ちょっとマンネリですが・・・

ダラダラ過ごしている毎日のことあれこれ・・・・

たとえ休日とはいえ、日中の数時間は都心の幹線道路が機能しなくなる。

2008年01月31日 | Weblog
「メトロミニッツ」2008.1.20号より。

もうこれだけで、昨年の東京マラソンを連想できた人もいることでしょう。昨年たまたま寒い小雨の中を走る人、人、人の群れをまじかで目にしていた。思い思いのスタイルでビニールのカッパをかぶりながら走りだしていたのが印象的だった。

ランナーが三万人で、ボランティアが12000人以上だっという。浦久保さんはボランティアの運営管理者として12000人のスタッフをまとめたリーダーだった。それほど大きいお祭りの裏方の仕事は本当に苦労が大きいことだろう。

人が集まるだけで、まずトイレを整えなければならない。給食、給水には紙コップ23万個、水のペットボトル40万本、バナナ4万2000本・・・。選手の荷物は10tトラック38台をフル稼働させて運搬する。

ボランティアとはいえ、ものすごいプロジェクトだ。今年の開催日は2月17日となっている。せめて天候だけでも恵まれればいいいと思う。選手のためにもそれをささえる多数の裏方さんのためにも。

ヨミガエル、ミチガエル、ワカガエル。

2008年01月30日 | Weblog
ドアに貼ってある(昨日の)A4サイズのチラシより。

昨日の日記で「3033運動」と書いたがこの読み方を書くのを忘れてしまった。これは「サンマルサンサン」というふり仮名がふってあった。

そして、よく見ると片隅には体操をしている3匹のカエルのイラストがあった。そこには「あなたのからだがヨミガエル、ミチガエル、ワカガエル」と書いてある。またそのチラシの裏にはもう少し詳しい説明があった。

「有酸素運動でヨミガエル」・・・持久力を高めるのは有酸素運動だとある。休日にジョギングでもできればいいのだろうが、せいぜい通勤時間に歩く時間を増やす程度かも。

「ストレッチでミチガエル」・・・柔軟性を高めるのはストレッチだ。起きた後や寝る前に布団やベッドの上で大きく伸びをするだけでもいいようだ。

「筋力アップでワカガエル」・・・お手軽なのはエレベーターを控えて階段を利用することだった。またペットボトルをダンベルがわりにもできるとある。

いずれにしても、いただいたコメントからは、パソコンに向かう方はとくに運動不足を感じていることも感じられましたね。この機会に一日30分は無理だが、15分程度なら週3回以上3か月はつづけてみようという気にもなった・・・な。

エクササイズは1日1回、朝でも夜でもいいことにしよう。自分に甘~い、そんな目標を立ててみた。それを忘れないためにも、このパソコンのスイッチの横に「エクササイズ?」というシールを貼り付けてみたが(どうなんだろう・・・?)

3033運動。

2008年01月29日 | Weblog
寝室の部屋のドアに2年前から貼ってあるチラシより。

このチラシには「くらしに運動・スポーツの習慣を!」というフレーズがある。「3033」とは運動を“1日30分、週3回、3か月間”続けようというものだ。こんなことははじめから無理だと承知している。

それにしても、いつもそれを眺めるだけでなにもしていなかった。ならば、せめてパソの前にエクササイズでもしようと思い立ったのだ。要するにちょっと運動不足の日々が続いているので、お手軽に体を動かそうという思いつきに過ぎない。

どうしても、目の前にパソコンがあるとスイッチを入れてしまいだらだらと時間を過ごしてしまう。たとえ数十分でも。ならば、パソコンにスイッチを入れる前にとりあえずちょっとだけでも運動を取り入れてみることにした。もちろん時間の余裕をみなければならないが。

やることは、ダンベル体操、スクワット、ラジオ体操などを適当に組み合わせている。やった日はカレンダーに丸をつけている。毎日必ず継続するなどという大それた目標などはじめから作らない。疲れたときや気持が乗らないときは無理をしない。

まずは、1週間をめどにやっている。時間にして15分か20分程度。でもうっすらと汗ばんでくる。今日でようやく4日目になった。あと3日で1週間だが・・・


人間の集中力は1時間半が限度なんだとか。

2008年01月28日 | Weblog
「R25」2008.1.24号より。

人間の脳のリズムは90分周期であるらしい。大学での授業も90分だったが、それすら集中して聴いたことはなかった。(いや、できなかった。)

