ちょっとマンネリですが・・・

ダラダラ過ごしている毎日のことあれこれ・・・・

巻きついたツルとネットを分別する必要があった。

2008年09月30日 | Weblog
「苦情・クレーム博覧会 メールマガジン」2008.9.26付けより。‏

「解決! 苦情・クレーム!!」というコーナーでは困っていて、こんなものがあったらいいのにと思っていたら、実はそれを解決するようなモノが既に商品化されていたことを紹介している。

今回はキュウリ、ゴーヤ、朝顔などのツルものの植物はネットに絡ませながら育てるが、季節が終わった後でツルとネットを分別して捨てる際が面倒だということだった。応募者は30代の専業主婦。

たしかに、植物も育てている時はいいが、その季節が終わってネットやポールなどを回収、整理するのが面倒になってくる。まあ、花や収穫できた果実類を楽しんだのだからそれはしょうがないと思うが、ゴミとして捨てる際には分別しなければならない。プラスチック類と植物のツルは全く別物だ。

そこで、この主婦の提案はツルと一緒に捨てられる植物繊維のネットはできないだろうか、というものだった。実はそれがありがたいことに、製品化されていたのだ。

その回答によれば、「麻ひもネット」で、“ネットが麻100%の自然素材で出来ていて、巻きついたツルと一緒に廃棄できる”というものだった。 福井県の第一ビニール㈱ の製品。ガーデニングを気軽に楽しめる「エコ」商品ですかね。

蛇足

まあ、私の場合はネットはプラスチック製だし腐らないから適当に使ってますがね。今年はキュウリは失敗しましたが、ゴーヤはまだいくつか実ってまして、結構楽しんでます。アサガオもまだ元気で、10月半ばまで咲いてくれるでしょう。秋の季語ですね。

「歯を食いしばれ」という言い方は、日本の間違ったメンタルトレーニング。

2008年09月29日 | Weblog
「ここ一番にリラックスできる50の方法」中谷彰宏著より。

このフレーズが書かれていたのは“アゴの力を抜くと、リラックスできる”というタイトルの部分だった。メジャーリークの試合では、バッターボックスに入る選手がよくガムを噛んでいるのを見かける。

以前はそれを見るたびマナーが悪い選手が多いんだな、と思っていたものだが、それはガムを噛むことでアゴの力を抜いていたのだ。つまりそれでリラックスして打席に立っていたということになる。

むしろ歯を食いしばるより、リラックスした状態のほうが力抜けてうまくいくようなのだ。イチロー選手が打った後、よくほほをふくらませて口から息を吐いている姿の写真を見る。それも息を吐き出すことで力を抜いていたと解釈できる。

口を閉じっぱなしでアゴに力が入っていると体も疲労しやすそうだ。口から息を吐くときはアゴの力は抜ける。ラジオ体操の最後も深呼吸だった。そう考えてくると、ものごとにはちょっとしたコツがあるような気がする。でも意外にそれに気がつかないかも。

路線バスをタクシー代わりに使った男・・・

2008年09月28日 | Weblog
(それは私のことですが)

先週(9/25)、仕事で小田急線の某駅で降りて、仕事である医師のところを訪ねることになっていた。地図で確認すると、そこへはバスに乗るほどの距離だった。約束の時間は2時30分なので、2時ちょっと過ぎのバスに乗れば十分間に合うはずだった。

駅前で何番線のバスに乗るかを確かめた上で、到着したバスの運転手に「○○三丁目のバス停に停まりますか?」と確かめるとそのバスでいいということがわかり、○○団地行きのバスに乗っていた。10分ほどすると、その団地に着いたのだ。そこですべての乗客は降りてしまった。やや広い場所で数台のバスが停車している。どうやらターミナルらしかった。

バスの中の表示を見ると「回送」に変わっているではないか!私は何かちょっとおかしいと思ったのだ。私の目的地の○○三丁目にはまだ着いていない。ここで降ろされたら約束の時間に間に合わなくなてしまう。私はちょっと焦った。

