東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

足踏み縄綯い機を修理・復活 田布施町郷土館

2019年01月12日 | ふるさと



 毎年のことですが、1月から2月にかけて、町内4校すべての小学校3年生が昔の道具を学習するために郷土館にやって来ます。それに間に合うよう、いろいろな道具を修理しています。今回は、昔の農家に普通にあった縄綯い機を修理しました。私が使っていたのは10年以上も前の事ですので、修理方法や使い方を思い出すのに時間がかかりました。

      修理後に縄綯いのテスト中、ちゃんと縄を綯えることを確認


 最後に縄綯い機を使ったのは、10年位前に地元の大学生に教えた時でしょうか。それ以前は、地元の高校生などに縄綯い機の使い方を教えたことがあります。10年以上も前の事なので、私自身使い方をだいぶ忘れていました。当時を思い出しながら、最初は縄綯い機を修理しました。油を差したり、ヤスリで磨いたり、ネジを締めたり、動きを滑らかにしたりしました。左右のラッパ口への藁の入れ方を思い出すのに時間がかかりました。そして、綯われた縄が太鼓部分に巻き込まれるよう調整するのに時間がかかりました。

 ラッパ口への藁投入     縄の引き出し部      綯われた縄の取り出し
  

 修理後、縄を綯うテストをしている時、二度ばかり指を挟んで血豆になってしまいました。今でも痛くてジンジンします。軍手をすれば良かったです。縄の先頭部を太鼓部分に巻き込み終わると、試しに縄を綯ってみました。すると、私が持っている縄綯い機より使い方が難しいことが分かりました。綯われた縄がほつれていると、太鼓部分でひっかかるのです。その都度、縄を綯い直さないといけませんでした。

   綯われた縄を太鼓部に巻き込み       太鼓部に縄を巻き込み完了
 

 何度か綯うことをやり直しました。すると、連続して縄を綯えるようになりました。たまたま来館していた城南地区の友達に手伝ったもらって縄を綯いました。基本は一人で縄を綯うのですが、足踏みするのは私、右のラッパ口に藁を入れるのはS君、左のラッパ口から藁を入れるのはK君の3人で縄綯いをしました。慣れない縄綯い機の手伝いありがとうございました。来週、城南小学校の子供達が郷土館にやってきます。修理した縄綯い機を見せようと思います。

  太鼓部を回す装置     縄綯いの準備完了    一人で縄綯いを試行中
  


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