仕事をするにしても、当然息抜きが必要になってくる。むしろ、厳密にはさぼりといった方がいいかもしれないが。ここでは、ヒットメーカーやクリエイターたちの息抜きテク&極意といったようなものが6人分紹介されていた。それを簡単にまとめてみた。

1、トイレで5分熟睡・・・疲れて熟睡したあとは元の業務に集中できるらしい。個人差はあるだろうが。
2、街に出かける・・・この人はデザイナーという仕事柄、息を抜きながらも仕事は忘れていない。
3、思い出にひたる・・・旅に出かけた時の写真やお土産など眺めてショートトリップする。
4、いいものに触れる・・・この人は演出家で、お気に入りの高級アンティークのイスに5分間座るだけでリフレッシュできるという。
5、頭脳洗浄・・・疲れて汚れたであろう脳みそを取り出して、水洗いする。ということを想像することだという。この人は作家だったが。
6、複数同時進行・・・つまり一つの仕事をし続けないのも息抜きのワザだという。

こんな風に、人それぞれ自分があみ出した息抜きの方法を持っているもの。それを発見して、思い込んで実行すれば今の仕事にも集中できるのだろうか。要するにお手軽にできることが先決のようだが・・・

自分流息抜き・・・なんだろう???こんなことを考えている時がそれだろうか・・・

大食い競争の社会貢献。

2008年01月27日 | Weblog
「産経新聞」2008.2.24付けより。

“断”というコーナーで作家の中村文則さんが書いていたタイトルだった。いったい何のことだろう、と気になった。それはテレビで時々放映する「大食いの企画番組」のことから始まっていた。

よく痩せの大食いともいわれるが、いったいどこに入ってしまうのか驚かされることがある。また早食いの企画もたまに目にする。

競争となれば、味わうほどの余裕はないだろう。ただ、たくさん、また早く腹に詰め込めばいいことなのだ。時には苦痛の表情さえ浮かべている。実に無駄でもったいないことをしているとも思える。

中村さんは小説家になる前、コンビニでアルバイトをしたことがあり、消費期限が切れた弁当は必ず捨てなければならなかったという。実にもったいない。

そんな経験からか、あと2時間で消費期限が切れるという食品を「大食いコーナー」で使ったらどうかと提案していた。そういえば、わざわざ無駄食いに近いゲームに鮮度の高い食品を使うこともないだろうとも思えてくる。

実際には消費期限切れの売れ残り食品は専門の業者が引き取って家畜の餌などにするとも聞く。まあ、できれば本当に困っている人にルールを決めて積極的に提供したらいいのかもしれませんがね。


まもなく89歳になるやなせさんの元気の秘密は、・・・

2008年01月26日 | Weblog
「産経新聞」2008.1.24付けより。

“産経抄”というコーナーで目にしたもの。このあとには「ショウガパワーかもしれない」と続いていた。アンパンマンの生みの親のやなせさんは平成15年、84歳の時にCDアルバムを出して歌手デビューも果たしていた。

その曲の中には「生姜ない」という曲があって、ハチミツ入りの生姜湯を作ろうとしたら、“生姜がなくてしょうがない”、というダジャレっぽい歌詞を繰り返している。しかもまるで語るように歌っているところが実にユーモラスだ。

これはショウガ飴をなめている時、突然歌詞と曲がひらめいたらしい。さすが歳をとってもクリエイターはすごいと感じる。やなせさんといえば「手のひらを太陽に」の大ヒット曲の作詞もしていた。その曲もこのCDのなかでは自身が歌っている。

風邪の引きはじめには、民間療法がよく使われるようだが、このショウガもいいようだ。うちでも時々生姜湯の粉末を買ってきたことがあった。生姜には発汗、保温、消化を助け、抗菌作用もある。

ふだんショウガを口にするのは、牛丼家か寿司屋に行った時くらいなものだろうか。やはり、そんな食事どきにはピリッとしたものがないとちょっとしまらないかな。


読書の成果をデジタル化して保存しておけば、・・・

2008年01月25日 | Weblog
「ちょいデキ!」青野慶久著より。

「~あとで検索することもできます。」と続いている。自分が読んだ本のことを後で思い出そうとしてもほとんど忘れていることの方が多い。また読んだことさえ忘れて同じ本を数年後に再度買ってしまったことも何度かあった。

できれば、読んだ本の内容をできるだけ長く覚えていたいものだが。筆者の青野さんは、本を読みながら、気に入ったフレーズのところにポストイットを貼っていき、読み終えると、その部分をパソコンに入力し“自社のウェブ・データベース”に保存するという。

