ちょっとマンネリですが・・・

ダラダラ過ごしている毎日のことあれこれ・・・・

天才数学者にはすばらしい美的感性がある。

2013年07月31日 | Weblog
天才数学者にはすばらしい美的感性がある。
「達人に訊け!」ビートたけし著より。

ここでの達人は数学者の藤原正彦氏だった。タイトルは、“数学者は美しいのがお好き”、とあった。数学の美しさというのはシンプルさというのが一つの重要な判定条件だという。

なるほど、そう言われれば中学生の時に習った、いろいろな定理や公式というのも分かりやすいものだった。しかも、それに当てはめることでするすると答えが出てきた時は気持ちがいい。美しいものはみんなシンプルだというのが藤原氏の意見だった。

また、数学の天才が生まれた場所に行くと、必ず美しいものがあるという。美の存在、何かにひざまずく心と、役に立たないものを尊ぶ精神の三つが天才の誕生には必要だともいう。おもしろい指摘だ。

逆に役に立つものばかりを追うような国からは天才は出てこないようだ。一見文学、芸術など役に立たないものを尊ぶ国からしか天才は出てこないとも言う。しかし、結果的には、美しい数学がつくられると、宇宙、化学、生物、経済・・・とさまざまなものに役に立っているのも不思議なことだった。


関係性のマネジメントが進むと。量的ではない質的な変化も起こってくる。

2013年07月30日 | Weblog
関係性のマネジメントが進むと。量的ではない質的な変化も起こってくる。

「そうそう、これが欲しかった!」小阪祐司著より。

(前日のつづき)
お客さんとの接触の機会をつくる一つの方法には、DMがある。しかしここでは、それは単に商品を売るためが目的ではなく、接触機会を作って、人間関係を築くのが目的だった。

そんなDMのことを、セールスのための「セールスレター」と区別して「ニューズレター」と呼んでいるらしい。もし、そうなら、別に紙ではなく個人ブログやホームページでも可能になる。

定期的に発信するニューズレターによって、お客さんとの接触が当たり前になれば、しめたものだろう。あとは、そこに何を載せるかがポイントになりそうだ。

そして、関係性が進んでいくと、質的な変化が起こるという。お客さんとのコミュニケーションが、気持ちよくなるのだった。たとえば、クレームがほとんどなくなる、アポも取りやすくなる。商談がフレンドリーになるなどは、私自身も経験があるから理解できる。


自分を相手に語ることで関係性は深まる。

2013年07月29日 | Weblog
自分を相手に語ることで関係性は深まる。

「そうそう、これが欲しかった!」小阪祐司著より。

この本のサブタイトルは“感性価値を創るマーケティング”となっていた。売るためには、まずお客さんとの接触機会を創ることが大事だった。

そして、関係性を構築することができるかどうかが結果を左右するとも言える。また関係性が維持できれば、既存のお客さんの流失も防げるということにもなるだろう。

もし企業が無味乾燥なマスによる情報発信だけですまそうと思えば、人のコミュニケーションは図れない。もし人間的なコミュニケーションを図るなら、自分のことを語る、つまり「自己開示」が有効な手段でもあった。またイベントを開くという方法もあるようだ。

つまり、自分の近況などを語るだけでもよかったのだ。やはりお客さんと親しくなるためには個人的なことを知ってもらうことが有効な手段だと思える。誰でも何も知らない人からは買いたいとは思わないものだ。


なにかひとつのものを決めて、それを精密に学ぶということをやってみる。

2013年07月28日 | Weblog
なにかひとつのものを決めて、それを精密に学ぶということをやってみる。

「上達の法則」岡本浩一著より。

得意なものが見つかったら、さらに目標を絞り込んで、とことんそれを追求してみることも有益らしい。ここで挙げている例は日本のクラシック音楽家を多数育てた、桐朋音楽大学の故齋藤秀雄教授による「齋藤メソッド」だった。

