東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

育苗箱にお米の種蒔き(2)

2010年04月22日 | 稲:春作業,苗作り



 先日に続いて育苗箱にお米の種蒔きをしました。肌寒い小雨の中での種蒔きでした。前回と同じように、近所のDIY店で買ってきた野菜用の培養土を使いました。お米専用の培養土を使うと良いのでしょうが、どこで購入してよいのか解からないし、購入しても金額が高いと思われます。数年間野菜用のものを使っていますがちゃんと成長しますので毎年使っています。

             新しく購入した育苗箱に培養土を盛る
 

 培養土が入った袋から移植ごてで土を育苗箱に移します。平らに均した後、あらかじめ浸水した種籾を手で振るうようにしてばら撒きます。このときに均等に蒔かないと発芽にむらが生じます。発芽にむらが発生すると、苗が混んだりして蒸れて発病するなどの弊害がおきることがあります。

    移植ごてで培養土を盛る          種籾を手で均等にばら撒く
 

 種籾を育苗箱にばら撒くと、今度はその上に薄く土をかけます。小石が混じると発芽に悪い影響があります。これを避けるため、小石や枯れ草などを取り除くために、細かい網を使ってふるいます。また、スズメなどの小鳥を欺く意味でも細かな土で覆って籾を隠します。土をかけるとすぐに苗代に育苗箱を置きます。

      網をふるって土を被覆         苗代に育苗箱を置く
 

 このようにして、30箱の育苗箱にお米の種を蒔きました。あとは古代米の種蒔きだけが残るだけです。これらの育苗箱は網をかけた苗代に並べて置きました。苗代内は、育苗箱を置きやすいようにまた歩きやすいようにあらかじめ水を抜いています。

         水を抜いた苗代内に並べた育苗箱の数々


 育苗箱を苗代内に並べ終わると、苗代の水の出口をふさぎます。こうすると30分ほどで水が溜まって水深が10cmほどになります。あとは籾が発芽するのを待つだけです。1週間後位には発芽するはずです。

          水深が深くなり育苗箱が水没した、網で囲まれた苗代

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