つまり、あとで検索しやすいように、ウェブにわざわざ入力していたのだ。すると、一つの言葉を検索すると、さまざまな読んだ本のなかでその言葉がある部分(言葉)を検索できるらしい。いつ頃読んで、その内容やどんな言葉が気に入ったかが振り返ることができるという。

でも、もしそんなソフトがなければこの人はどうしたのだろう、と考えてしまった。データベースに保存することが目的になってしまったらまったく意味がない。それではただの収集家にすぎない。しかし青野さんは実際に仕事でも有効に使っているようだ。

さて、実際に「読書日記」のようなものを残しておけば、あとで「あの本はいつ頃読んだっけ?どんなフレーズがお気に入りだっかな?同じ作者の本は読んだ気もするが?」などを確認することができる。でも、そこまでやる人はいるだろうか・・・

こちらのすべての患者さんはV・I・Pです。

2008年01月24日 | Weblog
先日あるクリニックの入口に立ってみると、院内の壁面には英語で“Every patient here is a V・I・P”という表示があった。

このフレーズを日本語にしたらこうなるかな、と思ったもの。きっとこのクリニックの院長の方針なんだろう。

もっと、意訳すれば「こちらにお越しいただいた患者さんには丁寧に対応させていただきます」というよう意味が含まれていそうだ。

医院に行くだけでも何だか不安になって、ドキドキしてしまうもの。でも上記のように解釈する人がいたら、きっと嬉しく感じるに違いない。

しかし、問題はこれがカッコよく英語で書かれていることだった。誰でもが、すんなりとこれを読め理解できるとは限らないからだ。場合によってはただの意味がない横文字にしか見えないかもしれないし・・・


今こそ、情報を受け流す技術を教育し、・・・

2008年01月23日 | Weblog
「ちょいデキ!」青野慶久著より。

筆者はIT企業の経営者ということで、ネットでもけっこう悪口を書かれることが多いという。はじめのうちは反論したくなったものの、今では書き込まれた言葉は書いた人の解釈に過ぎないと受け流しているようだ。

ここでは以前筆者の青野氏がテレビで見たことが触れられていた。それは「松田聖子さんは戦後、もっとも数多くのバッシング記事を書かれた人なのだそうです。・・・」とあった。「育児放棄だ」「ダメ母だ」と批判の集中砲火を浴びたようだ。

まあ、これもそれだけ世間の注目度が高い証拠でもあろう。また人気のバロメーターともいえそうだが。それに対して彼女は「まだ女性が働くのが珍しい時代でしたから、私のやることが不思議だったんじゃないですかね」とサラリと答えたそうだ。

その返答に青野氏は感嘆したと述べている。その理由として、世間の批判の言葉を無視しているわけでなく、また攻撃し返すわけでもなかったからのようだ。言葉をあるがままに受け止め、自分のあるべき姿を崩さないところに感服している。

朝青龍にしても亀田兄弟にしてもマスコミは話題になると思えばどんどんバッシングを繰り返す。それが売上や視聴率にもつながるからだろう。でも、そんな人のウワサは75日も続かないか・・・な。


そもそも“サイトウ”の“サイ”は、どうしてこんなにも種類があるんだろう?

2008年01月22日 | Weblog
「R25」2008.1.17号より。

最近最も有名なのはハンカチ王子の“サイトウ”だろう。彼の場合は斎藤が正解のようだ。私も人の名前で“サイトウ”書く場合どの“サイ”かいつも迷ってしまう。現在おもに使われているのは4種類だそうだ。斉藤、斎藤、齊藤、齋藤はこのパソコンでもすぐに出てくる。ところが、ここではちょっと調べただけでも34種類があったと記されている。

そういえば、大学教授で何冊ものベストセラーがあるサイトウタカシ先生は、どれだろうと思って横にある書棚を見てみた。すると、どうだろう・・・・出版社ごとに異なっているではないか!(私は今まで面倒だから、斉藤孝と書いてきていたが。)

「身体感覚を取り戻す」NHKブックス、「できる人はどこがちがうのか」ちくま新書→この二冊は斎藤孝。「座右のゲーテ」光文社新書、「ストレス知らずの対話術」PHP新書、「発想力」文春文庫、「教育力」岩波新書→この四冊は齋藤孝。

