このSONY製トランジスタラジオ TR-610の修理履歴です。それぞれをクリックしてください。
修理(1/6) 修理(2/6) 修理(3/6) 修理(4/6)
修理(5/6) 修理(6/6)
久しぶりの雨ですので、農作業ができません。このため、SONYのトランジスタラジオ TR-610の最後の修理をしました。電子回路の修理はすでに完了しているため、ラジオ全体を拭いたりして外観を綺麗にしました。
このラジオは、落下時にできたのかスピーカーの前面穴あきアルミが少し窪んでいます。最初、この窪みを直すことから始めました。
スピーカーの前面穴あきアルミが少し窪み
窪みを直すためラジオを3枚開きにしました。そして、スピーカーを抑える内枠を外しました。その内枠を外すと、スピーカーと穴あきアルミを支える外枠を外しました。すると、穴あきアルミとスピーカーがポロリと外れました。黒いスピーカーには積年のゴミが溜まっていました。そのゴミを刷毛で取りました。
外したスピーカーには積年のゴミ付着 内枠を取り付けてスピーカーなどを固定
次に、穴あきアルミの窪みを指で押したりして直しました。そして、スピーカー,外枠,内枠,穴あきアルミを元のように筐体に固定しました。固定が終わると、ラジオの電子回路基板を筐体に収めました。さらに、ラジオの裏蓋をはめ込みました。これで、ラジオの内部の掃除は終わりです。
回路基板を筐体に収める ラジオを濡らしたチリ紙で清掃
ラジオの内部と外部の清掃が終わり、トラッキング調整をしようと思いました。しかし、周波数の全域でラジオ放送局がとても良く入ります。局部発信のコアが欠けているため、無理して調整して壊すリスクは避けることにしました。このままでも十分に放送局を聞くことができます。
修理が終わったトランジスタラジオ TR-610
このラジオには黒い革のカバーが付いています。このラジオを包む黒い革です。見た目はそれほど汚れていませんが、濡れティッシユで軽く全体を拭いておきました。
まだ真空管ラジオが全盛だった時代、このラジオを持っていることはとてもステイタスシンボルではなかったかと思います。そして、このラジオは今のIC時代に繋がる半導体時代幕開けの製品の一つだったのではないかと思います。
これで、このSONY製トランジスタラジオ TR-610の修理を終わります。
黒い革カバーを濡れティシュで拭く ベランダでラジオ放送を受信中
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