東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

楽しかった稲刈り,縄ない体験

2007年12月03日 | 農業体験

 稲刈り,脱穀,唐箕,縄ないなどの体験をした大学生達から、その体験の感想文が届きました。この大学生達は6月に田植え体験をしましたが、自分達が田植えした稲を刈り取る体験するためにまた同じ田んぼにやってきました。最初、刈った稲を束ねる稲ワラ作り始めました。最後は脱穀したあとに残った稲ワラを使って「足踏み縄ない機」で縄を作りました。ほど良い天気に恵まれ、大学生達は皆楽しそうでした。

           稲刈りする前に、刈った稲を束ねるための稲ワラ作り


** 彩
 先日はありがとうございました。自ら体験してみて、稲刈りや脱穀を手動で行っていた時代の大変さがわかり、良い機会となりました。また今回、手動の脱穀と脱穀発動機を使った脱穀を比べてみて、改めて機械のすごさを感じることができました。昔の道具がなかなか残されていない現在にこのような貴重な体験ができ良かったです。とても楽しい時間となりました。

            稲刈りしながら、刈った稲がばらけないように結束


               結束した稲束を竹竿に掛けて乾燥

** 里香
 小学生の頃に一度稲刈りをしたことがありましたが、脱穀の際に初めて見るような道具を何種類も使わせていただき、とてもよい経験になりました。刈った後の稲を縄にする作業もとても面白く、もっと早くに経験しておきたかったと思いました。
 これからもっと様々な学生に田植えや稲刈りを体験してもらい、学習に活かしてほしいと思います。ありがとうございました。

        江戸時代に使われた「千歯こぎ」という脱穀機の使い方を教える私


                足踏み式脱穀機を使っての脱穀

** 麻未
 先日はお忙しい中、稲刈りや脱穀をさせていただき、ありがとうございました。三種類の脱穀機を比較してみて、時代とともに進歩していく違いに驚きました。なかなか出来ない貴重な体験だったと思います。本当にありがとうございました。

              脱穀して得られたお米の籾を「唐箕」で風選


            昭和初期の、石油発動機を使う脱穀機も体験

** 麻友
 先日は、稲刈りや脱穀、縄ないと貴重な体験をさせていただきありがとうございまし
た。田植えは小学生の頃に体験したことがあるのですが、今回行った稲刈りや脱穀、縄ないは私にとっては初めての体験でした。昔の人の知恵や工夫を感じ取ることができました。
 脱穀では、江戸時代に使われていたものと現代に近づく過程のものを体験することで、時代の進歩と共に農業形態も進歩してきたことがわかりました。こうしてみると、いつも食べているお米ができるまで時間がかかっているのだなと思いました。なかなかできない体験をさせていただき、とてもよい思い出になりました。ありがとうございました。

    脱穀したあとに残った稲ワラを使って「足踏み縄ない機」で縄作り

** 洪媚
 田んぼの水がなくなったので、植えるときよりやりやすかった。昔から今まで3種類の収穫方法や荒縄の捻り方を勉強して、人間の知恵には驚いた。稲わらで刈り取った水稲を束ねるとき、稲わらが丈夫になるため、先に叩いて、また水で濡らす方もすごいと思った。4つの機械はどちらでも素晴らしいと思うけど、最後使った刈取機は煙がたくさん出したので、環境にはよくないと深く感じた。
 水稲の収穫方法をまだ教わっていただいて、本当にありがとうございました。楽しかった上で、いろいろ感じて、よかったと思います。農民になるため勉強ではなく、人間の知恵の素晴らしさをよく感じしたので、これからも田植えの教わる事をお続きください。いろいろ教えていただいて、本当にありがとうございました

コメント
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