すると、運転手が「○○三丁目でしたね」と、まだ中ほどに座っている私に話しかけたのだ。「間違いました、このまま乗っていてください。」といって「回送」の表示のままバスを走らせたのだった。

つまり私一人の貸し切り状態になってしまった。そのまま、4つほどのバス停を通過して目的地の○○三丁目に着いたので、「こちらです。すいませんでした。」と謝ってくれた。きっとその○○三丁目の路線も走るバスの運転手で、同じ方向だったので勘違いしたのだろう。

それにしても、バスで目的地までまるでタクシーのようにノンストップで乗れたのはラッキーだったな。そのおかげで医師との約束の時間に十分間に合った。もうこんな経験はないだろうと思ったので、日記に書いておこうと思った次第。ちょっとトクしたかも。

人に勝とうと思っている人と、自分の勝負をしようと思っている人・・・

2008年09月27日 | Weblog
「ここ一番にリラックスできる50の方法」中谷彰宏著より。

この本のタイトルが裏表紙に英語でも次のように書かれていた。“50Ways to Be Relax in the Precious Moment.”と。日本語で「ここ一番」というところを「プレシャス・モーメント」というのもちょっとステキな表現に思えた次第。

さて、タイトルにあげたフレーズでは人に勝とうとするのか、自分の勝負をしようとするかではプレッシャーの量が違うという。つまり、自分のペースを崩さないようにやろうとしている人には、それほどプレッシャーはなかったのだ。

しかし、あの人にも、この人にも勝たなければいけないと考えはじめたら自分のペースが崩れてしまう。というのも個人のリズムはそれぞれ違っているからだった。

マラソンではどの地点でスパートをかけるかが勝負の分かれ目になることが多い。30キロ地点か、35キロかはあらかじめ自分で作戦として考えているのだろう。

またゆさぶりをかけるタイミングを考えているランナーもいるだろう。さまざまな駆け引きが行われている。だから、ある人がスパートをかけたからといって、それに負けまいと頑張れば自分のペースを崩してしまうに違いない。

仕事も同様に努力は必要だろうが、自分の今ある実力以上のものはでないと考えたほうが気が楽だ。他人を意識すればきっとプレッシャーがかかるのだろう。自分なりの勝負をするためには気をつけねばな。

失敗の経験こそが人生の地図になる・・・

2008年09月26日 | Weblog
「朝日新聞」2008.9.21付けより。

“仕事力”というコーナーで秋元康氏が語っていた中にあったフレーズ。誰もが仕事でも、遊びでもやる際にはうまくやりたいと思うのが当然、しかし結果として失敗はよくあること。秋元氏も若い頃は無茶をして多くの失敗を繰り返してきたという。

それはある意味人よりいろいろなことにチャレンジをした証拠だともいえそうだ。早く結果を出したいと思ってあせってしまうこともよくあることだろう。結局は自分の向き不向きがよくわからないことも関係があるだろう。

仕事は失敗したり間違えたりしないと身につかないことも多い。それを、“デッサンのようなもの”とたとえているが、これは面白い比喩だと思った次第。デッサンは形を確かめながら何本もの線を引いていく。

そして、より対象に近いものを選んで輪郭を描いていく。はじめからしっかりと一本の線で描けるまでには、かなりの熟練を要するものだ。仕事の要領もそれに似ているという意味だった。

氏は、失敗しないことよりむしろ、失敗した時に戻ってくる体力があればいい、とまでサラリと言ってのけている。しかし、実はその体力こそが日々、鍛えておかないとすぐに衰えてしまうものだと自覚していなければならないだろう。かなり意識しておかないときっちり元に戻ることは難しいと思えるが。

