「言葉の“頭の体操”」秋庭道博著より。
ここでのタイトルは“なぜ人は会ってくれるのか?”となっていた。つまり、初対面の場合、まず名刺交換がスタートとなる場合が多いからだった。
しばしば名刺で仕事をするなというようなことがいわれるが、それは名刺がなくても仕事ができるほどの実力をつけろという意味だった。
むしろ初対面で、自分はどこどこのこういうものだといっても、すぐに信用してもらうのは難しい。まあ、知名度もないよりあったほうが有利だとは思えるが。
いくら実力のある先輩だって、始めのうちは名刺を出して仕事をしていたはず。また、会社、組織に所属しているからこそ、信用してもらえ、仕事もできているのだ。
自分の実力などたかがしれたものだろう。だからこそ、使えるならどんどん名刺や肩書きを使って信用してもらい、実績をあげればいいだけのことだった。