東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

天日乾燥の紅花から種子取り出し

2020年11月13日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 少し時期が遅れてしまいましたが、今年も紅花の種をまこうと思います。去年までは園芸用の紅花(花を楽しむ)を育ててきました。しかし今年から、知人からいただいた染色用の紅花を育てています。そして、初夏にその紅花の花弁を収穫しました。収穫した花柄のいくつかは天日乾燥しておきました。その乾燥花柄から種子を取り出しました。園芸用の紅花と比べて、棘が多くしかも鋭いので取り出しにとても苦労しました。軍手をしていても棘が刺さるのです。

           取り出した染色用紅花の種子


 乾燥した花柄から種子を取り出すには、ひと工夫が必要です。棘に逆らわないように花柄を押さえます。そして、花柄の膨らみを下の方から崩します。すると、白い小さなヒマワリのような種が見えてきます。その種をかき出すように取り出します。摘まんで取り出そうとすると、指先に棘に刺さり痛い思いをします。スプーンでかき出しても良いかも知れません。取り出した種子は、園芸用の紅花より小ぶりです。

  乾燥紅花の花柄     花柄の片側を崩す     かき出した種子
  

 しかしながら、花柄を一つずつ崩していては時間がかかります。そこで、花柄だけをハサミで切り出しました。そして、木槌で優しく叩いて花柄を崩しました。これで、少しは早く種子を取り出すことができるようになりました。種子を取り出してみて、園芸用の紅花よりも取れる種子の量が少ないと感じました。そのため、今年は自家消費分の種子しか取れませんでした。染色用の紅花は東北地方などの寒い地域で多く栽培されるようです。山口県では暑くて種子ができにくいのでしょうか。今年、来年と栽培し続ければ、栽培上の対策など分かると思います。

    花柄をハサミで切り離す        木槌で花柄を叩き崩す
 


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