話すこと、書くことなどの表現力、読む、聞くという習慣、さらにはいいコミュニケーションを保つことはそうそう簡単ではなさそうだな。

日本の老舗と危機に瀕した野生動物。

2008年09月25日 | Weblog
「メトロミニッツ」2008.10月号より。

いきなりその答えを書いてしまおう。日本の老舗とは、室町時代(1520年代)に京都で創業された「とらや」だった。約480年の歴史があることになる。ということで、絶滅が危惧されているのはトラでした。もう15年ほど前から野生のトラの保護活動を続けているようだ。

野生のトラは20世紀初頭には10万頭あまり生息してしたが、現在はそれが4000頭まで減少してしまったそうだ。原因は乱獲と環境破壊だった。トラに限らず、野生動物にとって環境破壊は深刻な問題になっている。

実は面白いことに、「とらや」の創業の時代には、日本でトラを見ることはできなかったのだ。当時の人々は大陸からの文物だけでしかトラを知ることはなかったようだ。その動物の勢いはかなり凄いと思われ、店の名前もそれにあやかろうとした可能性も高い。

「とらや」はオリジナルグッズを作っていて、その売り上げの一部を野生のトラの保護に寄付するという活動をしていたのだ。ならば、阪神タイガースも一勝するごとに、なにかトラ保護の活動でもしたらどうだろうか(なんて余計なお世話ですね)

さらに余談としては、先週(9/18)の後楽園ホールでは復活した懐かしい初代タイガーマスク(佐山サトル)がU.ドラゴンに完勝だったんですね。(龍と虎の対決だったか・・・)

ただそこにいるだけで、周りが幸せになれるような存在・・・

2008年09月24日 | Weblog
「R25」2008.9.18号より。

かなり本気でそれを願っていたらしいのが、東国原知事だった。今ではほとんど芸名だったその“まんま東”と呼ぶ人はいなそうだ。ヒガシコクバルという珍しい名前もすっかり全国区になってしまい、現時点では日本で最も有名な一人だろう。

小学校の卒業文集に書いた将来の夢が「政治家とお笑い芸人」だったことはよく知られている。そして、そのどちらも実現してしまうというのは、精神的にタフな証拠でもありそうだ。しかも、その途中でマスコミに叩かれるような失敗を何度か経験していた。

それでもなおかつ、多くの支持を受け高い人気を保っているのは、本気度が行動を通して体全体から伝わってくるからだろう。

原点は子どもの頃、近所にサーカスが来てその時のピエロを見てからのようだ。会場を爆笑させるピエロを見て「笑いというものは、なんて人々を幸せそうな顔にするんだろう」と思ったからだ。

そのサーカスを呼んだのは政治の力だと知ったという。つまり「人々を幸せにするのがエンターテイメントであり、エンターテイメントを連れてくるのが政治ということで、ふたつがリンクしていた」と語る。政治家として人々を笑わせたいというが、もうかなりやっているかもしれない・・・な。(スゴイ!)

「セロを1にするサービスはなんだろう」と問いかける。

2008年09月23日 | Weblog
「朝日新聞、土曜版」2008.9.20付けより。

音楽家・プロデューサーのつんくさんは、およそ50人の部下にそう問いかけるらしい。最近は歌手としてはテレビに登場する機会は少なくなったようだ。しかし、総合エンターテイメント会社の社長としての活動はしてた。

意外なことに、大学卒業前にいったんは地元金融機関の内定を得ていたものの、2年間という期限で歌手活動に挑戦していた。歌手がダメでも2年ほどのブランクなら就職し直せると思っていたのだ。ところが、その間にバブル経済が崩壊して、就職は思うようにはいかなかったようだ。

そんな不幸なことも、結果的には幸いして歌手、音楽プロデューサーとしての才能が開いたようだ。当然ながら現在の成功も苦労の末つかんだものだろう。だからこそ、ゼロから1を創造していくことが大事なことだと身にしみて感じているに違いない。

