料理にもなっている様です。

 この植物はあちこちで見かけるので、非常に繁殖力が強い様ですが、先日のTVではちょっと意外なことが報道されていました。
和歌山県(ここではゴンパチと呼ぶようです)では、数年前の水害でイタドリが根こそぎ流されてしまい、まだ充分に回復していない地域があるようなのですが、食用の需要をカバーできずに、2年前から休耕田での栽培に取り組んでいるようです。まさに、“あのイタドリを栽培??”という思いです。

 このイタドリについては、そのまま生で食した人は案外少ない様ですが、子どもの頃にイタドリ水車で遊んだ記憶がある人は案外多いようです。
切り取った茎の両端に切り込みを入れてしばらく水に晒しておくとたこさんウィンナーのように外側に反る。中空の茎に木の枝や割り箸を入れて流水に置くと、水車のようにくるくる回ります。
また、私たちの親の代では、戦時中のタバコの葉が不足した時にイタドリの葉を代用葉としてタバコに混ぜたことがある人も結構おられたようです。(まさ)

ネムノキの開花

2016年06月13日 19時52分37秒 | 自宅の様子(ベランダ/室内園芸)
 ベランダのネムノキ(マメ科)が開花しました。鉢植えで約10年ほどの付き合いですが、毎年この時期から夏にかけて花を付けてくれます。
あちこちで街路樹などにもされており、この時期の代表的な樹木ですが、夜になると葉が閉じるので「眠の木」と呼ばれたといわれています。

 いつもは“可愛いなぁ!”で済ませてしまうのですが、今年は小学生に戻った気持で開花を観察してみました。(まさ)

①初日8時頃 蕾
 
②初日11時頃 蕾が色付く

③初日16時頃 開花始まる

④初日19時頃 開花(夜なので、葉は閉じています)

⑤2日目8時頃 開花した状態 翌日も開花

⑥夕方に花の柄からポトリと落ちました

政治家と政治屋

2016年06月12日 20時20分56秒 | 政治・経済・環境・核兵器など
 政府と言い東京都と言い、自分勝手な醜い言い訳と権力へのしがみ付きで目を覆いたくなる姿を連日TVで見せられていると、19世紀のアメリカの牧師 ジェームズ・クラークの言葉とされている“政治屋は次の選挙を考え、政治家は次の時代のことを考える”ほど、今の日本の状態を表している言葉はないと思います

 どの政治屋も、目先の自己の利益と、次の選挙でいかにしたら勝てるかという目先の政策しかなく、昔の政治家が考えておいた“国家百年の計”とやらは何処にいたのでしょうか?

 ウルグアイの前大統領ホセ・ムスカさんは「世界で最も貧しい政治家」言われ、質素な生活ぶりと共に、その発言は非常に有名ですが,中でも2012年のリオ会議(環境と開発に関する国際連合会議)での演説はもっとも衝撃的なスピーチと言われており、経済の拡大を目指すことの問題点を明確に指摘しています。この会議でのスピーチ内容は日本語でも色々と紹介されています。(ムヒカ大統領のスピーチ (日本語版)http://hana.bi/2012/07/mujica-speech-nihongo/ではその全文が纏められていますので、ご興味のある方はご覧下さい。

 これ以外に、彼の演説の要約集などもあり、今の日本の政治に一番欠けていると思われる政治の理念が読み取れますので、少し紹介します。
以下は「まとめnaver」http://matome.naver.jp/odai/2138861428534675801より引用させていただきました。
せめて日本の政治に携わるものがこれらの気持の1%でも持ってくれていたらと思うのは、私だけでしょうか?

・貧乏な人とは、少ししかものを持っていない人ではなく、無限の欲があり、いくらあっても満足しない人のことだ。

・私たちは発展するために生まれてきているわけではありません。幸せになるためにこの地球にやってきたのです。人生は短いし、すぐ目の前を過ぎてしまいます。命よりも高価なものは存在しません。

・人間はもっと良い暮らしを持つためにものが必要なのですが、それを達成するために消費と仕事をどんどん増やさなければ行けない。計画的陳腐化や底を知らない消費主義社会にイエスと言ってはいけない。

・若い人には恋する時間が必要。子どもが生まれれば、子どもと過ごす時間が必要。働いてできることは、請求書の金額を払うことだけ。職場と家の往復をするだけに時間を使っていると、いつの間にか老人になってしまうよ

・お金があまりに好きな人たちには、政治の世界から出て行ってもらう必要があるのです。彼らは政治の世界では危険です。お金が大好きな人は、ビジネスや商売のために身を捧げ、富を増やそうとするものです。しかし政治とは、すべての人の幸福を求める闘いなのです


 特に、最後の項(金銭に関する執着)について、最近特に感じるのは、現政権を担う人の多くはお金の苦労もしたことのないような二世議員で、その金銭感覚や将来に対する不安なども私たちの気持とは大きく隔たっている様な気がしますし、新しく政治を目指す人もいつの間にか金銭欲の方に重点を置かれる傾向が強い人が多いように思われるのではないでしょうか。
 
 それと共に、政治資金の用途などに関する法律を政治屋自身が作っていることに最大の問題があるのでしょう。まるで当初から色々な逃げ道を想定した上で、「ザル法ならぬ、底もないザル法」では、結果は見えています。この法律に関しては、悲しい方法ですが、政治屋を外した“厳正な第三者”で草案を作った上で、政治屋に呑ませる以外に方法が無いのかも知れません。(まさ)