東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

染め,紡ぎ,織り,綿繰りなど、田布施コットンクラブ

2020年07月12日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 2週間ぶりの田布施コットンクラブです。三密を避けながら、盛りだくさんの手作業をしました。皆さんが集まると、私の方から紅花染めについて、2種類の染料・2種類の劇薬を使うことなどを解説しました。そして次回のコットンクラブで、各自待ちよった糸や布を使って紅花染めすることなどのお話をしました。そのお話が終わると、各自いつものように手作業をしました。糸を紡ぐ方、織物をする方、綿繰りをする方など。私は細い経糸用毛糸を紡いだり、整経台を使って紡いだ毛糸を経糸にするなどしました。

       紡いだり,織ったりなど、各自手作業を楽しむ


 Kさんは色鮮やかな毛を持ち寄り、スピンドルを使って虹のような糸を紡いでいました。その鮮やかな毛や各種スピンドルを見せていただきました。また、Sさんは織物を卓上織物機から外して布の完成です。横糸の茶色は茶綿を,緑は緑綿を使ったそうです。黄色はクチナシで染めた糸を、青は去年藍染めした糸を使ったとのことです。とても落ち着いた色合いの布ができました。

 鮮やかな毛とスピンドル   Tさんの卓上織機    Sさんの織った布
  

 私は足踏み紡ぎ器で、経糸にする細い毛糸を紡ぎました。ボビンいっぱいに紡ぐと、ボビンを外しました。そして、隣に置いた整経台を使って長さを合わせながら経糸を作りました。経糸は5色に分けようと思っています。その色ごとに24本の糸を使います。つまり、経糸の総数は5 x 24 =120本を予定しています。または5 x 22 = 110本でも構いません。

   経糸用に細い毛糸を紡ぐ        整経台で経糸作り
 

 その他、収穫した綿から種をとる綿繰りをする方、また卓上織機を使って織物する方もいました。そして、スピンドルを使って糸を紡ぐ方などです。スピンドルは最初の頃、なかなか使いこなすことができません。私も最初の頃、太い毛をやっとの思いで紡いでいました。練習は裏切りません。2年位してなんとか細い糸を紡げるようになりました。今ではスピンドルから足踏み紡ぎ器に移行して、糸を自在に安定して紡げるように練習しています。

  色鮮やかな毛や糸     スピンドルで紡ぐ    綿繰り作業
  


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