ちょっとマンネリですが・・・

ダラダラ過ごしている毎日のことあれこれ・・・・

世間に通用する看板の力を借りることも選択肢の一つ・・・

2009年10月24日 | Weblog
「凡人が一流になるルール」齋藤孝著より。

これは小林一三ルールのところにあったもので、ここでは「看板の力を借りて自分を磨く」とあった。小林一三の名前を初めて耳にしたのは学生時代だった。その当時はただ優れた経営者としてだけ知っていたにすぎない。

宝塚歌劇団、阪急電鉄、阪急百貨店などいくつもの事業を成功させていた人物で、巨大な企業グループを作り上げていた。ふつう財閥系の経営者の多くは、家柄が良かったり、親の財産を引き継いで事業を興し発展させていた。

しかし、小林一三は何の後ろ盾もなかったのだ。子供のころから苦労の連続だったようだ。しかしその後、慶応義塾大学に進学し、三井銀行へ入行していた。かつて慶応義塾大学はいま以上に光り輝くブランドだったようだ。

慶応の卒業生というだけでも信用力があったという。もともと文学青年で、新聞社を志望していたが就職に失敗して、やむを得ず三井銀行へ入行したのだった。そして、世間に通用する看板を使うことで自らの仕事の経験を積んでいったのだった。

看板に頼り切らないで、中身(実力)を磨いたというところがポイントだったようだ。何のバックボーンがない場合は、看板の力を借りるのもアリということだった。