齋藤氏は一つのオーケストラ曲を選ぶと、おびただしいエネルギーを注入して、その一曲だけを長い時間をかけて、仕上げていく方法だった。

そのほうが浅く何曲も学ぶよりも、音楽の目を開かせることになったと、多くの人が述懐しているという。あの世界の小沢征爾もその一人だった。

また写真を学ぶ場合、寺社が好きだったら、そればかり撮ったり、人物のスナップが好きならそればかり撮るということだった。確かに漠然と被写体を撮るより、その方が上達が早そうに思える。


どんな形でもいいから、記録やメモをとったりする工夫を始めるべき・・・

2013年07月27日 | Weblog
どんな形でもいいから、記録やメモをとったりする工夫を始めるべき・・・

「上達の法則」岡本浩一著より。

ある程度コンスタントに練習するようになった時には、上記のことは必要らしい。茶道などでは、体で覚えなければならないことが多い。また公然とノートをとることは許されないようだ。

しかし、習ったことは、覚えるために、その日のうちにノートに書き留めておくことが必要だった。そして、ほんのわずかずつでも、蓄積されたものを身につけていくには数年かかるそうだ。

言葉にならないことを、自分なりの言葉で表現して書いていくことも効果があるという。ものごとのコツは、ほんのちょっとしたことである場合が多い。

また、ノートがあることによって、反復練習も可能になる。技能や知識のなかには、ノートがなければ、復習ができないものが少ないないという。

ここには「一の量を経験しても、それを二の量、三の量にするように工夫するのが上達の要諦である」ともあった。それを可能にしてくれるのがノートだったのだ。


得意なものにしばらくこだわってみると、それを中心として全体が見えるようになる。

2013年07月26日 | Weblog
得意なものにしばらくこだわってみると、それを中心として全体が見えるようになる。

「上達の法則」岡本浩一著より。

この章のタイトルは「上達の方法論ー―ー中級者から上級者になるステップ」と題されていた。筆者は、上級者とは、中級者が一度脱皮したものだという表現をしている。

誰も上達を目指すからには、上級者になりたいと思うものだろうが、その一つのステップとして、得意なものにこだわることもメリットがあるという。

はじめからバランスよく、あれもこれもと欲張らないというところがポイントのように思える。とりあえず一つをとことん時間をかけてやってみることで、その他もうまくいくようだ。

たとえば、パソコンソフトでも、あれこれと手を広げずに、まずワードをある程度習熟することで、エクセルやパワーポイントも習得しやすくなるということだった。これは納得できることだ。


どんな技能であろうと、プロのレベルを維持するのには、それなりの負荷がかかっている。

2013年07月25日 | Weblog
どんな技能であろうと、プロのレベルを維持するのには、それなりの負荷がかかっている。
「上達の法則」岡本浩一著より。

この一冊は実に読み応えのある本だと思える。実に多くの筆者の経験を通した上達者のことについて触れられている。それは茶道、将棋、英語、ピアノ、スポーツなど実に幅広い。

ここでは、ピアノについて触れられていた。そこには「一日練習を怠ると、自分にそれがわかる。二日怠ると、先生にわかる。三日怠ると、聴衆にわかる」とあった。

プロであるほど厳しく長い練習時間が費やされているということだった。それはスポーツの世界でも、将棋や囲碁や勝負など多くの世界では同じことが言えるのだろう。

だから、上級の域に達した人は、その道のプロや名人級の人には、敬意を持っているらしい。むしろ中レベルの人ほど、人のことを批判的な言葉で表現するようだ。


中身は同じでも、「誰から買いたいか」ということが、一番のわかれ道・・・

2013年07月24日 | Weblog
中身は同じでも、「誰から買いたいか」ということが、一番のわかれ道・・・

「諦めない人が成功する」中谷彰宏著より。

ここでの小タイトルは“98万円の指輪が、ラジオで売れる”となっていた。ラジオでは商品は見えないのに、高額品でも売れてしまうのは驚きだ。ラジオ通販の時間は5分程度で、98万円の指輪が152個も売れたという。返品率はたった0.5%だったそうだ。

