老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

播州弁

2016年02月25日 20時05分28秒 | 思い出すままに
ツクシの思い出から「女房言葉」に脱線しましたが、本来は私が慣れ親しんだ播州弁について、触れたかったのです。
「なんどいや」で象徴され“日本一ガラが悪い”と思われている播州弁は兵庫県南西部の播磨地方(旧播磨国)で話される方言で播磨弁とも呼ばれますが、西播磨と東播磨ではかなり違っており、それぞれが相手の方がガラ悪いと思っている様です。

少し長くなりますが、私が親しんだ西播磨の代表的な言葉を紹介しましょう。(WIKIPEDIAより引用)(まさ)
あっかい/あっかえ - だめだ 「そんなもんあっかえ」(そんなこと駄目だよ)
あほんだら - 馬鹿野郎
いがむ - 歪む
いぬ - 帰る 「はよいね」(早く帰れ)
いのく - どく、どかす 「ちょっといのいとかんかえ」(ちょっとどいとけよ)
うっとこ - うちのところ、から転じた言葉 「うっとこの庭に亀がおる」(うちの 庭に亀がいる)
ええし - 富家、旧家、またはその出身の人を指す 「あんたらええしの出ぇやさかい」(あなたたちは旧家の出身だから)
えらい - とても、すごい、疲れる 
おせらしい- おとなっぽい 「ちょっと見んまにおせらしゅうなったって」(ちょっと会わない間に大人っぽくおなりになって)
おぞ毛が立つ - 鳥肌が立つ 「ぞぞ毛が立つ」とも言う
おとろしい - 怖い 「このお化け屋敷、ごっつおとろしかったのう」(このお化け屋敷、すごく怖かったなぁ)
おとんぼ- 末っ子
おまん/おまはん/おのれ - あなた、お前 
おわえる- 追いかける 「野良犬におわえられて往生したがい」(野良犬に追いかけられてどうにもならなくなってしまった)
おんどりゃ - お前 怒ったときなどに言う 「おんどりゃが、どないぬかしよんなら」(お前が、なに言ってんだ)
おんまく- 思いきり、力いっぱい、全力で 「おんまくやってみんかいえ!」(全力でやってみたらどうだ!)
かじく - 耕す、掘る 「鍬でかじきよって腰いわいてもた」(鍬で耕していて、腰を悪くしちゃった)
かちます/かちまわす - ひどく殴る、痛い目に遭わせる 「いらんことしょったらかちますど!」(もしも余計なことしたら痛い目に遭わせるぞ!) 
かばちたれ - 屁理屈を言う(奴) 中国方言にも同様の表現がある 「ぬかすな、かばちたれ」(言うな、屁理屈を言う奴め) 
ぎょうさん - たくさん
げっと/げぼ - 一番あと、ビリ 「徒競走げっとやった」(徒競走でびりだった)
けったい - 妙な 「けったいなやっちゃのう」(妙な奴だなぁ)
ごおわく - 【動】腹が立つ(業が沸く) 「ごーわかしたらあかんど」(腹を立ててはいけないよ)
こそばい - くすぐったい
ごっつい/ごっつー - とても、すごい 「あのすもんとり、ごっついのう」(あの相撲取り、すごいなぁ)
ごっと - ご馳走 「ごっとなってもた」(ご馳走になってしまった) 「ごっとさん」(ごちそうさま)
こまい/ちんまい - 【形】小さい 「こまい犬」(小さな犬)
始末する - 節約するという意味
じっき - すぐ 「じっきに帰ってくっさかいまっとって」(すぐに帰って来るから待ってて)
じゅるい - ぬかるんでいる 「道がじゅるいさかい難儀した」(道がぬかるんでいたから苦労した)
しんたく - 分家の意、新宅と表す 「○○さんとこの新宅の嫁はん」(○○さんの家の分家のお嫁さん)
ずんべらぼん - 元々あったものが何もない様、丸裸 「裏山の木ぃ切ってもてずんべらぼんや」(裏山の木を切ってしまって丸裸だ)
せたろうて - 背負って 「そないに重いもんせたろおてどこ行くんな」(そんなに重いもの背負ってどこへ行くの)
せんどぶり - 久しぶり
そーれん - 葬儀、葬式 「そーれんがとれた」(葬儀をすることになった)
だぼ - 【形】「アホ」を強調した形 神戸から阪神間の地域でも使用される 「だまっとれ!だぼ」(だまっとけ!ばか)
だんない - 【形】構わない、大丈夫
ちいとま - 少しの間
ちゅーとる - 言っている 「なにをよんなら?なんちゅーとるかわからへんやろがい」 (なに言ってるんだ?なに言っているか分からないだろ)
ちょっきり - ぴったり、ちょうど 「ちょっきり払うから釣銭いらんど」(ぴったり支払いますから釣銭はいりません)
つぶす - 両替する 「この1万円つぶして」
てったう - 手伝う
どない - どう 「おまはんどないしょったんな?」(あなたどうしていたんですか?)
なんしょん/どーしょん - 「何してるの?」と問いかける言葉 「でーしょんなぁ」(何してるの?)
なんどいや - 【感】「何だよ!」などといった非難を表す感動詞 「なんぞいや」「なんじゃいあ」「なんじゃいや」などと言う時もある もっとも強力な語のひとつで、神戸方面でも使用される 「なんやねん」と同じ意味。「なんやねん」は関西共通語化の影響で使用する人も増えているが、本来の播州弁では使用されない
ぬかす - 言う 「おまはん誰にものぬかしよんなら」(あなた誰に何を言っているんだ)
ひんね - 昼寝
ぶいぶい - コガネムシ
べっちょない - 【形】大丈夫だ、別条ない
ほたら/ほいだら - 【接】それなら
まんがええ・まんがわるい - 【形】巡り合わせがよい・悪い、運がよい・悪いという意味合いを含む
めぐ - 【他動】壊す 自動詞は「めげる」 「まためんだんけ? どないもしゃあないのう」
めんどい - みっともない、不出来な 「めんどいえーかっきょった」(不出来な絵を描いていた)
よーけ - 沢山、いっぱい
よって - 選んで、好き好んで、好き嫌いを言って 「野菜よりよったらあかんど」(好き嫌いを言って野菜を食べないのはいけないよ)
わい/わし - 私、僕 (男) 
わや - 無茶苦茶 「だぼが、わやにしくさりおって」(ばかが、無茶苦茶にしやがって)


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