東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

田布施町 一日詣り巡礼ウォーキングの下見(1/2)

2016年03月12日 | 歴史探訪他ウォーキング

 4月にウォーキングする予定のルートを下見しました。いつもより長い距離を歩きます。そのルートは、麻郷や麻里府で巡拝されていた約24kmにわたる南平和霊場ルートです。かつて麻郷詣りとか一日詣りとか言われていました。距離が長くて大変かと思っていましたが、いつも歩いているせいか意外に疲れませんでした。やや健脚向け、と言ったところでしょうか。
 田布施町交流館からスタートして、最初の霊場である本町関戸橋袂の南平和霊場第1番札所観音堂を訪れました。かつては立派な屋根の下にお地蔵様が安置されていましたが、今は倉庫に仮安置されています。続いて、田布施川をどんどん下りました。

 田布施町交流館スタート     南平和霊場第一番札所     川添橋の堰改築記念碑
  

 しばらく歩いて川添橋を渡りました。そして、堤防脇に建っている堰改築記念碑を見ました。左側の記念碑は伊佐里峠と関わりがあり、紙芝居「五人力の清三郎」に出てくる石です。次に、南平和霊場第二番札所である新川寮に着きました。傷んでいる建物ですが、今でも新川地区の方たちに守られている札所です。続いて、次の霊場がある三宅に向かいました。三宅橋を渡って10分位歩くと、南平和霊場第三番札所である薬師堂に着きます。この薬師堂は、残念なことに去年春に撤去されました。その場所は空き地になっています。

  南平和霊場第二番札所      三宅橋を渡り三宅へ    南平和霊場第三番札所跡
   

 南平和霊場第三番札所跡は何も残っていないため、跡を示す杭か表示板を置きたいところです。続いて、尾迫にある南平和霊場第四番札所の観音堂に行きました。この観音堂は南平和霊場の中で一番綺麗に手入れされています。尾迫の方々が丁寧に守っているのだと思います。観音堂の南側に生えていた樹木が伐採されていたため、とても日当たりが良くなっていました。

               南平和霊場第四番札所 尾迫の観音堂


 尾迫の観音堂を出ると、竹重地区にある南平和霊場第五番札所西遊寺に向かいました。西遊寺は今、西竹重自治会館です。お地蔵様などは会館内に安置されています。続いて、奈良地区にある南平和霊場第六番霊場西法寺に向かいました。かつてはお寺だった西法寺ですが、今は奈良地区の集会所の役割を果たしています。なお、奈良地区にはかつて西福寺もあったのですが、明治初期に廃寺となりました。

  南平和霊場第五番札所     南平和霊場第六番札所    南平和霊場第七番札所
  

 奈良地区の西法寺を出ると、井神の南平和霊場第七番札所長福寺に行きました。このお寺には昭和30年代まで尼さんが住んでいました。今は静かなお寺になっています。長福寺傍の高松八幡宮に行きました。本番ウォーキング時、高松八幡宮のトイレを使わせていただくことになりました。ありがとうございます。続いて、山越えをして麻里府の上組に向かいました。山越えするには、かつて歩かれていた伊佐里峠の古道を越えなければなりません。

   伊佐里峠を目指す      伊佐里峠から大泉寺に到着    南平和霊場第八番札所
  

 伊佐里峠の茶屋跡に着くと、少しの間休憩しました。水分を補修したり、お菓子を数個口に入れました。10分程度休むと、大泉寺に向かう古道を降りました。先日この峠を整備しておいたため難なく歩くことができました。足元の切株に注意しながら20分程度歩くと大泉寺に着きました。

                一日詣り巡礼ウォーキングのコース


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