ちょっとマンネリですが・・・

ダラダラ過ごしている毎日のことあれこれ・・・・

「(自分で)ケガと言わなければケガじゃない」

2008年05月31日 | Weblog
「日経新聞、夕刊」2008.5.21付けより。

かつて日本のプロ野球界では鉄人と言えば衣笠氏だった。しかし平成の鉄人ともいわれているのが金本(阪神)だ。上記は彼自身の言葉だった。どんな故障を抱えていてもグランドに立ち続けている。当然これは誰にも真似ができないことだ。

今年の4月3日の誕生日で40才になったのだがまったく歳を感じさせない。本人が最も誇りにするのが連続フルイニング出場だろう。2006年4月9日にはカル・リプケンの記録を抜いて、“904試合連続フルイニング出場”の世界新記録を達成していた。この記録は現在も継続中で1229試合(この新聞の発行日前日まで)となっている。

名門広陵高から希望大学に進めず(本人は法政大学に進学希望だったようだが)、一浪して当時はまだ無名の東北福祉大へ入学していた。4年生の時に大学選手権優勝に貢献している。ドラフトは91年、広島の外れ4位。しかも当時のカープ首脳陣には「おまえは本塁打を打たんでいい。転がして足を生かせ」と指導されていたのだ。

ところが反骨心が才能を伸ばしたのだ。その証拠には今月13日には史上15人目の400本塁打を記録している。また4月には史上37人目の2000本安打も達成していた。さまざまな記録は金本を奮い立たせてくれるという。まったく衰えを感じさせない気力と体力ははいつまで続くのだろうか。

“変わっている”はホメ言葉。

2008年05月30日 | Weblog
「R25」2008.5.8号より。

(前日のつづき)
ニッチな趣味を持つことは、ある意味パイオニアでもあるだろう。つまり開拓者精神にあふれていると言えそうだ。実際にどんなものがあるかここに数人の例があったので今後のご参考のためにいくつか抜粋してみよう。タイトル(趣味の名称)を見ただけで、ナンダこりゃ!と思えるものも多い。

1、動物遊具探検家→都内すべての公園を巡り、動物の遊具をウォッチングする。sさんはこの10年間で数百か所の公園を巡り700以上の動物遊具を撮影してきたという。副産物としては、歩き回ることは実に体にもよさそうだ。

2、やまびこおじさん→つまりやまびこ愛好家ということだ。Tさんはやまびこ歴10年だった。やまびこポイントを求め日本各地をヤッホー行脚する。自然の中で大声で叫ぶとストレスも発散できそうだな。

3、寝癖カレンダー男→寝起きの髪型の写真を365日ウェブにアップする。実にばかばかしいと思われることも7年も継続するのは大変なこと。寝癖は自分でコントロールできないところが面白いとか。

4、浮き力士ファン→いったい何のことかと思ったが、力士が土俵から浮いている写真(つり出しなどで)ばかり新聞のスポーツ欄から切り取ってスクラップしていた。圧倒的なパワーを感じられるからだそうだ。単なる勝ち技でないところも面白い。

5、GPS地上絵画伯→地図上に現在地を記録し地上絵を作成する。地図上に自分が移動した軌跡を描いて絵にしている。パソコンにGPSデータを転送し、地図ソフトで軌跡を表示しているようだ。かなりスケールの大きい絵になりそうだ。Hさんの趣味歴7年。

6、校歌マニア→全国600校の高校校歌を記憶するという。とくに野球部のある高校の校歌だというが、趣味歴が40年というから本物だ。校歌の魅力は歌詞の中にその土地の風土や歴史、苦悩まで表現させているところだそうだ。

7、ビジネスクラスグッズ愛好家→飛行機でもらえるグッズを何から何までコレクションしている。耳栓、ハブラシ、アイマスクなど数多くあるらしい。仕事で海外によく行く人には向いていそうだ。Kさんはこの趣味歴15年だという。

かなりばかばかしいことを真剣にやり続けるっていうのも大変だと思えるな。継続するためには根性も必要そうだし。その前に自分が今何ができるかを考えねば。上記の実例はどれも開拓者だけが味わえる楽しみだろう。“変わっている”は楽しそうだな・・・

“俺ホビー”の極意とは?

