老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

舛添問題は、もう幕引きですか?

2016年06月17日 20時26分11秒 | 政治・経済・環境・核兵器など
 大騒ぎになった東京都の舛添問題は、本人の辞職願の提出で、あっけない幕切れとなりそうです。
本人のさもしいばかりの金銭欲からすれば当然でしょうが、同人からの辞職願の提出をまるで鬼の首を取ったような、安堵感の漂う与野党のはしゃぎようはどう見てもおかしいです。

 冷静に考えると、舛添氏が数年にわたりこのような政治資金の使用を咎められることなく続けて来れたことが問題で、如何に選挙日程などの問題があっても、今回の舛添問題は100条委員会を開いて、徹底的な追及をすると共に、政治屋が税金を政治活動に使うに当っての厳しい規制案を盛り込んだ、「政治資金規制法」への改訂の契機とすべきではなかったでしょうか。

 そう考えると、こんな処理を平気で許してきた「政治資金規正法」には敢えて目をつぶったままで、まるで“これで一件落着! 後はプロの政治屋らしく、もう少し上手に問題にならないように政治資金を使おう”とばかりの態度で幕引きを図る与野党が異様さが」余計に目につきます。
それほどまでに、現在の「政治資金規正法」(規制ではありません)は、政治屋にとって旨味のある法律なのでしょう。政治活動という理由さえ付ければ、少しくらいおかしくても違法ではなく、罪にも問われない…

 このままでは、又もや、納税者の手が届かない、“政治屋の政治屋による政治屋のための法律”が、大手を振ってまかり通ることになりそうです。
政治屋の政治活動費が税金でカバーされる以上、その使途を徹底的に規制し、且つ都度納税者が監視するシステムがどうしても必要でしょう。
そうでなければ、選挙で選ばれた政治屋は、それを“選んだ有権者のレベルの反映”として、大手を振って今まで通りの政治活動と称する税金の使用が可能なのです。(まさ)