ちょっとマンネリですが・・・

ダラダラ過ごしている毎日のことあれこれ・・・・

“お金の洋服屋”

2007年12月31日 | Weblog
いったいこれは何のことだろうと思ってしまう。そこで、さっそくそのウェブサイトを覗いてみた。すると、な~るほど、と思った次第。つまりお金を渡すときには裸のままではちょっと具合が悪い時に入れるポチ袋のようなものだ。

一般的には婚礼や香典、お礼、お祝い、お見舞いなどを入れる時に使うが、新年のお年玉を入れる時にもポチ袋は使っている。そのポチ袋のデザインを無料でダウンロードできるサイトでもあったのだ。のりとハサミがあれば簡単にできてしまう。結構いろいろと種類があって見るだけでも楽しい。

と、ここまで書いてきたら、昔流行った『おしりだって洗ってほしい。』(TOTOのウォシュレットのCM、コピーライター仲畑貴志氏による名コピー)を思い出してしまった。もう25年以上前のものだが、まだ覚えている。と言うことはそれだけインパクトが強くていいコピーだったともいえそうだ。

つまり、ここで言うなら“お金だって洋服を着せてほしい!”となるのだろうか。その他に関連したものもあった。例えば下記のものなど。

●本の洋服屋(ブックカバー)●料理の洋服屋(箸袋とランチョンマット)●お金の洋服屋(ポチ袋)●プレゼントの洋服屋(ピローケース)●キャラの洋服屋(アイロンプリントキャラ)●画面の洋服屋(壁紙)●ケータイの洋服屋(待ち受け画面)。

参考までにアドレスを記しておこう。もしかしたら新年からさっそく役立つかも。また、このサイトから「本の洋服屋」にリンクしている。すると上記のいろいろなものが無料でダウンロードできてしまう。http://chobitt.com/okane/


「笑っちゃった、しかも泣かせるんだ。・・・」

2007年12月30日 | Weblog
「イタリアでうっかりプロ野球選手になっちゃいました」八木虎造著より。

この後には「野球って最高のドラマだね」と続いている。この本の帯に萩本欣一さんが書いていたコピーだった。この腰巻の一文を書くには実にふさわしい人選だと思った次第。野球の専門家でもなく作家でもないアマチュア野球監督もしている知名人の欣ちゃんであることがすがすがしい。

以前も八木さんのことについてはこの日記で取り上げたことがあった。(6/5)そしたら今月初めに、なんと本まで出版していたのだ。この本の出版を知ったのは「ゴールデンミニッツ」というフリーペーパーだった。そこには“人生どこでどう転ぶか本当にわからないもので”というタイトルがついていた。

先日、新宿のジュンク堂書店(日本一売り場面積が広い)に行ったら、自然と野球関連のコーナーに足を運んでいたのだ。そこの棚には軽く1000冊を超える野球に関する本や雑誌が並んでいた。そして、八木さんの著書は平積みになっていた。

左隣りには「野村ノート」(野村克也著)があり、右隣りには野球翻訳本があってその隣には「星野流」(星野仙一著)があった。つまり、なんと八木さんの著書は野村氏と星野氏と肩を並べているではないか!これはちょっとした驚きでもあった。

内容からは汗と埃で泥まみれになっている様子と家庭的な雰囲気が伝わってくる日記のような感じでもあった。エピローグの最後のセンテンスには「僕と一緒に世界を回ろう」とある。それはいいメッセージもあると思えた。日本の野球経験者なら野球開発途上国に行けば、日本野球道の指導者になれそうだ。

世界にもっと野球を広めれば、北京五輪後にもいずれ野球が正式種目として復活できるかもしれない。野球が世界でもっと活発になって盛り上がれば、サッカーのようにワールドカップも夢ではなさそうだ。もし将来それが実現すれば、八木さんは“世界野球評論家”の第一人者の資格はありそうだ・・・な。


年輩者が若い人に対して絶対的に優位に立てるのは、・・・

2007年12月29日 | Weblog
「R25」2007.12.20号より。

ここで、「ねんぱい」と打ち込んで変換したらいきなり「年配」と出てきた。お年寄りをイメージしてしまう。実際は「年輩」だったのだ。しかし、意味を調べてみるとどちらも大した差はないようだ。つまらない前置きになってしまった。

若い人でも「昔はよかった・・・」などという言葉を耳にすることがある。その人にとっての昔っていったい何年前のことだろうといつも思ってしまう。60代、70代以上の人が昔を振り返るというのならわかる。それにしても、昔はよかったということにはいろいろな意味合いが含まれていそうだ。