しばしば、言われることだが1から10や100にするのは比較的容易だが、ゼロを1にするのは実に苦労が伴うものだろう。つまり、今まで存在しなかったものを創りあげ、それが世間に価値あるものと認めてもらわなければならないからだ。

ゼロから1になったサービス・・・たとえば、パソコンやインターネット、ケータイといった身近になったものもそうだろう。一つ成功したらあっという間にそれは世界中のインフラとなってしまった。でも、今後も無数の人による無数の改良改善が続けられるのだろう・・・な。

「メタボ=腹の出た人」というイメージ・・・

2008年09月22日 | Weblog
「朝日新聞、土曜版」2008.9.20付けより。

きっと私もメタボの烙印を押されそうな気もする。外見からすれば、顔も小さめだからそうは(腹が出ているようには)見えないらしい。しかし、実際に計ってみるとそうではないのだ。そこがつらいところ。

もう、7,8年ほど前からウェストはほとんど変わっていない。つまり細くはならない。どうしても夕食してから寝るまでの時間が短いのだろうか。また、普段から運動不足もありそうだ。ということで、できるだけ週に5日は15分エクササイズをやるようにはしているが、ほとんど効果は出てこない。まだまだ運動量が足りないのだろうな。

前置きが長くなってしまったが、今春から始まったメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の予防・解消を目ざした特定健診に引っかかって、ショックを受けた人は多いらしい。そのおかげで特定保健用食品(トクホ)のお墨付きを得た商品の特需があるようだ。

時流に乗ってビジネスに結びつけようとする業界は多い。最もお手軽なのがドリンクだろう。ヘルシア緑茶や黒烏龍茶などの食品がこの数年で急激に伸びている。また、医薬品では脂肪を落とす系のものが売れているようだ。

しかし、スポーツクラブなどのフィットネス系は意外にまだ期待したほど反応がないらしい。要するにお手軽なものに流れるのだろう。また、家族ぐるみ、遊び感覚でWiiなどのゲーム機も便乗して健康向けのソフトを作って宣伝しているが、どうなんだろうか・・・

好きな物を好きなだけ食べられる人は、なんと幸せな人だろう。肉類や卵などは控えめにしなければ、と思うだけでも損をした気になってしまう。なかなか思うようにはいかない。私だけかなぁ・・・

今まで捨てるしかなかったものに新しい用途を見つけた・・・

2008年09月21日 | Weblog
ウェブサイトの「百式」2008.9.13付けより。

ちょっと大げさなタイトルにも思えなくないが、封筒を返送する際にいらなくなった部分の用紙を使えば遊べるというもの。要するにその封筒の余った部分を使って折り紙を作れるということだった。

それにしても、海外でもorigamiという言葉で通じているのはちょっと感激もの。シャツ、ハート、トレイ、カニ、カエル、白鳥・・・まだまだいろいろと簡単に作れるものを紹介している。何もないところから形があるものを作れるというところが楽しそうだ。

折り紙とはいっても本格的なものは日本人の器用さに勝るものはないだろう。しかし、この伝統的な文化が世界にも通じていることは嬉しいものだな。身近でお手軽でお金もほとんどかからない。でも、手先の技術は必要かな。

つまり、ここでは不要になったものをちょっとだけリサイクルして楽しめるってことですね。こんな応用で他にもなにかできないだろうか・・・。返送用封筒の捨てる部分で作れる折り紙を紹介しているサイト。Netflix Origami
http://www.netflixorigami.com/

ここぞという時の勝負曲・・・

2008年09月20日 | Weblog
「朝日新聞、土曜版」2008.9.13付けより。

“うたの旅人”という特集記事のなかで出会った言葉だった。それだけだと、カラオケなどで自分が最も得意で自信を持って歌える曲、のようにも思えてくるだろう。しかし、ここではそういう意味ではなかった。

