東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

ほぼろ製作講習会のためのサンプルを数点製作

2022年05月02日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 この連休中、ほぼろ製作の講習会を開催します。私が制作方法を説明するのですが、製作途中の実物サンプルを見ていただいたことも大切だと思いました。そのため、ワラを組み始めた段階、ワラを組み終わった段階、そして、底の編み込みを始めた段階のサンプルを制作しておきました。麻紐を染めておくと編み方がより分かりやすいと考えました。そこで、麻紐を濃く藍染めしたサンプルを作ってみました。藍染めした麻紐を使うのはデザイン的にもいいかも。

         藍染めした麻紐を使って、ほぼろのサンプルを製作


 ところで、サンプルを制作する前に人数分のワラを加工して用意しました。最初に50束位のワラ束を脱穀機でこぎました。そして、ワラの袴部分を綺麗に取り去りました。そして、そのわら束を2時間程度水に浸しました。その後、本来ならば木槌でワラを叩いて柔らかくします。しかし、8人分のワラを叩くのは大変です。そこで、木槌で叩く代わりに車で何度もそのワラの上を往復しました。これでたくさんのワラが柔らかくなりました。

 脱穀機でワラの袴を取る  袴を取った50束位のワラ  車でワラを何度も踏む
  

 ワラを柔らかくし終わると、麻紐を藍染めしました。畑で収穫した藍の葉を使って染めました。麻を藍染めしたのは初めてです。染まるか心配でしたが濃く染まりました。染まった麻紐を水で洗った後、風が吹く木陰に干して自然乾燥しました。乾いたことを確認すると、その紐を使ったサンプルを制作しておきました。これで、ほぼろ制作の準備が整いました。当日早朝、タープを張ったり、ブルーシートを敷いたり、サンプルを並べるなどしようと思います。

    藍染めに使った藍の乾燥葉        藍色に染まった麻紐
 


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