2008年05月29日 | Weblog
「R25」2008.5.8号より。

(前日のつづき)
かつての“マイブーム”の名付け親でホビーの達人でもある、みうらじゅん氏はニッチな趣味をいくつも構築してきた。その彼が考えるホビーの極意について、4つの法則にわけて解説があったので簡単にここに記してみよう。

極意1、勝手にネーミングしてみる。→カテゴリーが存在しなかったジャンルを勝手にネーミングしてみる。この人は「ゆるキャラ」というのを考えだしていた。つまりいまひとつアカ抜けないキャラクターだった。国や地方の公共団体で使用しているやつだ。

極意2、街を“漫然”に歩かない。→通勤や散歩のときにも見つかるかもしれない。この人は街中で看板文字を撮影して、「般若心経」の経文を作成している。これを“アウトドア般若心経”と言っているようだ。実にオリジナル性がある。

極意3、趣味とは苦行のはじまりと心得る。→購入し、収集せざるを得ない状況に身を置く。たとえば、みうら氏は土産物屋で見つけたゴム製のヘビが気になってから集め始めている。これもあまり多くの人がやらなそうなもので奥が深そうだ!

極意4、着地点を定めずレット・イット・ビー(なすがままに)。→脱線こそ“俺ホビー”の極意だという。やっている趣味に関するワードから連想してみる。たとえば、上記のゴムヘビなら、ヘビ文献収集、ヘビが出てくる映画、DVDなど、ゴム人形、作り手への畏怖の念(どうしてこんなものを作ったのか)など。

それにしても、趣味を連想法で考えてゆくというのも面白い。どんどん世界が広がってゆくようでもあるし、また別の横道に関心がそれてしまうかもしれない。そんなところもまた俺ホビーのいい点なのだろうな・・・

ニッチ(隙間)な趣味の魅力・・・

2008年05月28日 | Weblog
「R25」2008.5.8号より。

相手を理解しようとするときのひとつに趣味がある。単にやっている仕事ぶりや血液型とは違ってその人の本質が表れたりするかもしれない。履歴書などにも特技や趣味を記入する欄があると思うが、そこに何のためらいもなく書くほどの趣味を持っている人はどれほどいるだろうか。

その人のパーソナリティーをひも解く情報は意外にも趣味の中にあったりもする。とは言っても、ありきたりの読書とか音楽鑑賞、ゴルフ、競馬、マンガ、絵画・・・などということから理解することは難しい。

実際にそれをどの程度やっているかの説明がなければつまらない。もちろんそれなりに深く突っ込んでやっていなければ人にちゃんと説明はできないだろうが。小説ならどんなジャンルでどんな作家が好きでどの程度作品やシリーズ、作家について知っているかなどあらゆることに精通しているほど面白い。

しかし、中には人があまりやらなそうなニッチな趣味を自分で考えだして取り組んでいる人もかなりいるようだ。そこにはオリジナル性があって面白い。それはまた“俺ホビー”という表現でもあった。

他人にとってはどうでもいいものを、自分なりに収集、研究してみるのも面白そうだ。深く追究しているうちにちょっとした専門家になれるかもしれないな。もうやっている人けっこういるかも・・・

“アイウエオ”で生きると自分が面白い。

2008年05月27日 | Weblog
「頭の財産28の増やしかた」藤本義一著より。

これは「ひらめきを生み出す知恵袋」という章にあったものだが、藤本氏が『日本永代蔵』(井原西鶴)を読んでいるうちにひらめいたことのようだ。もちろんこじつけではあるが、納得できて面白かったので記録しておこうと思ったのだ。

アイウエオとは次の頭文字のことだった。ア・アイデア。イ・インタレスト。ウ・ウォーク。エ・エキサイティング。オ・オーナーシップ。仕事や商売での精神はこれらの5つがそろっていることが大事だという。さらに説明を加えておこう。

