老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

雛飾り  ~男雛と女雛の位置など~ 

2018年03月24日 20時10分27秒 | 旅行/色々な風景
 毎年この時期にお伝えしていますが、ご先祖様のお墓は兵庫県宍粟市の山奥にある菩提寺の墓苑にありますので、墓参に行くのは1日掛りとなり、ご先祖様には申しわけありませんが墓参は年2回のお彼岸頃にさせていただいています。

 従って、毎年同じ時期になるのですが、昨日は春の墓参りに行ってきました。
この時期の最大の楽しみは、住職の奥さんが集めておられる雛飾りを3月~4月上旬に展示公開されており、これを拝見出来ることで、昨日も墓参の後庫裡に上がり拝見しました、

 庫裡に入るとまず目の前に沢山の雛飾りがあるのにビックリしますが、それだけでなく4つの部屋一杯に色々な雛飾りや、昔の人形、さらに昔の女の子の色とりどりの着物なども展示されており、奥さんと色々な昔話をしながら楽しんできました。

 今回話題なったのは、雛飾りで男雛と女雛の位置でした。
男雛が右側にあったり、左側にあったりと、色々なのでその理由などについて話したのですが、帰宅後念のためにWIKIPEDIAなどのネットで色々検索して調べたところ、下記のような経緯が判りました。

 男雛と女雛の並び方は内裏の宮中の並び方を模している。
かつての日本では「左」が上の位であり、明治時代までは左が高位という伝統に基づき、天皇である帝は左に立った。

 しかし明治の文明開化によって日本も西洋化し、その後に最初の即位式を挙げた大正天皇は西洋に倣って右に立った。それが皇室の伝統となり、昭和天皇はいつも右に立ち香淳皇后が左に並んだ。それにならい、男雛を右(向かって左)に配置することが一般的となった。
しかし、男雛を左に配する週間は西日本などでは続いているようです。
(まさ)


庫裡を入った所の飾り

段飾り雛

御殿飾り雛

押絵雛(信州に多いようです)

沢山の雛掛軸

男雛が左側(向かって右)の雛掛軸。この雛掛軸は五人官女になっています

男雛が右側(向かって左)の雛掛軸

色々な昔の人形と着物