「年収300万円時代を生き抜く経済学」森永卓郎著より。
かなり刺激的なセンテンスがあった。それは「金持ちが再生産される仕掛けは、すでに確実に作られている」とあったからだ。その役割を果たすのが教育だった。
今では普通の公立中学、公立高校から東大をはじめとする一流銘柄の大学に入ることは非常に困難になっているという。ということで金持ちの層は費用がかかっても子供を私立に入れたがる。
実際幼稚園、小学校の段階からエリート層と非エリート層に分かれていた。有名大学への進学実績のある中学、高校へは幼いころからの塾通いが当然らしい。
つまり膨大な費用がかかるということは、親の経済力が必要になってくる。年収の差が、子供の学力の差にもなって現れるというのは、なんとも悲しい現実でもあるな。