農作業,紡ぎ・染色・織り,史跡巡り,そして機械修理などに忙しく、古いラジオの修理をすっかり忘れていました。どの作業もおざなりになっているような気がしてなりません。そして、趣味を絞らなければと思いつつ、いつもそのまま時が流れています。
今回は戦前の古い真空管ラジオ修理のための調査を続けました。使われている真空管は、古いナス管とST管です。また音量調整もない、言わば骨董ラジオと言っていいでしょう。調査修理が終われば、郷土館に陳列しようかと思っています。
4個の真空管(ナス管3個,ST管1個)が使われた骨董ラジオ内部
使われている真空管は、私が子供の頃に使っていた6C6のようなST管ではありません。まずは、電源用真空管のKX-112A(半波整流管)です。ちなみにインターネットで調べると1929製造で、次年に改良版のKX-112Bに切り替わっています。つまり、この真空管ラジオは昭和4年頃製造と推定できます。続いてラジオ放送を受信する1段目のUX-12A(増幅),2段目UX-226(増幅)と続きます。
整流管KX-112A 増幅管UX-12A 増幅管UX-226
最後にシールドに囲まれたナス管UY-227(検波増幅)です。当時は直熱管が主流だった時代に、ハム雑音を減らすための傍熱管です。私が子供の頃、直熱管は12F位でほとんどが傍熱管になっていました。時代を感じさせる真空管です。
アルミシールドを取り外す シールド内の検波増幅棺UY-227
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