精神科医の香山リカ先生によると、「年齢を重ねると今の時代についていけなくなるのではないか、という不安になる・・・」そうだ。それは理解できることでもあるな。そう考えれば、若かったころはそんな不安もなくよかったと思えたりするものだな。

また、べつなところでは「オレはお前が知らないいい時代や大変な時代も知っているんだ」と優越感も感じる一面もあるようだ。それも納得できる。

振り返ってみれば、今では引退後の現監督としてしか知らないホークスの王監督や長嶋氏がONと呼ばれていたころの現役時代を知っているのは、やや年輩者の特権にさえ思えてくるな。また大打者だった野村監督や熱血投手だった星野日本代表監督の現役時代も思い出すことができる。三冠王を三度獲得した落合監督の現役時代も懐かしい。

今の若者にとってはメジャーで活躍するイチロー選手や松井選手をリアルタイムで観たことが自慢できることだろうか。時には昔を懐かしがることは、人生のスパイスとしてもいいようだ。まあ、あわただしいこの時代、昔を懐かしむほどの余裕があればいい方かもしれませんがね・・・

格闘技をやっている人と握手すると・・・

2007年12月28日 | Weblog
「人脈より人望のある人が成功する」中谷彰宏著より。

たまたま昨日の日記で、アントニオ猪木さんが以前参議院選挙に出馬した時に私も街頭で握手したということを書いていたので、ちょっと気なったフレーズに出くわした。その時の握手では猪木さんの手には力がこもっていなかった、と思っていたがもしかしたらそれは私の勘違いかもしれないと思った次第。

というのも、この本を読んでいたら次のような箇所があったからだ。「格闘技をやっている人と握手をすると、手がやわらかいことに気づきます」とあったのだ。はじめは格闘家なら手がゴツゴツとしていて力強いに違いないという先入観があるもの。

にもかかわらす、意外にソフトな握りだったからだ。中谷氏も空手家の大山倍達さんと握手した時にやわらかだったと振り返っている。相手の手を握ることが握手ではないと中谷氏はいう。大事なのは握手の時に手から出るエネルギーを相手に伝えることらしい。

やはり気のない握手は印象には残らないし、うれしくもないもの。で、いったい私たちはどんな時に握手をするのだろうか。一般的には、数年ぶりにかつて親しかった仲間に再会した時ではないだろうか。「やあ!」「やあ!」などと言いながら自然と手を差し延べる。

しかし、選挙運動での候補者は握手と言うスキンシップを通して一票の獲得を祈っているのだろう。やはり気のない握手では気持ちは伝わらないだろう。手には力が入っていなくても包み込む力があるかどうかだな。ちょっとした握手もおろそかにできない・・・か。

元気があれば運もついてくるはず。

2007年12月27日 | Weblog
「R25」2007.12.20号より。

インタビュー記事のなかでアントニオ猪木が言っていた言葉。彼がいうと何となくそうだろうな~って思えてくる。以前はよく、元気があれば、何でもできる、なんていってたが。

怒った時と笑った時の顔の表情がこれほど極端に異なる人は少なそうだ。かつてプロレスのリングで相手の選手を睨みつけているときはまるで仁王のようにさえ思えた。そして、「なんだコノヤロー、バカヤロー!」と叫んでいたものだった。しかし、テレビのバラエティ番組に出ているときには優しい声で笑顔が絶えない。しかもヘラヘラと笑い続ける。まるで別人だ。

もう、10年以上前だろうか、また別な表情の猪木に接したことがある。それは2度目の選挙戦(参議院選だったろうか)に出馬した時だった。たまたま新宿の東口で回っているとき車から降りて握手をしていたので、私も握手したがその時には陽に焼けてはいたがなんだか疲れきっていたようだった。うつむき加減で握手した手には力がこもっていなかったのだ。私はこれが猪木かよ、と心のなかで思ったものだ。その選挙では落選していた。

現在は総合格闘技戦は当たり前になっているが、そのパイオニアはアントニオ猪木でもあったのだ。選手としては引退したものの、64歳となったいまでもいろいろなものにチャレンジを繰り返している。今はプロデュユーサーとして新団体を設立して旋風を巻き起こそうとしている。

彼自身はめちゃくちゃ運がいいと思っていると語る。それは力道山がわざわざ地球の裏側まで迎えに来てくれたからだという。もし、力道山との出会いがなければ、猪木の名前も存在も知られなかったに違いない。力道山が戦後の日本に元気を与えたように、プロレスがみんなに元気を与えたいという夢を持っているようだ。

猪木の言葉では“細胞にビンタを入れる”と表現している。興行を持続するのは難しいが、ちょっと気を抜けばしぼんでしまう風船に、新しいアイデアと闘いという空気を次々と送り込むことを繰り返すしかないようだ。時には“俺は運がいいんだ!”と思いこむことも有益かも・・・

正月はテレビの中からやってくる。

2007年12月26日 | Weblog
「日本人の一年と一生」石井研士著より。

今朝街やデパートではすっかりクリスマスのデコレーションは取り去られていた。そのかわりに正月向けのお飾りなどが店先には並び始めていた。なんという変わり身の早いことだろう!

