老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

山口県西部を訪ねて その②  ~青海島/秋吉台~

2018年03月20日 20時15分56秒 | 旅行/色々な風景
(色々と季節のお知らせが入りましたが、やっと山口県西部その②に戻りました)

 主目的の角島と元乃隅稲荷神社の後は、長門市仙崎まで行き観光船で青海島を回りました
ここも、北長門海岸国定公園に属していますが、島の北岸は日本海の荒波を受けた浸食地形となっていて、その奇岩の並び立つ様子は「海上アルプス」とも称されています。

 船は洞窟の中にも入り、迫力満点でしたが、生憎ながらの曇天で海の色は今一つでした。
それでも澄んだエメラルド色がかかった美しさを見せてくれました。
 
 その後、秋吉台に向かいました。ここは有名な鍾乳洞の秋芳洞の上にある日本最大のカルスト台地で、特別天然記念物、国定公園に指定されています。
生憎と小雨が降り出したので、余りに広い台地を散策すのは諦めて、展望台から眺めるだけでしたが、長年の浸食で露出した石灰岩柱の奇観を楽しみました。


 なお、仙崎は「こだまでしょうか」などで知られる童謡作家金子みすゞ(1903-1930)の出身地です。
 残念ながら今回は時間の関係で立ち寄れませんでしたが、金子みすゞ記念館や“みすずロード”という道路もできています。

 私が好きな、彼女の作品は「わたしと小鳥と鈴と」ですが、紹介させていただきます。
  わたしが両手をひろげても、
  空はちっとも飛べないが、
  飛べる小鳥はわたしのように、
  地面(じべた)をはやくは走れない。
  
  わたしがからだをゆすっても、
  きれいな音は出ないけど、
  あの鳴る鈴はわたしのように、
  たくさんなうたは知らないよ。

  鈴と、小鳥と、それからわたし、
  みんなちがって、みんないい

(まさ)

<青海島>

観光船

花津浦

海上アルプスと呼ばれる風景

同上

コーモリ洞

夫婦洞

エメラルド色の水

岩の色の違いで色々な動物に見える

港で見かけた金子みすゞに関するポスター

<秋吉台>

展望台からの風景

同上

石灰岩柱