『[図解]スピードノート』主藤孝司監修より。
この本には“人より10倍速く成功するための”、というサブタイトルがつけられていた。早くではなく速くとなっていた。つまり本のタイトルにもあるようにスピードがポイントのようだ。
ここでは時間を買うということだが、ある結果を得るために必要な時間を金銭を投資することで節約することだった。これは企業買収を例にとればわかりやすい。お金を払って高い技術力のある企業を買収できれば、そのほうが手っとり早く目的を達成できるという考え方だった。
一般の人にとっては、パソコンで仕事が速く処理できれば目的を達成できる。しかし、そのためには高性能のパソコンに投資するということでもあった。つまりそこでもお金がかかる。
成功者のタイムマネジメントの基本は「時間を買う」という考え方だ。たとえば、「技術習得の労力を買う」→アウトソーシング。「通勤時間を買う」→交通が便利な立地のオフィス。「自分の時間を買う」→アシスタントや秘書の採用。「移動時間を買う」→高いが速い移動手段(新幹線、飛行機)・・・といろいろあった。
昔から言われるのは、「タイム・イズ・マネー」だが、この場合もある意味金で節約する時間を買うにはお金がかかるもの、と考えばいいのだろうな。