すでにかなり前からNHKの紅白歌合戦や民放の格闘技などのテレビ番組は大晦日の(テレビ内の)行事の一つともなっている。個人的には格闘技のほうを毎年見てしまうが。もちろん、そんなテレビ番組には背を向けている人も多いだろう。

大晦日だって仕事をしている人は大勢いる。先ほどのテレビ番組に登場しているメンバーやそれを裏方で支えている多くの人たちでもあるだろう。テレビに限らず、交通機関、流通業の人々も働いている。

そして、「ゆく年、くる年」というテレビ番組があって、年内はお寺の除夜の鐘などを響かせる。また年が変わると画面には多くの人で賑わう神社の風景を映し出す。いかにも正月の雰囲気を感じさせる。

また早朝になると、晴れ着姿の司会者やお笑いタレントたちが正月特集のバラエティ番組を繰り広げる。その半分は暮れのうちに撮りためた録画であろうが。そして、2日、3日には温かい部屋のなかで、寒い外で行われている『箱根駅伝』を酒を飲みながら眺めて過ごしたり。(これは自分ですが)

つまり、初詣以外はテレ寝でだらだらと過ごす日々が、自分の毎年の正月かも・・・


ダイエットに効く音楽・・・

2007年12月25日 | Weblog
ウェブサイトの「百式」2007.12.23付けより。

実に気になるタイトルがついていた。原題では“Skinny Songs”という言葉が使われている。つまり痩せる歌ということになる。これを聞くときっとダイエットに効きますよ、ということでそんな歌を販売している会社を紹介していた。

ダイエットすることは素晴らしいということを、いろいろな表現でうたい上げている。サンプルの曲が10曲ほどあって、どれも軽いテンポでのりがいい感じになっていた。

一部の歌のタイトルだけ見ても、面白い。Skinny Jeans.(ほっそりしたジーンズ)Thin!(やせなさい).Incredible Shrinking Woman.(信じられないほど痩せた女)・・・などとなっている。

歌っているうちに、口ずさんでいるうちに、そうかダイエットしなくちゃ、ってい気持ちになるようだ。やはりダイエットするには習慣化することが必要そうだが、こんな歌が役に立つ人もいるんだろう・・・な。

ご参考までに歌の聴けるサイトのアドレスを書いておこう。

http://www.skinnysongs.com/listen.html


クリスマスと正月の賞味期限。

2007年12月24日 | Weblog
ふと、思いついたこと。

極めて感覚的なものだが、どちらがより長く楽しめるかと考えた場合やはりクリスマスではないか、と思った次第。実際街にイルミネーションが点灯されるのが11月の第1週目あたりからが多いようだ。そして11月のうちから商店街やデパートでは一斉にクリスマスツリーやデコレーションがあふれ、クリスマスセールも始まる。

それは12月25日までの約1か月半にもおよぶ。12月も半ばを過ぎると、子供たちは今年のサンタには何をねだろうかと、そわそわし始める。それを聞いた親はびくびくし始めるかもしれない。一部の大人たちは場合によってはホテルでディナーショーや食事を楽しんだりもする。

またプレゼントには今年一年がんばった自分にご褒美という口実で自分に買い物をすることも考えられる。そして、家族でクリスマスイブか当日にはケーキやいつもと違った食事を楽しんだりするのだろう。

また26日からは、街はがらっと正月へ向けての雰囲気に包まれる。スーパーやデパート、さらには駅周辺では正月用のしめ縄やお飾りが売り出される。またお節料理の材料を買い求める人でも店はあふれる。最近ではどこどこのホテルや料亭のおせちも飛ぶように売れている。配達してもらうだけで済んでしまうお手軽おせちでもある。

年が変わって元旦からの数日間はお雑煮やおせち料理を食べて過ごすことが多い。初詣も正月らしさを味わえるひと時だろう。しかし、それも7日までで、正月気分は10日も続かない。しかし、クリスマス時のケーキと比べれば、正月の餅の賞味期限は長く楽しめることは確かだが・・・