もちろんその他数冊はあるが、どちらかといえば、後者のほうが多かったな。でも、内容にはまったく関係ありませんがね。よく、試験のとき名前の画数が多いとそれだけで答案用紙に書くだけでも時間がもったいなく感じる人もいるだろう。そんな時だけ画数が少ない簡単な方を使ったりして。(それはないかな・・・)

仕事の円とプライベートの円・・・

2008年01月21日 | Weblog
「ちょいデキ!」青野慶久著より。

ふつうは仕事とプライベートははっきり分けて考えたがる人の方が多いだろう。そして、仮に仕事とプライベートを分けるとして、円を描いたら筆者の青野さんは大きく重なっているのが理想だと考えている。そのためには仕事でもちゃんと楽しめるということが条件かもしれない。

確かに自分の興味があることをやって、仕事にもつながるなら一石二鳥ともいえそうだ。実際そのような時間を過ごせる人もいるだろうが、そうそう多くはないだろう。青野さんは30代ながら、東証一部上場会社の社長をしているので、当然忙しいに違いない。

忙しい時には、朝八時から夜十時まで、すき間なくスケジュールが入っていることもあるらしい。すると、プライベートな時間がなくて大変でしょうと言われるようだ。しかし、青野さんは、仕事で講演や宣伝をする際にも自分個人の思いを私流に話したりするという。

つまり仕事の枠を超えた自分本来の時間として話をしたりしているようだ。そうすることで、自分の興味を満たしながら仕事のスキルを伸ばせることも実感している。ものは考えようでもあるか。また、土、日の休日には家でリラックスしながら、ダイニングテーブルで仕事の資料を作ったりもしているという。

これは、私の個人的な考え方でもあるが、仕事で遊ぶほど仕事がはかどることもあったりする。さらには、人への説得力も増すような気さえしている。遊びで得たスキルを仕事に活かせたら、ちょっとウレシイことは確かだ・・・な。

“体験型ギフト”と呼ばれる新しい贈り物が増えている・・・

2008年01月20日 | Weblog
「R25」2008.1.10号より。

要するに「贈りモノというより贈りゴト」というわけだが、これについては先月の日記(12/23)でも触れていた。しかし、そこでの紹介はむしろ非日常的でぜいたく感がある贈りゴトであった。

ところが、今回はむしろ冒険に近い体験型のギフトになる。その中にはキックボクシングなどもあるようだ。そのほか、次のようなものがあった。

ボルダリング→都内のジムで一日ボルダリング体験。高さ数メートルの人工壁を自力で登る。サバイバルゲーム→鉄工場の廃屋を利用した本格的な屋内サバイバルゲーム。キャニオニング→生身で滝を一気にすべり落ちる。

またやや柔らかいところでは、マジックレッスン→プロマジッシャンによるレッスン。七味・匂い袋調合→オリジナル七味が作れる。京都でのサービス。

こんなサービスを取り扱っている会社は現在国内に6社ある。しかしイギリスではもう80年代からこんな体験型ギフトはあったようだ。意外に日本は遅れていたか・・・

これらは最近ではよく使われるようになったカタログギフトの商品が、遊びやスポーツや習い事に代わったものだと考えればわかりやすい。

これを書きながら、デパートの新年福袋にも以前から似たような体験型のものはあったことを思い出した。それは私鉄の「一日駅長体験」や遊覧船の「海賊船の一日船長」といったものも当てはまりそうだ。

これからもどんどん新しいメニューが開発されるに違いない。まあ、きわめて親しい人へのパーソナルギフトの一種だろうな。人にちょっと変わったスポーツ体験を贈るというのも、ややいたずらっぽい感じもするが。

「ありきたりのネクタイはよそのお店へどうぞ。・・・」

2008年01月19日 | Weblog
「JAF Mate」2008.1.1号より。

この会報を開いた最初のページの広告にあったもので、三代目社長が述べていた言葉。田屋は大正時代に初めて国産のオリジナルネクタイを手がけた老舗でした。創業は明治38年、以来ずっとオリジナル紳士洋品を取り扱っている。

「銀座田谷」はやはり“ネクタイの田屋”といわれるだけあって、田屋として誇れるものしか作らず、売らないという姿勢を三代目社長は貫いているようだ。立派な心構えだと感心した次第。

背広を着ている場合に限れば、男にとってのおしゃれで最初に目がいってしまうのはネクタイではないだろうか。スーツはそれほど毎日取り換えたりはしないが、その代りワイシャツとネクタイは同じものは2日続けて身につけることはないだろう。