ア・自分でつくったアイデアかどうか。逆に考えれば、他人のアイデアよりも自分で考えたことのほうがやる気は起きるだろうということだ。
イ・それに興味が持てるかどうか。興味があるほど当然仕事をしてもノリが違ってくる。
ウ・そのためには骨身を惜しまずあちこちにいけるか。上の興味との関連で興味がなければ動きも鈍くなろうし疲れも増してくる。
エ・気持の燃え上がりがあるかどうか。エキサイティングと思える仕事なら退屈さは感じないだろう。
オ・このオーナーシップというのが一番分かりにくかったが、何かを作った時、契約などの仕事まとまった時に自分がやったという喜びを感じられるかどうかのことだった。

もし、以上の5原則がそろっていればどんな仕事についていてもかなり楽しいに違いない。そうは言うものの藤本氏自身60歳くらいまでで、5つがそろっていたと思えたのは1、2回くらいしかなかったと振り返る。

実際には3つくらいがそろっていればいい仕事ができそうだ。たとえ人が考えたアイデアでも共感できればそれもいいし。ある程度の好奇心があれば仕事も面白くできそうな気もする。要は自分がどうしたら仕事が面白くできるかを考えられればいいのだろう・・・な。

植樹という社会貢献を贈るギフト。

2008年05月26日 | Weblog
「関心書簡」2008.5.22付けメルマガより。

その中に「緑の森をプレゼント」というタイトルがあり、つい先日「都会の緑はファッション」というフレーズを取り上げていたのでちょっと気になった次第。

もうご存知の方もいらっしゃるとは思いますが、これは「エコロギフト」といってエコロジーとギフトから作った造語で簡単に次のような説明がされていました。“エコロギフトとは、植樹という社会貢献を贈るギフトで、購入すると、その金額の一部が社会貢献活動にあてられ、ギフトを受け取る人には植樹証明書が届けられるとのことです。”

ギフトというと実際に手にしたり自分が楽しんだりといったモノを想像しがちだが、これはちょっと違っていた。ありきたりでないところが狙い目だろうか。もう少し詳しく書いておこう。いま発売中のエコロギフトは「白神山系~岩木山」へ植樹するというもので1本10500円だった。(コピーには次のように書いてある。)

「あなたが大切な方へのプレゼントとしてエコロギフトを購入すると、相手のお名前で植樹など社会貢献活動が行われ、その方のお手元に証明書が届けられます。贈る人もうれしい、受け取る人も、そして社会にも喜ばれる。」

「植樹証明書には・・・
・ お祝いを受ける方のお名前
・ ギフトを贈る方のお名前
・ 記念日などご希望の日付
・ 証明書のシリアルナンバー
などを入れ、メッセージカードをそえてお届けします。美しいウッドフレームに入った証明書はインテリアとしてもお楽しみいただける贈りものです。」

とはいってもまあ、証明書だけあっても実際にその苗木を見るとなるとその現地まで行かないと確認できないのがちょっと辛いところかも・・・ですね。まあ、環境にいいことをしたという自己満足かもしれないが・・・

ホームページは→http://www.ecologift.jp/

日本のブログの4割が迷惑なもの・・・

2008年05月25日 | Weblog
「朝日新聞」2008.5.10付けより。

ブログのユーザーはどんどん増えているようだが、同時に迷惑ブログも急増しているという。そのうち最も多いのが「ニュースの記事や商品の写真の使用などを無断転載して並べただけ」というブログらしい。

しかもこのような質の悪いブログを複製して、一人で数十ものブログを公開する者もいるとありました。すると、あることを検索しようとすると大量のブログが混在してしまい効率よく調べものができないということにもなりますね。

日本のブログの4割がこのような迷惑ブログだと言われますから恐ろしい数になります。また、ブログは始めるのも簡単ですが、やめるのも簡単だと思えます。そのため管理人不在の幽霊ブログが今後ともどんどん増えそうですね。

とはいっても、いまやっているこれもその一つとなる可能性もありますが。そこで、検索する際にブログを含めない方法について「セキュリティーのカギ」というコーナーでSOHO実践家の須藤慎一さんがちょっといいアドバイスを書いてました。

ヤフーではキーワードで検索した後、「検索オプション」をクリックすると「ブログフィルタ」が出てきます。そこで「ブログを含めない」をオンにすれば、ブログ以外のホームページに限定することもできるのでした。