プロ野球で選手が打席に入る時や投手がピッチャーマウンドに向かう際に流れる曲のことだった。それらの曲は選手個人の好みで決めているらしい。

メジャーリーグで先日、野茂投手の持つ日本人大リーガーの記録を塗り替え17勝目をあげた松坂投手も自分の勝負曲というのを持っていた。それは、EXILEの「real world」だった。昨年の終盤、スランプに陥っていた時、しかも優勝がかかってした試合を経験したからだった。

がけっぷちの状況で結果を出さねばという心境と歌詞が重なったという。それで気持の切り替えが成功して、リーグ優勝することができ、ワールドシリーズでも好投でき優勝できたから「ここぞという時」の勝負曲と言えるようだ。

今年、イチロー選手の入場曲は石川さゆりの「天城越え」だということは有名ですね。アメリカの空の下で聞く演歌もいいでしょうね。これからもたくさんの記録を越えていってほしいものです。蛇足ながら、オリックスの清原の引退試合では長淵剛がライブで「とんぼ」を歌うようだが、あまり関心はないな・・・

サラリーマンと違って、僕らのような仕事はいつが潮時なのか・・・

2008年09月19日 | Weblog
「朝日新聞」2008.9.14付けより。

作詞家の秋元康氏が「仕事力」の中で語っていた言葉が気になった次第。氏は小説も書き映画もつくり、またアイドルユニットまでプロデュースしてる。しかも、現在は京都造形芸術大学の副学長にもなっている。実に驚くべきマルチな才能を発揮しているものだな~。

そんないろいろな仕事も、やりたいことをシフトしながら自然に続けているだけだと語っている。ここでのタイトルは“呼吸するように仕事しよう”、となっているが、それは氏自身がそうやって生きてきたからこそいえるのだろう。凡人には何一つ真似はできない。

また、かつて美空ひばりがヒットさせた「川の流れのように」の作詞も氏の代表作だが、人生もそのように自然に身を任せていきませんか、とアドバイスしている。いま氏が書いている小説は「潮時」をテーマとしているという。つまり、それは現役を離れるという意味だろう。

サッカーでは三浦知良は現役をつづけているが、中田英寿は早くに引退してしまっている。秋元氏は中田はどんな時に潮時を感じたのだろう、と考えている。で、サラリーマンなら定年が、一つの潮時と考えているのだろうか。しかし、それは組織での雇用期間が終了したというひとつの区切りであって、その人自身が感じる潮時とは異なりそうだな。

だから、当然ながら、その後も現役世代と同じ組織で働いている人も見かける。ただし報酬面では別だろうが。働けるうちは働くほうが、心身にもよさそうだ。自分の中だけで潮時を感じる時ってどんなときだろうか。やはり体力、スタミナ、根気が続かなくなったときだろうか。

今までたやすくできたことが、できなくなったと感じたときかもしれない。しかし、それでも自分なりに自然に任せて生きられたらいいのだが・・・(できれば、ゆったりとした川の流れのように)


食費に困って買った豪華本。

2008年09月18日 | Weblog
「朝日新聞、土曜版」2008.9.13付けより。

これは“ばらんすシート”というコーナーで歌手・女優の森公美子さんが語っていたところで目にしたタイトルだった。もともと森さんは資産家の家に育って、お金には苦労したことがなかったようだ。しかし、オペラ歌手を目指して東京の音大で勉強していた時、親にミュージカル女優になりたいと言ったら怒られて、仕送りを止められてしまったという。

仕方なくアルバイトを始めて、残っていたお金の一部で買ったのが“食べられる野草の本”(5千円)だったという。何十年前か分からないが、5000円もあれば節約すればかなりの食費に匹敵しただろう。しかし、そんな中でも豪華本を買ってしまう勇気がすごい。

困っていてもそんな本を買ってしまえるところが、彼女の個性なのだろう。後に、そのことをネタに何十年も笑いをとってこられたから、無駄遣いではなかったと述懐している。私も財布が空っぽになってしまうくらい使い切ってしまうことはよくあるが、ほとんど無駄遣いかな。