「贈りもの」を「贈りごと」に変えてみては・・・

2007年12月23日 | Weblog
「メトロミニッツ」2007.12.20号より。

要するに手にするモノではなくて、素敵な時間を過ごすということを提案している。その時間は心を揺さぶられるほどの時間であるほど価値があるといえる。もちろんそんな時はタダでは手に入らない。

いろいろなチャンスや経験をプレゼントするとでも言ったらいいだろうか。楽しい時間を共有することでコミュニケーションが生まれる、それこそがギフトだというわけだ。それをビジネスとしているところがあった。

「贈りごと」というウェブサイトには例えば次のようなものが提案されていた。

「浅草・老舗料亭で味わう会席料理と江戸文化」の商品内容は「茶寮一松会席料理(2名様・個室)、食事の途中で、“振袖さん”の優美な舞を鑑賞できる。人力車での浅草観光・浅草土産」。所要時間は3時間。

「恵比寿・プライベートダンスレッスン」では「クラブモニカ」貸し切りスタジオでのダンスレッスン(90分)(2名様 ソシアル・サルサ・フラからお選びいただく)レッスン後の会員専用ラウンジ使用料及びお飲み物代、記念写真。

もうひとつおまけに、「トップツアープロコーチ谷将貴のプライベートゴルフレッスン」には次のようなコピーがあった。「あなたが持っているゴルフの悩みを解消し、正しいスイングでスコアアップが期待できるほかにはないプライベートレッスンです。」内容は「練習場レッスン(ドライビングレンジ・アプローチ・パター)&9Hコースレッスン」となっていた。

これらはごく一部。気になるプレゼントの価格は言わぬが花かも。もちろん、モノではなくコトを贈ろうと思えば、そのアイデアは無限にあるだろう。いい思い出はかなりのプレゼントになりそう。しかし、そのお返しも当然必要でしょうね・・・


進化家電で暮らしを変えてみる。

2007年12月22日 | Weblog
「メトロポリターナ」2007.12.16号より。

言うまでもなく、パソコンやケータイはどんどん進化して高機能になっていることは実感できる。あっても実際はほとんど使っていない機能ばかり増えて使いこなせていないというのが実情だろう。ブログにしてもあってもほとんど使っていない機能が増えたり減ったりしている。まあ、これはタダで使わせてもらっているわけだから文句も言えないが。

進化しているのはケータイやパソコンばかりではなかった。もっと生活に密着している家電製品も知らないうちに驚くほど進化をとげていたのだ。家電製品の購入は故障したときや転居、結婚などのときと相場が決まっていた。しかし、最近では独身OLの皆さんは高機能の家電製品を求め始めているという。

そうそう、ここでの特集は「ひと味違う!私へのごほうびはコレ」だった。その選択肢の一つとして、「超・進化家電はいかかだろう」というもの。炊飯ジャーなら、今まではご飯が炊ければそれでよかった。しかし、これからはよりおいしく炊けなければだめなのだ。やはり、高価なお釜を使ったものはそれなりの値段はするか。

掃除機も同様で、ただホコリを吸いとれればいいのではない。今は空気清浄機付きの掃除機までできていた。ここに紹介されていたのは、サイクロン掃除機といって、“吸引した空気を多重構造の空気清浄システムを採用。また、空気清浄モードを搭載し、お掃除後にはお部屋の空気もクリーンに、”などというコピーがあった。

今までは何をどれだけ安く買えたかでお得気分を味わっていたが、今後は家電のトレンドは安さを競うのではなく、質の向上に向かっているようだ。暮らしを豊かにするには、超・進化家電もその一つの選択肢というわけだろうか。う~む、まだまだ知らないことばかり・・・


「今年は本当にがんばった!」と言い切れる自信があったら、・・・

2007年12月21日 | Weblog
「メトロポリターナ」2007.12.16号より。

この後には「ぜひ、このお鮨屋さんの暖簾をくぐっていただきたい。」と続いていた。ここでは、「鮨すきやばし次郎」六本木店を紹介していた。この店は先日、ミシュランで三つ星を獲得した「すきやばし次郎」の小野次郎氏が六本木ヒルズのオープンと同時に、次男にのれん分けした店だった。銀座本店と変わらぬクオリティを追求しているという。

べつに店の宣伝を受け売りするつもりではない。今年本当にがんばった!という人にもし自分へのごほうびをあげるとしたら、こんなものはどうだろうかという提案があったのだ。その一例としてこの高級鮨屋があった。実際、子供のころの「ごほうび食事」はステーキや焼き肉ではなくお鮨であった。今でもけっこうお鮨は来客時やお疲れ様と思われる日には食べているもの。

