ちょっとマンネリですが・・・

ダラダラ過ごしている毎日のことあれこれ・・・・

今なお受験生のように日々練習。

2009年10月12日 | Weblog
ホームページ「どらく」10.9より。

今年の秋で演奏生活50周年を迎えるというピアニスト中村紘子さんのインタビュー記事があった。3歳のとき幼稚園の代わりに「子どものための音楽教室」に入ったのがピアノを始めたきっかけだったと語っている。

しかもその頃には子どもとはいえあまりに厳しく指導されたためか、当時を思い出さないようにしていると笑いながら話している。明治生まれの指導者の言葉は、まだ6、7歳の子どもには理解できないようなことばかりだったようだ。

子どもの頃は、大人になったら絵描きかロマンス小説家になりたいと思っていたと述懐する。しかし、ピアノの素晴らしい演奏を聴いてからは、一気にピアノにのめり込んでいったようだ。

そして留学先のジュリアード音楽院でのリジーナ・レヴィン先生との運命的な出会いがあったからこそ、その後の中村さんのすごい実績につながったのだろう。一流になる人の人生にはその後を左右する出会いがあるものだな。

余談だと語るが、ニューヨークに留学中にマッシュルームカットの4人組の若者を見てもそれがビートルズであることもその時にはわからなかったという。それほど、ピアノだけに集中していた一時期を過ごしたということだろうな。

すでに超一流のピアニストになったにも関わらず、“受験生のように日々練習”を繰り返していた。また超一流と言われるからこそ、それだけの練習が必要なのかもしれない。決して妥協しない気持ちを持ち続ける・・・凡人には簡単にはできないことだな。