(グーグルにはまだその機能はなかったですね)と、こんなことをこのブログで書くというのも、どうかな~とは思いますが・・・

嫌い派も公認日本の心。

2008年05月24日 | Weblog
「朝日新聞」2008.5.10付けより。

(前日のつづき)
つまりこれは「演歌は好きですか?」という質問に答えたものだった。回答者は4689人にでトータルでは「いいえ」が56%、「はい」が44%という結果だった。その嫌い派でも「いいと思う歌がある」という答えは8割に達しているという。

「演歌のイメージは?」としての1位は、「日本人の心」が2217人、に対して2位の「ワンパターン」というのが1260人だった。3位にはそれとほど同数で「暗い」というのが入っていた。

面白いのは「好きではないのに、無意識のうちに口ずさんでいる」というのがある。確かにロック歌手でもけっこう鼻歌交じりに演歌を口づさんでいたりするもの。

「好きな歌は?」という質問で意外だったのは「喝采」(ちあきなおみ)が1444人で1位だったことだ。2位は「天城越え」(石川さゆり)、3位「舟唄」(八代亜紀)と続いていた。「喝采」など若い人はきっと聴いたこともないだろう。また聴いたことがある私もどうしてこれが演歌にはいるのかと持ったりしてしまう。

「好きな演歌歌手は?」ではベストスリーは順に石川さゆり、美空ひばり、石原裕次郎となっていた。現役では石川だけだ。また裕次郎は演歌というよりムード歌謡にも思えるが。きっと若い世代だったら聴いたこともないだろうな。

演歌の好き嫌いには男女でまったく逆の比率だった。男性は6対4で肯定派が多いが、女性は3対7で否定派が多かった。これは演歌には悲しい女性を主人公にした歌詞が多かったせいかもしれない。個人的には演歌は好きな方・・・だな。


久しぶりに演歌が脚光を浴びている。

2008年05月23日 | Weblog
「朝日新聞」2008.5.10付けより。

とはいっても、皮肉なものでアメリカ人の黒人歌手ジェロが「海雪」でメジャーデビューを果たし、ヒットさせたからだ。声だけ聴いていれば日本人かとも思えるし、その歌唱力にも驚かされる。話題性でも十分だった。

本人は年末のNHK紅白歌合戦に出場をしたいらしいが、これからどれだけ活躍できるかにもよるだろう。いくら歌唱力があるとはいっても、今後作詞や作曲にどれだけ恵まれるかも問われそうだ。チャンスは自分一人だけではつかめない。

演歌といえば、メジャーで活躍するイチロー選手も打席に登場する際のテーマ曲に石川さゆりの「天城越え」(87年にレコード大賞を受賞)を選んでいた。

今年はとくに大リーグ新記録の8年連続200安打がかかっている。また日本歴代1位の通算3085安打も目標に違いない。そのどちらも“越える”という意気込みがあるのだろう。

今年1月には石川さゆりのコンサートに足を運んで、楽屋を訪れ彼女に直接依頼したという。そして、野球の知識がほとんどない石川もイチローの熱意に感激し、その場で快諾したようだ。そんな申し出に喜んだのは石川の方かもしれないが。

イチローバージョンで制作された「天城越え」、今ごろ、アメリカの乾いた空の下で響いているのだろうか・・・。またジェロは今年あと何曲ヒットを飛ばせるだろうか・・・

都会の緑はファッション。

2008年05月22日 | Weblog
「JAF Mate」2008.6月号より。

対談のなかで清水國明が語っていたこと。彼は数年前から自然の中での暮らしを手掛けている。2003年には自然教室「河口湖自然樂校」を開校している。この“樂校”というのが楽しい学校というイメージをさせる。

そこでは、子どもたちに自然の体験をさせるのではなく、冒険をしてもらうという。体験というと、自然のなかの都合のいいところだけを取り出して経験する感じがしてしまうからだった。なるほど、それがそれが体験と冒険の違いというかこだわりのようだ。

自然の厳しいところ、危険なところも同時に知ってもらい学ぶことが大事だと考えている。そのためスタッフは最低限必要なこと意外は教えないという。参加者たち自身の責任が大いきこともわかる。