ところで、この広告に掲載されていたのは、通信販売でしか入手できない特別なネクタイだとあった。そのネーミングは「洒落タイ」とある。もうそれだけでも実に笑える。12か月の頒布会で、縁起ものの柄が描かれていた。いくつかの絵柄を見てみると、次のようなものがあった。

七転び八起き・・・だるまが転んだり起きたりしている。鬼に金棒・・・鬼が実際に金棒を持って立っている。瓢箪から駒・・・瓢箪の絵柄があってそのいくつかには馬が描かれている。犬も歩けば棒に当たる。・・・よく見ると犬が金の延べ棒を抑えている。・・・等々。要するに縁起のいい言葉を絵柄にしてあるものだった。

そのほか、「銀座田屋」のホームページを覗いてみるとユニークなオリジナルネクタイの絵柄を見ることができる。交通安全、音楽、スポーツ、七福神、十二支・・・などどれも今まで見たこともないような柄ばかりだった。

私などもたまに、人からいいネクタイしているね、などといわれることはあるが、それはほかに褒めるところが何もないからに違いないと諦めている。そういえば、数年前に大阪のUSJに行った際、自分へのお土産として“ET”の絵柄のネクタイを買ったことがある。しかし生地が厚すぎて実に締めにくかったな。。。。。

参考までにネクタイのページのアドレスを記しておこう。

http://www.ginza-taya.co.jp/items_f.html

囲いを取ることを可能性ととらえるか、不安に思うか・・・

2008年01月18日 | Weblog
「相鉄瓦版」2008.1,2月合併号より。

このあとには「・・・その後の道のりも大きく変わってくると思います」と木村政雄さんは言っている。自身、56歳のときに中途退社してその後独立している。そして、会社の囲いを取った際に「今まで以上に広い世界が待っている」と感じたようだ。

以前も何かで読んだことがあるが、数年前、倒産した一流証券会社の部長さんが再就職活動をしているとき、就職斡旋所で「あなたは何ができますか?」と聞かれ「部長ならできます」と真顔で答えたそうだ。

また、木村さんが名刺交換をした際に「元○○物産」と記された名刺をもらってわが目を疑った経験もあるという。やはり長年勤めたところは、やめても通用すると感じているようだ。むしろ大事なのは目の前にいるその人自身が現在何ができるかだろう。

そういえば、木村さんは2003年に世の中を元気にしたいということで「有名塾」という人間力養成講座をスタートしている。また2005年には「5L」という団塊の世代向けにフリーペーパーを創刊していた。私もそれより後の世代ではあるが、1年間購読していた。

その5Lとは人生が10L(リットル)すれば、五十代はまだその半分の5Lだという意味もあるらしい。さらに、5つのLはliberal,laugh,love,link,liveを表していて「寛大な気持ちで、笑い、恋をし、人とつながり、いきいきと人生を過ごそう」というメッセージを込めているという。

自分のためにしたことが、結果的に社会のためになれば理想的なんでしょうがね・・・

すでに自分の中にある財産よりも、与えられたものをどう財産にしていくか。

2008年01月17日 | Weblog
「相鉄瓦版」2008.1,2月合併号より。

(前日の続き)大杉さんは「できないかもしれないけど、やります!」と宣言して、いままで様々な役にチャレンジしてきたという。つまり、今できることよりも、むしろその仕事を通じて何かを得ようとするほうに魅力を感じているようだ。

役者を仕事としている限りは、歳に関係なく右往左往していたいという。実に前向きな考え方だ。趣味は昔から続けているサッカーやサーフィンのほかにバンド活動もやっているようだ。高校時代に一時弾いていたことがあるらしいが、45歳からまた再開していた。

このバンド活動は仕事ともしていた。だから、ギターを運ぶ時にも事務所のスタッフに「スタジオ抑えて運んどいて」と頼むこともできる。しかし、オフタイムで楽しむものは一から十まで自分の手でやりたいという。それはそこで味わう喜びの気分をすべて自分のものとしたいからのようだ。

この考え方はよくわかる。趣味に近いものを人の手助けでやってもらってもその楽しみは半減してしまうだろうし。そして、ある時若いバンド仲間の中にギターを背負ったオッサンが座っている姿を見たという。それはなんと大杉さん自身が鏡に映っている姿だったのだ。

それを見て情けない気持ちになったようだが、そんなかっこ悪い自分をも楽しんでしまえと思ってるようだ。どんなこともいいように解釈できるのもまた人生を楽しむポイントかもしれない・・・な。