ちょっとマンネリですが・・・

ダラダラ過ごしている毎日のことあれこれ・・・・

偉人たちから学ぶのに適しているのは、三〇歳からではないかと思っている。

2009年10月01日 | Weblog
「凡人が一流になるルール」齋藤孝著より。

たいてい偉人たちの伝記を読むのは、小学生の頃だけで、あとは少し知っただけで知ったかぶりをしてきてしまった。でも、学生のころはまだ実際の仕事での苦労をまったく知らないので、まるで別世界に生きた人物だという印象が強かった。

しかし、社会人になって仕事をして初めて偉人たちの生き様が理解できるのかもしれない。この一冊は、あるビジネス雑誌に掲載されたものを元にして書かれていた。その時のコンセプトは「三〇歳からの偉人伝」だっとという。

この本ではビジネスを成功させた次の6人の偉人たちが選ばれ書かれている。エジソン、カーネギー、渋沢栄一、豊田佐吉、小林一三、フォード。実際に彼らがどのような心がけで仕事に向かってきたかがコンパクトにまとめられている。

それぞれの人物には成功に至るための習慣や心掛けがあった。それらを筆者はルールと名付けている。そのうちのいくつかはすでに実行しているか、誰にでもすぐに応用できそうなものばかりだった。

やや関係ないが、経済や企業や組織を題材にした小説もやはり学生時代に読んだのでは、その本当の面白さは理解できないもの。実際に責任をもって働いてこそ実感を伴って物語の面白さは迫ってくる。この一冊もやはり社会人経験があるからこそもう一度読み返したくなってくる。