話がそれてしまいそうだ。清水は、街路樹の緑を都会の自然だという人がいるが、あれはファッションであって自然ではないと指摘する。その理由として落ちた葉っぱは単なるゴミにしかならないからだ。それが自然の中なら土に戻って肥料になり、他の生物の命を助けるという。

腐葉土があれば樹木や野菜がよく育つことはよく理解できる。それに引き替え都会の人工的な公園や街路樹の緑は木陰を作ってくれ、四季折々に目を楽しませてくれるが、地域の中ではファッションにさえ見えてくるのは確かだ・・・な。

見事に着地させることを学んだ。

2008年05月21日 | Weblog
「R25」2008.5.8号より。

(前日のつづき)
押井守さんは、映画は飛行機で監督はパイロットだという。これはかなりわかりやすいたとえでもあった。

多くの人からの評価を実現しないと、次には飛べないことになる。またいつも調子がいい状態で飛べるわけではない。また、当然ながらいいことばかりは長く続かないもの。

途中、フリーになってから壮絶な墜落事故を起こしている。自分は素晴らしいものを作ったと思ったもののまっさかさまに落ちたということだ。しかし実際の飛行機ではなかったのが幸いで、3年間は干されたもののカムバックしている。

そして、どんな状態であろうとも一度飛んだらちゃんと着陸させることを学んだのだ。しかも、彼は監督としては珍しく軽飛行機からヘリコプター、ジャンボジェット機までかなり手広く操縦してきたという。

さまざまな苦労をしたことが成果につながっているのだろうか、今では原っぱだろうが滑走路だろうが見事に着地させることを学んだようだ。あらゆる機体を操縦すること(=演出すること)が根っから好きだということでもあろう・・・な。

自分の仕事の分野で絶対的な自信が持てるとはすごいもの。つまり一度始めたからには自分の仕事に駄作(失敗)はあり得ないということなのであろうか・・・

やりたいことじゃなくて、向いていると言われたこと・・・

2008年05月20日 | Weblog
「R25」2008.5.8号より。

かなりのアニメーションファンならきっと映画監督の押井守の名前は聞いたことがあるかもしれない。彼はもともと学生時代から映画が好きで、そのためか卒業まで6年間かかっていたのだ。その後もかなり成り行き任せの生き方をしてきたものの運命のようなものが彼をやはり映画の世界に連れてきてしまったようだった。

大学卒業後に得た仕事はラジオのディレクターだったが、いきなり番組を作らされるはめになり疲れ果ててリタイアしている。その後小さな会社で事務をするもののヒマ過ぎたという。当時25歳で結婚していた。

そして一生の仕事としては、唯一の資格だった美術教師になろうと決めたのだ。ところが、願書を預けた友人が出し忘れてしまい来年まで待たねばならなくなったのだ。

どうしようかと国分寺を歩いていたら、ある募集の張り紙が目に入ったのだ。それはタツノコプロというプロダクションだった。その時26歳だった。しかしこの時が実はターニングポイントだったようだ。向いていると言われてやってみると飽きなかったという。

3年で監督になっている。自分はいろんな人間を集めて旗をふったり説得したりして何かを作ることが好きだったと振り返る。仕事はいくらでもあったようだ。そして29歳の時にスタジオぴえろに移籍している。29歳だった。

彼が学んだことは、周りの人間が望むとおりのことをやってみせると、突然視野が広まるということだったようだ。とかく、私たちは自分が好きだと思い込んだことを仕事としてやりたいとは思うものの、向いているのが何かは分からないことが多い・・・のかも。

締め切りはアクセル・・・

2008年05月19日 | Weblog
「オンリーワンになる仕事術」中谷彰宏著より。

ものごとの多くには締め切りがつきもの。学生時代の宿題もレポートも論文もすべて締め切りがあった。また社会人になって仕事をはじめれば何らかの締め切りの重要性に痛感させられる。見積書、計画書、企画書、各種契約書類、納期、請求書、支払期日、・・・

いくらいいものが出来上ったといっても、期限内に提出や完成させなければちゃんと仕事をやったとは認められない。それどころか信用を失ってしまい二度と仕事がこなくなることさえあるだろう。