2年前にご主人が交通事故に遭って、生死の境をさまよって、今でも重い障害が残っているようだ。それを機に、のちのち思い出に残るような買い物を意識するようになっているらしい。これも、学生時代に買った贅沢な本が無駄ではなかったことが身にしみているのだろうか。

得意としていたのはセーフティーバント。

2008年09月17日 | Weblog
「ヤフースポーツ」2008.9月のコラムより。

すべての新聞の見出しでかなり大きく報じられるのは時間の問題だろう。そのスポーツニュースの記事はイチロー選手の8年連続200本安打達成のことだ。イチロー選手がメジャーの大記録に近づくたびに、かなり昔の記録にもスポットライトが当てられることになる。それらはほとんど忘れられているかメジャーの歴史に埋もれた記録ばかりだ。

もし、イチロー選手がいなかったら二度と思い出されることのない記録や選手だったかもしれない。今回の記録もなんと1世紀以上も前のメジャー記録と並ぶことになる。それは107年前に達成されたキーラーという一人のメジャーリーが記録していたものだった。こんなところにもメジャーの歴史の長さを感じさせる。

キーラーは身長162センチ、体重64キロと小柄な選手だったらしい。しかし、俊足で内野安打が多く中でもセーフティーバントが得意だったようだ。守備側からすれば、足でかき回すようないやらしいバッターだったのだろう。

ところが、このキーラーによって、ルール変更までしなけばならなくなってしまったようだ。それは、当時はスリーバントを失敗するとアウトになるというルールはなかったからだ。だから、しつこくバントを狙うキーラーには有利だったのだろう。しかし、そのおかげでファウルを20球も30球もされたら投手の疲れは増すだろうし、試合は長引いてしまう。

だからこそ、達成できた年間200安打の記録かもしれない。それに比べれば、その後にスリーバント失敗はアウトというふうにルール変更された状態では、簡単にバントヒットはできなくなった。ということはその後のバントヒット及び連続200安打はより価値が高いともいえそうだな。

優しいお母さんと厳しいお父さん・・・

2008年09月16日 | Weblog
「月刊現代」9月号より。

まだ北京五輪が開催される前の記事があった。「シンクロ因縁バトルの意地とプライド」と実に興味深いタイトルがつけられていた。要するに日本代表を引っ張り、育ての親ともいうべき金子正子さんと、中国ヘッドコーチの井村雅代さんのことだった。

井村さんはかなり以前からスパルタ指導で有名なコーチだ。金子さんの下で30年近くもコーチをしてきていた。金子さんは64歳、東京都出身。井村さんは57歳大阪市出身。とこれだけでも対照的な感じがするが、選手から見ても優しいお母さんに対して厳しいお父さんに見えるらしい。

いずれにしても、シンクロナイズドスイミングが1984年に五輪の正式種目になってから、日本は6大会連続メダルを獲得していた。この素晴らしい結果は、選手を鍛え上げた二人のど根性がもたらしたものだともいえる。

アテネ五輪では日本はデュエット、チームとも銀メダルを獲得していた。それも職人気質と言われる井村コーチの指導の結果でもあろう。しかし、その厳しさはかなり度を越していたのか、選手や若手コーチからも反発を受けるほどだったようだ。

2006年に中国のヘッドコーチに就任した井村コーチはここでも同じスパルタ指導で、中国に初めて五輪でメダル(チームで銅メダルを獲得)をもたらしている。中国の新聞も絶賛している。井村さんにとっては、心地よいプレッシャー。チャレンジャーとして楽しんだようだ。それにしてもコーチの力はすごい!

日本はデュエットでは鈴木・原田組が銅メダルを獲得したが、チームでは米国と同率5位という結果に終わっていた。ところで、今日の記事とは関係ありませんが、我が家を振り返れば・・・厳しいお母さんとダメなお父さん、って感じかも。