『人生を変える万有「引用」力』齋藤孝著より。
この章のタイトルは「幸福になるための身体能力を引き出す」となっていた。実に積極的な意味合いがありそうだ。そこではストレスを解消することが大事だという。
ここでの引用は次のものだった。「エネルギーが余るとだるくなる、暴れたくなる。けれども、ちょうどいい時は快い。」(『整体入門』野口晴哉著)となっていた。
「
ついつい「疲れた」も「だるい」も一緒のものと思っていたが、別ものだったのだ。「疲れた」はもうこれ以上、体が動けない状態で、「だるい」はエネルギーが余っている状態だった。
たしかに適度の運動をして汗を流した後は気分もすっきりする。疲れたと思っても、神経だけが疲れていて、体にはエネルギーが余っていることが多いのだろう。
だからエネルギーの発散は大事なことだった。体力があるのに会議や授業で長時間座らされていればだるくなるのは当然のことだったのだ。