ちょっとマンネリですが・・・

ダラダラ過ごしている毎日のことあれこれ・・・・

本来、情報と知識は区別すべきもの。

2009年10月10日 | Weblog
「凡人が一流になるルール」斎藤孝著より。

(前日のつづき)
成功してからのカーネギーは、巨万の富を溜めこむことはせず、慈善活動に精を出していた。その一つとして図書館の建設には積極的だった。ニューヨークには68の公共図書館の分館をつくっていた。

彼は「自分の人生は書物を読むことで開けた」と感じていたから、読書のチャンスを若い人たちに与えるために図書館を建てたのだった。アメリカに移住したときは家計を助けるために働き、学校に通えず、本も買えなかった。しかしある時から図書館に通うことができ、その読書から未来が開けたのだろう。

普段私は情報と知識をとくに区別して考えたことはなかった。齋藤氏によると、情報は数日、数週間で鮮度が落ちて価値がなくなってしまうという。確かに新聞記事やテレビのニュースなどはつぎつぎに新しい情報が入ってくると前の情報は無用になってしまう。単に人よりちょっとだけ早く知っている情報なんて大した価値はないのだろうな。

ところが、知識は時が経っても簡単には古びたりはしないものだった。一度身に付けた知識はその後も再利用できる。情報も知識もどちらも大事なものだが、人間力をより高めてくれるのは知識の方だったのだ。

ここでのカーネギー・ルールは「読書から得た知識を重視する」というものだった。振り返ってみれば、最近はインタネットで情報をチェックする時間のほうが長くて、じっくりと本を読む時間は少なかったかも。