東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

田んぼとイナゴ,カマキリの関係

2007年10月17日 | 生き物
 今年はどういうわけか稲を食べる害虫であるイナゴの姿をあまり見かけません。毎年稲を刈っていると、無数のイナゴがパチパチ音を立てながら跳ねて逃げます。しかし今年はなかなかイナゴを見ません。田んぼの中を探してやっと数匹のイナゴを確認できます。

             イナゴ,カマキリ,クモなどがたくさん生息する田んぼ


 昔イナゴを取ったことがあります。手で捕まえて腰に下げたビンに中にイナゴをいれます。ビンに入ったイナゴは中で飛び跳ねて逃げようといますが、ビンの中では逃げることができません。捕まえたイナゴは家に持って帰ると、後ろ脚を取り除いて佃煮にします。見掛けは良くありませんが、海老だと思えばなかなかおつな味です。昔は貴重な蛋白源でもあったようです。

           今年はなかなか姿を見ることができないイナゴ


 イナゴが少ない原因を考えると、今年はことのほかカマキリが多いことが第一にあげられます。稲刈りしていると、けなげに人間を威嚇する小さなカマキリをよく見かけます。このカマキリがイナゴを食べたのではないかと思います。また、今年はおたまじゃくしもたくさん泳いでいましたので、カエルも増えたのかも知れません。この田んぼは毎年多くの青ガエルがたくさん発生します。この青ガエルは器用に稲の穂によじ登ることができます。このカエルもイナゴをたくさん食べているのだと思います。
 近代的な農法では農薬を使って害虫を減らしますが、同時に益虫であるカマキリやクモも減らしてしまいます。多少の被害を目をつぶれば、この田んぼのようにイナゴやカマキリなどがバランスよく生息している生態が、一番害虫が少なく稲の害が少ないのではないかと思います。

           田んぼでよく見かけるカマキリ(害虫のイナゴをたくさん食べる
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