ラジオでパーソナリティーが「これはいい!」といえば、聴いている人は、それを信じて買うことを決めてしまうのだ。それは、この人がいうなら間違いないと信じられているからだろう。

6万9,800のエアコンが5分間のおすすめで、451台売れたという。売上高は3200万円だったそうだ。また6000円のお茶は、3295個で、売上高は約2000万円だったという。

ニッポン放送のラジオショッピングの年間売上高は50億円(もう10年以上前のデータ)だというから驚いてしまう。商品もいいのだろうが、それを紹介する(おすすめする)人の信頼感が高いことがうかがえる。

何を売るかよりも、「誰が」「いかに」それを売るかが大事だったのだ。ものを売ろうとする時は、お客様から選ばれる(=信用される)ことが、スタートラインに立つことだと思えた次第。そこからが本当の勝負なのだろう・・・な。


雑貨=安いモノではない。10万円の雑貨があっていい。

2013年07月23日 | Weblog
雑貨=安いモノではない。10万円の雑貨があっていい。

「諦めない人が成功する」中谷彰宏著より。

一般に、雑貨というと安いモノというイメージがあるが、そんなものばかりではなかった。雑貨の「雑」はバリエーションだ、というのも面白い。それはライフスタイルのバリエーションだった。

単なる実用品には、付加価値はない。しかし、ドキドキがあれば、それは付加価値ともいえるようだ。

Tシャツ一つをとっても、数百円のものもあれば、数万円のものまである。ブランドもののデザインは、やはりそれなりの価値があるのだろう。

身につけても満足感がまるで違ってくるものだろう。傘も100円ショップでもあるが、五千円、一万円のものは進んで持ちたくなるものだ。

それを身につけると気持ちがいいものを持ちたいものだ。オンリーワンのモノなら、なお満足感があるのだろうな。


ライフを売るのではなく、ライフスタイルを売る。

2013年07月22日 | Weblog
ライフを売るのではなく、ライフスタイルを売る。
「諦めない人が成功する」中谷彰宏著より。

ここでいうライフを売るとは、生活必需品を売ることを意味していた。これからは、むしろライフスタイルを売っていく時代だということだった。

お客様自身も何が欲しいかわからない状態でお店に入っていくことが多い。しかし、そこに行くと何か新しいものがあると思うと楽しくなるものだ。

それはある意味ドキドキする体験でもあった。つまり新商品でなくてもいいことになる。お客様にとって、初めて見る商品ならよかったのだ。

今まで炎天下で、男である私は日傘をささなかったが、今年初めて購入してさし始めると快適だと気づいて嬉しくなったものだ。

これもちょっとしたライフスタイルの変化かもしれないと思った次第。暑い日でも出掛けるのが少し楽になると思えば楽しいものだ。


人間というのは、結構、無駄な思考と無駄な動作を持って生きている。

2013年07月21日 | Weblog
人間というのは、結構、無駄な思考と無駄な動作を持って生きている。

「達人に訊け!」ビートたけし著より。

これは桜井(章一)氏の経験から言える言葉だった。そう言われてみれば、自分も実に無駄な時間を過ごしていることにも気づかされる。

誰も本当にそうなのだろうかと思ってしまうが。自分だけなんだか充実していない、だらだらとした時間ばかりが過ぎていくような気もしている。

桜井氏は無駄な思考をするほど、迷って、間違った方向に行きやすいと指摘している。これは麻雀を通してのことだった。要らない思考や、要らない行動を消せば、無駄なものがなくなると考えていた。

弱気とか迷いというのは、勝負の上では負けることと同じだった。麻雀も考えないで打っていれば、迷いや弱気が消えて強くなっていくという。しかし、この境地にいくまでの修業が大変なことなのだろうな。一般の仕事にも通じそうだが。


