老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

「ありがとうカード」にビックリ

2016年02月14日 20時20分41秒 | その他
あまり面白いものが少ないTV番組ですが、時々大阪TVの「カンブリア宮殿」を見ています。
村上龍と小池栄子の司会で、ユニークな会社や組織などを紹介しているのですが、先日の番組では、静岡県で地域密着型の菓子店を展開されている会社(確かタコマンとかいったように思います)の成功の秘訣を紹介していました。

感心したのは同社の「ありがとうカード」システムです。
何か素晴らしいと思われることをしていると感じた社員に対して、他の社員が「ありがとうカード」を贈るのです。
これ位なら割合良く聞く話かもしれませんが、同社がユニークなのは定期的に開催される表彰式で表彰されるのは、このカードを「沢山贈られた人」ではなく、逆に「沢山贈った人」なのです。

正に、目からウロコでした。
素晴らしいと思われることをした人よりも、それを認めた人がより評価される。
これは人の欠点を探しているマイナス志向ではとてもできないことでしょう。
このように、プラス思考の人が評価される組織では、ドンドン人が育ち新しい展開が可能になるのだろうと思いますが、このようなシステムを作り上げて、全社で取り組んでいることは大変だったと思います。
(進藤)

追伸:この番組で村上龍が言っていたことで、なるほどと思いつつ少し暗い気持ちになったことは、“私たちが海外に行った場合はまず「ありがとう」の現地語を覚えるのに、日本に来て働いている外国人達は逆に「すみません」という言葉を覚えるらしい”というコメントでした。