東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

柳井市 柳東地区の史跡巡りウォーキングの下見(2/3)

2024年08月19日 | 歴史探訪他ウォーキング

 茶臼山古墳を降りて大屋団地に行きました。バスの終点になっている団地です。以前は子供の姿をよく見たのですが、猛暑のためか一人も姿を見ませんでした。ここも少子高齢化なのでしょうか?続いて荒神山公園に行きました。大屋団地から直接この公園に行けるはずなのですが、入口が閉っていました。廃止された公園かも知れません。
 そこで、一度脇道を通って市営住宅を回り込んで公園に行きました。公園入口には荒神社の鳥居が立っていました。明治三十年頃建てられたようです。公園内は荒れており、公園として使えないようでした。雑草や灌木をかき分けて荒神社の祠に行きました。

           青い空に白い本殿が映える正行院


 この荒神山公園、元々は荒神社の参道広場だったと思われます。今は雑草と灌木に覆われていますが、その昔はたくさんの人が参拝していたに違いありません。鳥居に刻んである明治三十年頃は賑やかだったに違いありません。廃棄された祠が寂しく残り、今後は少しづつ山に返るのだと思います。そして、鳥居,手洗い石,そして灯篭だけが残る森になるのでしょう。

   寂しげな灯篭      旧荒神社の祠     荒神山公園からの眺め
  

 荒神山公園下の市営住宅も静かでした。花を育てている家が一軒だけありました。その一軒の方が退去すればすべての長屋が解かれるのでしょう。大屋団地にしろ市営住宅にしろ空家が目立ちます。これらの団地を見ていると昭和の風情を感じます。ちなみに私は結婚した当初、青梅市の市営長屋に住んでいたことがあります。洗濯機が外に置いてあり、暖房と炊飯器を同時に使うとヒューズが飛んでしまうようなわびしい長屋生活でした。

  樹が生い茂り暗い祇園社廃墟      落葉が積もる石階段廃墟
 

 荒神山公園を出ると、正行院に行きました。お寺は、堂,庵,寺,そして院と立派になります。柳東地区一番のお寺かも知れません。お墓もなかなか立派に見えました。
 続いて、正行院の南にある暗い森の中に入りました。ぎりぎり道が続いています。ここはかつて祇園社があったようです。しかし、今は荒れ放題で放置されてから数十年経つようです。落葉が積もる階段を降りました。ここも昭和時代には賑やかだったに違いありません。なぜ放置されるに至ったのでしょうか?

      柳井市 柳東地区の史跡巡りウォーキングの下見コース


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