このブログでご推察いただけるように「反原発」の立場の私としては、自然エネルギーを活用した発電へのシフト加速を期待していますが、その内の「風力発電」に関するニュースが2件ありましたのでお知らせします。
◆まず2月23日付の毎日新聞に拠ると「世界風力エネルギー会議」の発表では、2015年末の世界の風力発電能力(※)が昨年比で17%増えて4億3242万KW(キロワット)となりましたが、一方「世界原子力協会」の発表では16年1月1日時点での原発の発電能力は3億8255万KWで、風力発電能力が原子力発電能力を初めて上回ったようです。
15年度中に増えたのは6,310万KWで、これは原発役60基分にもなるとのことで、風力発電の発電コストや信頼性を向上と、原発に関する信頼性低下が世界的にも顕著なようです。
(※)「発電能力」は“発電できる最大の能力”を意味しますが、風力発電は風が吹かないと発電できないため、発電量は発電能力よりもかなり低めになり、「原子力」による発電量との単純比較は難しいとも言われています。
また、国別の風力発電能力の首位は中国の14,510万KWで、2位のアメリカ(7,447万KW)の2倍近くにもなり、以後ドイツ・インド・スペインと続き、我が国は発電能力/新設共に20位前後でかなり遅れているとのことです。
◆次に、2月19日付の日経新聞電子版に拠ると、国内首位のユーラスエナジーホールディングス(HD)と同2位のJパワーがそれぞれ2020年までに600億円規模を投資し、国内全体の風力発電能力は現在の約3倍、原子力発電設備10基分に増える見通しだそうです。わが国でも風力発電活用の機運が漸く軌道に乗り、温暖化ガス削減の国際枠組み「パリ協定」で掲げた目標の達成に向け、風力も再生可能エネルギー活用の新たな柱になりそうとのことです。(まさ)
◆まず2月23日付の毎日新聞に拠ると「世界風力エネルギー会議」の発表では、2015年末の世界の風力発電能力(※)が昨年比で17%増えて4億3242万KW(キロワット)となりましたが、一方「世界原子力協会」の発表では16年1月1日時点での原発の発電能力は3億8255万KWで、風力発電能力が原子力発電能力を初めて上回ったようです。
15年度中に増えたのは6,310万KWで、これは原発役60基分にもなるとのことで、風力発電の発電コストや信頼性を向上と、原発に関する信頼性低下が世界的にも顕著なようです。
(※)「発電能力」は“発電できる最大の能力”を意味しますが、風力発電は風が吹かないと発電できないため、発電量は発電能力よりもかなり低めになり、「原子力」による発電量との単純比較は難しいとも言われています。
また、国別の風力発電能力の首位は中国の14,510万KWで、2位のアメリカ(7,447万KW)の2倍近くにもなり、以後ドイツ・インド・スペインと続き、我が国は発電能力/新設共に20位前後でかなり遅れているとのことです。
◆次に、2月19日付の日経新聞電子版に拠ると、国内首位のユーラスエナジーホールディングス(HD)と同2位のJパワーがそれぞれ2020年までに600億円規模を投資し、国内全体の風力発電能力は現在の約3倍、原子力発電設備10基分に増える見通しだそうです。わが国でも風力発電活用の機運が漸く軌道に乗り、温暖化ガス削減の国際枠組み「パリ協定」で掲げた目標の達成に向け、風力も再生可能エネルギー活用の新たな柱になりそうとのことです。(まさ)