締め切りがなんでアクセルなんだろう、と思っっていた。しかし、良く考えてみれば車のアクセルから足を離せばスピードは一気にダウンしてしまう。だから、ある一定の速度で走るためにはやはりアクセルから足を離してはいけないのだろう。

つまり走り出した仕事はその締め切りに向かってアクセルを踏み続けなければならないのだ。それが結局はスピードにつながっているということにもなる。ペースを守ることはかなり難しい。自分だけのペースが許されないことのほうが多いし。

まあ考えてみれば締め切りがなければ、仕事はだらだらといつまでたっても終わろうとしないかもしれない。また長引かせたらといって質がいい仕事ができるとは限らない。むしろ限られた時間のなかで高密度でやったほうがいい結果が出ることも多い。

作家も時間をかけて書き上げた作品だからといって、それが売れるとは限らない。ある小説家は、鼻歌交じりで書き上げた作品のほうが、読者のウケがよかったりしたこともあったとも話していた。

ブログ(日記)もうまく書こうなどと思えば、時間ばかりかかってしまい、かえって自分が疲れてしまう。いくら公開日記とはいえ、むしろお気軽に自分流でさっと書いてしまったほうが更新がラクになる・・・と思っているが。

最もモチベーションが上がるのは、具体的な数字が見えた時・・・

2008年05月18日 | Weblog
「オンリーワンになる仕事術」中谷彰宏著より。

ものごとは数字に置き換えると具体性を増してくもの。たとえば、「できるだけ運動するようにしよう」といってもなかなか思うようには進まない。できるだけ頑張るといっても漠然としてしまっている。目標があるようでないようなものだ。

精神論で話したり思ったりしているうちは前には進まない。そこに具体的な数値目標ができると、それに向かおうという気になる。それも実際の能力や実力からかけ離れたものでは逆にやる気を失わせるだけだろうが。365日毎日欠かさず、というのも無理がある。むしろ週に3回以上というほうがやる気が出る目標に思える。

もっと売上げを伸ばしましょう、というのも曖昧で全く効果がない。客単価を800円から200円アップするにはどうしたらいいか、と考えた方が具体策が出やすい。また、総売上も客単価の増加が見込めないなら見込み客を増やす具体策を考えるべきだろう。

よく、限られた客数でも訪問頻度を上げて客単価が上がるようにすれば総売上はアップするはずだということを聞く。しかし、その訪問内容や商品力も吟味しなければそうそう簡単には売上げアップは見込めないだろう。むしろ見込み客(新規開拓を含め)を何人増やそうというほうが具体的だろう。

「できるだけ」をどれだけ具体的な数字や図で表現できるか、まずその辺から始めることも必要そうだな。しかもそれが人から与えられたものでなくて、自分で考えた数字ほどモチベーションは上がりそうだが・・・

10倍ラクになる方法を考えるのは、工夫。

2008年05月17日 | Weblog
「オンリーワンになる仕事術」中谷彰宏著より。

仕事をしていて、なんとかラクになる方法はないものかと思うことはよくある。しかし筆者は10%ラクになる方法はないかと考えるのはセコイ、それはただのサボリだからという。

むしろラクになろうと思えば10倍くらいラクになる方法を考えるべきだという。つまり工夫が必要になってくる。体、頭、お金などを使うことでスピードアップを図るということになる。

極端な例があった。年収700万円の人が350万円を払って人を雇ったらラクになるという。具体的に何をどうするかはケースバイケースだろう。なかなかそんな発想を思いつかない。

サボることはむしろスピードダウンにつながる。もっとラクをしようと思えば、自腹を切ることも視野に入れることになってくる。もしそれで時間が浮けば、次に何をするかが見えてもくる。つまりお金で時間を買っていることだった。

これはコミュニケーションにも言える。仕事では普段からのコミュニケーションがその仕事の内容を左右する。単調なDMや電話だけでは限度がある。バリエーションを考えるのも工夫だ。

それによっての副産物はクレームが発生しにくくなることも考えられる。クレームはしばしば普段からのコミュニケーション不足が原因になっていることもある。

前向きに考えるなら、小銭をためるよりむしろ、それでできる心に響くちょっとしたプレゼントを考えるのも、仕事をラクにする工夫でもあると思う・・・のだが。これは決してサボリでなはいはず。