負けることは気にすることじゃなくて、その後の修正力こそ大切・・・

2013年07月20日 | Weblog
負けることは気にすることじゃなくて、その後の修正力こそ大切・・・
「達人に訊け!」ビートたけし著より。

桜井(章一)氏は、自身は卓上の勝負師だが、インタビューしているたけしさんこそすごい勝負師だと語っていた。

確かに、「たけし」というだけで、世間ではそれがビートたけし(北野武)であることをすぐに連想できるほどだ。常に勝っているイメージがある。

ところが、本人は、映画は連敗だという。最初はKO負けしてしまって、なんとかリターンマッチで勝っている感じらしい。

桜井氏は、それは「修正力」があるからだという。弟子にもそれが大切だと語っているようだ。弱点やミスしたときによく反省することも含まれるのだった。

また基本に戻るという感覚も修正力のひとつと考えていた。それが意外にできそうでできないことでもあるのだろう・・・な。


九年間無給で働いていた・・・

2013年07月19日 | Weblog
九年間無給で働いていた・・・

「達人に訊け!」ビートたけし著より。

この1冊は、筆者とさまざまなジャンルで活躍する達人とのインタビュー記事で構成されていた。まず興味深かったのは、雀鬼会会長の桜井章一氏だった。

上記は氏の言葉で、ある会社へスカウトされて入った時のことだったらしい。仕事をしながら無給とは驚くべきことだと思った次第。それは誰とも対等でいたかったからだそうだ。そのかわり出退社を自由にしてもらったという。

こんな会社があるだけでも不思議な気もするが。普通なら無給では暮らせるはずがない。氏は特技が麻雀で、そちらの方の稼ぎがすごかったから、そんな芸当ができたのだ。

きっと普通のサラリーマンの数十倍も稼いでいたのだろう。なにしろその時でも二十年間無敗の記録を続けている時だったそうだから。

ある時は勝って数千万円のお金を紙袋にいれて電車で帰ったこともあるそうだ。世の中には桁違いの人もいるものだと思わせられる。


自分の思いを仕事に絡めると、仕事自体がエネルギー源になる。

2013年07月18日 | Weblog
自分の思いを仕事に絡めると、仕事自体がエネルギー源になる。

「あのプロジェクト成功の法則」齋藤孝著より。

ここでの小タイトルは“自分のテーマを仕事にこめる”となっていた。ここでの質問は、「ルーク・スカイウォーカーのモデルは誰でしょうか?」だった。実はこのモデルはルーカス自身だったという。名前も似ている。

映画成功の秘訣は、「自分のもっているすべて、生い立ちから含めて素材を全部使い切る」ことだと筆者は語る。つまりそうすることで、作品へのこだわりや思いこみがでるということなのだろう。

ルーカスは父と子の葛藤という普遍的なテーマを作品に持ち込んでいたのだ。自分の個人的な思い入れをうまいかたちで作品に潜り込ませるということらしい。それによって自己表現ができるというのは、やりがいも大きいのだろう。

自分の仕事にも、もし自分の得意な分野や興味深いことに関連づけてすすめられたら、楽しいに違いない。また、仕事をやる気も違ってくるものだろう。


商品開発では、ターゲットになる年齢の人たちのことをよく考える。

2013年07月17日 | Weblog
商品開発では、ターゲットになる年齢の人たちのことをよく考える。
「あのプロジェクト成功の法則」齋藤孝著より。

(前日のつづき)
実際のマーケティングではこんなことは当たり前なことなのだろう。ここでは映画の対象について述べられていた。ルーカスとスピルバーグでは対象としている年齢差には二歳あると言われているそうだ。

スピルバーグの場合は12歳で、ルーカスは14歳に設定しているらしい。わずか二歳だがこれは人生の中で最も大きな二年間だという。小学校六年か中学校二年で確かに体の大きさもかなり違うし、遊びや考えも違ってきそうだ。

子供と少年では異なるということらしい。スピルバーグの場合『ET』、『未知との遭遇』でも出てくる主人公の少年は小学生だった。おもしろいことに対象年齢の差は、キャラクターグッズの売り上げにも大きく影響していたのだ。

スピルバーグの関連グッズは価格も抑えられ、大きな売上げは望めないが、ルーカスの方は対象年齢が上なので、より高いキャラクターグッズが売れるそうだ。このように商品開発では対象年齢を知っておくことは大切なことだった。