東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

クルミの樹を増やす

2024年08月14日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 クルミの皮を採取して不慣れながら細工しています。もっと細工できるように、クルミの樹を増やすことにしました。そのため、去年の秋にクルミの種をいくつか埋めてみました。すると、三本だけ芽生えました。
 今冬伐採したクルミは再生して枝をたくさん伸ばしています。そして、藍の畑傍に昨年四個のクルミを植えたので、合計10本のクルミになります。数年後にはクルミの皮をたくさん採取することができそうです。

       去冬伐採したクルミ、再生して枝がたくさん生える


 クルミとの最初の出会いは多摩市にある東京都埋蔵文化財センターです。その博物館併設の林に縄文時代の竪穴式住居が復元されています。その住居内で焚火をして煙を出して定期的にいぶします。その住居傍にクルミが栽培されているのです。
 その埋蔵文化財センターにたまたま見学に行った時、管理人さんにクルミの実の食べ方を教えてもらったのです。それまではくるみ割り器で割って食べるものとばかり思っていました。しかし、縄文時代は火の中に入れて軽く焼くのです。すると、クルミの合わせ目が割れてきます。その割れ目を開くと、簡単に実を取り出すことができるのです。縄文時代の知恵には感心しました。

 一昨年芽生えたクルミ   今年芽生えたクルミ1   今年芽生えたクルミ2
  


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