まあ、最近は昼間のあわただしいときには回転鮨屋のカウンターで好きなものだけさっさと食べることはあるが、回らない鮨屋に行く時はエコノミーなランチメニューがほとんどだ。だからそこ、本当にがんばったと言い切れる自信があれば、高級店もどうかということだろう。

店主のおすすめメニューにはコース料理があった。気になる料金は昼(約15貫)1万5千円、夜(約20貫)2万円が用意されている。でも、いつもだらだらと、頑張っていない自分にはその資格はないか。でもあんまりがんばり過ぎても疲れそうな気もするし・・・。まあなんとか、そこそこ頑張れたという人なら多いかもしれないが。

なくてはならない魔法の宝物。

2007年12月20日 | Weblog
「相鉄瓦版」2007.12月号より。

前日は鉄道を趣味としている高齢の方の話だったが、今日は趣味と仕事を兼ねている人の話になる。と言うのも、この人(櫻井寛さん)の肩書はフォトジャーナリストとなっていたからだ。実に趣味に近そうな仕事でもありそうだ。

櫻井さんは五十代の方だが、仕事がら世界70カ国以上の鉄道を旅してきている。そして、旅先で折々に手に入れた鉄道グッズは二千点以上にも及ぶという。実にすごいコレクション!

鉄道グッズの豊富な国は鉄道が愛されていると感じているようだ。なるほどとうなづける。それはその国に鉄道を趣味として楽しむ文化が根付いているというバロメーターにもなっている。

ヨーロッパではイギリス、ドイツなどが鉄道文化度が高いと評している。そして特に鉄道が発達している国はスイスだったのだ。九州とほぼ同じ面積の中に、九州の倍近い鉄道網が張り巡らされている。ということからもスイスはほかの国に比べて鉄道グッズの質、量とも格別の感があるようだ。

櫻井さんは今年の7月、スイスで気になる鉄道時計を見かけたもののほかに欲しいものがあったため、それを購入しなかったら帰国後やはり忘れられなかったようだ。しかし、9月に再度スイスを訪れる機会があり、ラッキーにも最後の一個を手に入れることができたという。

仕事がら半分は国内外を旅をして、半分は事務所で原稿書きのようだ。櫻井さんにとって、旅に出たくても出られない時期には“鉄道グッズはなくてはならない魔法の宝物”と振り返っている。そのグッズには旅が詰まっているように感じているからだろう。自分にはそんな宝物と思えるようなグッズがあっただろうか・・・?


クジにでも当たったような気分・・・

2007年12月19日 | Weblog
「相鉄瓦版」2007.12月号より。

ややローカルな話題になってしまうが、神奈川県には相模鉄道という私鉄が走っている。本線は横浜と海老名を35分程度で結んでいる。通常は相鉄と言っているその鉄道が、今月で創業90周年になっていた。ということで、今月号の特集は「鉄道をめぐる物語」だった。

前置きはそれくらいにして、上記のフレーズを述べていたのは八十歳にして今なお現役の鉄道ファンだという山田虎雄さんだった。ご自宅には趣味の資料や写真、グッズなどを所蔵するための別宅まで構えているというから、実に本格的な趣味といえる。

根っからの鉄道ファンらしく、国内の全路線(当時の国鉄、私鉄)の制覇を成し遂げていた。さらに、定年後には海外24カ国の鉄道にも乗っていた。こんな明確で楽しい趣味を継続できるのも、健康であればこそだろう。国内の全線を制覇したからといっても、鉄道や駅舎、車両は常に変わっている。どこそこの駅舎が新しくなったと聞けば、やはりわくわくしてしまうようだ。

全国の鉄道を回ってうれしいのは、予想外のことに出会ったときだという。その一例として、兵庫県にあった化学会社が母体の別府鉄道(S.59年廃止)をあげている。どういう鉄道なのか興味を持って行ってみると、そこには偶然、相鉄の古い車両が走っていたという。それを目にした時山田さんは「クジにでも当たったような気分で」写真を撮ったと振り返っている。(その写真も掲載されていた。)

その他、電車を見たり乗車したりするだけでなく、周遊券の収集も関連した趣味としている。記念周遊券などは年を経るにつれて、実に価値があるものになるだろう。そういえば、私も20代のころ、ひとり旅をしたころ、帰ってきたあとでアルバムに写真と一緒に周遊券や切符を貼った覚えがあった・・・な。